名建築で巡る京都6つのエリア。 焼き菓子と町家のコーヒー屋さんで京を感じる 府庁前エリア。美術館のあとのランチスポット、奥嵯峨〜嵐山エリア
京都は寺社などの世界遺産が多い場所。
そして有名建築家による建物を身近に感じる機会もある。
今度の京都は、名建築を巡りながら、街を満喫してはいかがでしょう。(PR/京都府)
奥嵯峨〜嵐山(Okusaga - Arashiyama)エリア
空高く伸びる竹林や、川の流れと渡月橋の眺め。隅々まで手入れの行き届いた名刹(めいさつ)が、豊かな自然の中に点在する様子。嵯峨野・嵐山で目にする景色はどこをとっても趣を備え、観光客でいつもにぎわうのも納得の美しさがある。天龍寺では嵐山を、大河内山荘では比叡山をといった具合に、外に見える山などの風景を庭の一部として捉える借景もまた、日本の美意識を強く感じさせるものだ。
〈福田美術館〉は2019年に開館したまだ新しい美術館ではあるものの、大きな水盤越しに渡月橋と大堰川(おおいがわ)が借景となり、嵐山という地にすっと溶け込んでいる。低層の建物に瓦葺(かわらぶき)の屋根、縁側に見立てられた廊下や蔵をモチーフにした展示室と、町家をモチーフに設計された建物はモダンでありながら落ち着きを備え、作品への集中も高めてくれるよう。
ランチを味わうのもまた、空間の力を感じるスポットを選んでみよう。
〈福田美術館〉
建築について
設計は、村野藤吾賞などの受賞経験を持つ建築家・安田幸一。庭を望むガラスの外壁には網代模様があしらわれ、2つの展示室は蔵をモチーフとして梁を設けるなど、町家を思わせる仕掛けがあちこちに潜む。借景の渡月橋や嵐山へと繋がる。
伊藤若冲や竹内栖鳳らの日本画コレクションを中心に展示。
■京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
■075-863-0606
■10:00~ 17:00(入館~16:30)
■火休(祝の場合は翌休)、展示替え期間、年末年始休
■1,300円
喧騒から離れた昼下がり。ランチの名所。
〈嵐山邸宅MAMA / 儘(まま)〉
緑豊かな市中の山居で、窯焼きピッツァと地野菜を。
高い天井と窓の外の緑が、にぎわう嵐山から非日常へと運んでくれる。
■京都府京都市西京区嵐山西一川町1-5
■075-366-3885
■11:00~15:00(14:30LO)、18:00(金土日祝17:00)~21:00(20 :00LO)
■火休、ほか不定休あり
■72席
〈TEA ROOM KIKI(ティールーム キキ) 紅茶& スコーン専門店 京都・嵐山本店〉
郵便局をリノベーションした紅茶とスコーンの専門店。
フードには20種ほどの紅茶が次々と注がれるティーフリーがセットに。
■京都市右京区嵯峨天龍寺車道町1
■075-432-7385
■10:30~18:00(16:30LO)
■不定休
■ 48席