おしゃれで丸洗いもできて、エコなシューズ「Öffen」って知ってる? リサイクルプログラムを体験してみた

おしゃれで丸洗いもできて、エコなシューズ「Öffen」って知ってる? リサイクルプログラムを体験してみた
Good design, So ethical Vol.16
おしゃれで丸洗いもできて、エコなシューズ「Öffen」って知ってる? リサイクルプログラムを体験してみた
SUSTAINABLE 2025.04.01
地球にも人にもやさしいものを選びたい。今を生きるわたしたちにとって、エシカルかどうかという視点はもの選びでは欠かせないよね。でも、やっぱりデザイン性も大事にしたい。学生時代からサスティナブルを追求し続けているhaluさんの愛用品はまさにGood design, So ethical。真似したくなる、素敵なアイテム、少し覗き見させてください~。 今回は、廃棄されてしまう靴を回収し、新しい靴として生まれ変わらせるサステナブルなプログラムを紹介。
halu
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サスティナブルライフプロデューサー

学生時代から、エシカルな暮らしやオーガニックの食品に関心を持ち、地元葉山でのウェルネスな体験型ツアーの企画や、企業のリブランディングプロジェクトに携わる。また、食にまつわる資格を複数保有し、ヴィーガンスイーツのプロデュースなど、多方面で活躍する。ハナコラボパートナー。Instagram:@haluchn

お気に入りの靴を長く履きたい

そんな思いを持つ人にとって、靴との別れは簡単ではありません。履き慣れた一足には、その人の歩んだ時間や記憶が染み込んでいるから…。ですが、長く愛用するうちにどうしても避けられない経年劣化もあります。そんな時に出会ったのが、サステナブルなシューズブランド〈Öffen 〉(オッフェン)の回収プログラム「Pre-Loved」でした。

一言にサステナブルなシューズと言っても、例えば自然由来の素材やリサイクル素材が使われていたり、製造工程で環境負荷の少ない手法で製造をしていたりと、さまざま。

今回はその中でも、通常ゴミになるはずであった、使用済みペットボトルから作られるエコなシューズブランド、Öffenが取り組む「Pre-Loved」というプログラムについて実際に体験・レポートして行きます。

Öffenの「Pre-Loved」プログラム

Öffenは「普段履けるちょっとオシャレな靴。そして環境に優しいをテーマに。」という理念のもと2020年に誕生した日本ブランドです。動物性素材を使わず、使用済みペットボトルを繊維状にし、再生PET糸として生まれかわらせたものを靴のアッパー部分に使用しています。

高品質なポリエステル素材のため、汚れたとしても家庭で水洗いすることができ、長く使う上でも、気軽に丸洗いできるのはとてもうれしいポイントです。

そして、ブランドが掲げる循環型のサステナブルなアプローチのひとつとして、去年から始まったのが「Pre-Loved」という回収プログラムです。

このプログラムでは、サイズが合わなかったり履く頻度が減ったÖffenのシューズをブランド側に送るとクーポン(2,000円)が発行され、割引価格で新たなシューズを購入できるという仕組み。

この返送・回収されたシューズは専用の業者が洗浄・お直しすることで、また新しい靴として生まれ変わり、Pre-Loved Storeにて販売されます。本来なら廃棄されてしまう靴を回収し、靴を循環させることで環境負荷を減らし、サステナブルな消費を促す試みです。

私がÖffenを初めて知ったのは2020年の夏頃。コロナをきっかけに今まで以上に持続可能な製品作りをしている商品に自分自身も関心が高まっていた時、SNSを通して出会いました。

ここ数年で一気にサステナブルなエコ素材を使用したファッションブランドが増えましたが、当時はエコなものはあってもおしゃれなものは少なく、見つけた時はとても嬉しかったのを覚えています。

その後、着回ししやすいローファーを購入し、3年間愛用してきました。今回、ついにかかとの部分の破れや全体的な汚れが気になり、このプログラムを利用して春に使えそうな靴を購入することにしました。

気に入っていたけど出番が減ってしまったÖffenの靴を手放してみた

3年前に購入したローファーは履き心地がよく、どんな服装にも馴染にやすいデザインのため、ヘビーユースしていました。特に秋〜冬に履くことが多く、快適なフィット感に助けられていました。

丸洗い可能ということで何回か自宅で洗浄もしていましたが、長年の使用によりお気に入りだったものの履く頻度が減ってしまいました。

捨てるには惜しいが、そのまま履き続けるのも難しい…。そこで「Pre-Loved」の取り組みを使ってみることに。

回収プログラムの流れと手続き

①Öffenの公式サイトから「Pre-Loved」申し込みを行う。(または回収可能店舗で実際に引き渡し)

②手持ちのシューズを梱包し、指定の住所へ送付。

③Öffenから新しいシューズの割引クーポンが届く。

④クーポンを利用して、新たな一足を購入。

都内にいく予定があったので、代官山店で回収してもらいました。駅から徒歩3分と立地もよく、春節間近ということもあり、全体的に赤をイメージした装飾が印象的な店内でした。

ディスプレイのセンスも素晴らしく、見た目もカラフルなデザインのものも多いので、お店にいるだけでワクワク。新しい1足を見つけるのに前向きな気持ちになります。

今回、靴の回収をお願いした際に店頭のスタッフの方に伺うと、回収した際にもらえるクーポンは店頭使用オンライン使用か、どちらか専用を選ぶようになっていました。一度発行すると変更できないということだったので、注意が必要です。

事前にオンラインショップで気になる商品に目星をつけて行ったのですが、実際にはオンラインショップと店舗で在庫が多少異なり、特に少し型落ちしているデザインは店頭にないこともあるので、今回はオンライショップで使えるクーポンを発行してもらい、後日オンラインで購入することにしました。

Öffenの靴は型によってサイズの違いがあり、普段より1サイズあげた方がよかったり、そのままでよかったりするものもあるので、店舗が近くにある方は一度店舗で試着してから決めるのをおすすめします。

公式オンラインショップからアクセスできるPre-Loved Storeには、店頭や公式オンラインショップでは取り扱いのない過去のモデルなどが並んでいることもあり、「あの時買い逃した一足」に出会えることもあります。

回収された靴を修理・クリーニングして販売しているため、価格もお手頃。自分のサイズが見つかれば、まさに一期一会です。

公式HPより。回収時に発行されるクーポンはPre-Loved Storeの商品には使用できないため、その点は注意。

新たな一足と歩む、春の装い

手放した靴の代わりに、今回迎え入れたのは、「squea-UNCLECHIC/BEIGE」。回収プログラムに出した靴が着回ししやすいデザインだったため、新しい靴も着回しのしやすさで選びました。

シンプルながら洗練されており、今回も長く愛用できる予感がします。履き心地の良さはそのままに、年々デザインの洗練度・種類も増しているので、今後の展開も非常に楽しみです。

靴を大切に履き続けることは、単なるサステナブルアクションではなく、自分自身の歩みを見つめ直す機会にもなります。Öffenの「Pre-Loved」は、そんなことを気づかせてくれるプログラムでした。

もう履けない」ではなく、「次へつなげる」選択肢があること。愛用したものを無駄にしない仕組みがもっと広がれば、ファッションの未来もより持続可能なものになるはずです。

今、靴の買い替えを考えているなら、ぜひ「Pre-Loved」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?

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