即席ミントティーも作ってみた。 ベルリンから日本初上陸!次世代のサスティナブルな畑「Infarm」を体験。
ベルリン発の都市型農場野菜のプラットフォーム「Infarm」(インファーム)が、今年1月、都内3箇所のスーパーに日本初上陸しました。従来の野菜と比べてサスティナブル(持続可能)、かつ栄養豊富とのこと。体験してきました。
〈紀ノ国屋インターナショナル(青山店)〉のInfarmへ。
スーパー内で野菜を育てる「Infarm」。都内3店舗のうちの一つ、〈紀ノ国屋インターナショナル(青山店)〉を訪れました。
一見、スーパー内の冷蔵庫のようにも見えるこちらが「Infarm」。つまり、畑です。この扉の奥で、データに基づいた最適環境のもと野菜が育てられています。週に2回、アーバンファーマーが収穫。採れたての新鮮な野菜が、畑の前に陳列されています。
〈紀ノ国屋インターナショナル(青山店)〉で購入できるのは、イタリアンパセリ、イタリアンバジル、パクチー、ミント。お店によって品揃えが異なります。場所柄、客層はヘルシー志向の女性や料理人が多いそう。
Infarmは、どこがサスティナブル?
Infarm Japanの代表取締役社長・平石郁生さんにお話を伺いました。
「Infarmは野菜廃棄ロスや、産地から消費地への輸送にともなうエネルギー消費とCO2を削減したいという想いから生まれました。通常の畑に比べ、野菜の輸送距離は約90%、水の使用量は約95%削減できます。
農業の現場で長年蓄積されたデータをもとに、野菜ごとに最適な栽培環境で育てており、化学農薬は不使用。人の身体にやさしく、輸送におけるダメージを受けていない新鮮な野菜を食べていただけます」
香り豊かなInfarmの野菜で「簡単ミントティー」を作ってみた。
さっそく同店人気No.1のミントを買って帰った筆者。スーパーでも強烈に感じていたことですが、明らかに普通の野菜に比べて香り豊か。帰路の電車の中でも「これは他の乗客も気づくレベルでは?」と思うほど、いい香りを放っていました。
野菜は根っこがついたままなので、水を2cmほど入れたコップに浸して保存すれば、しばらくは新鮮な風味を楽しめます。
「Infarmのミントならではの、濃厚な香りをすぐにいただきたい!」。そう思いたち、即席ミントティーを作ってみることにしました。
【簡単すぎるミントティーの作り方】
★材料
ミント、お湯
(1)カップに買ってきたミントをちぎって入れる
(2)お湯を注げば、完成!
口に軽く含んだ瞬間、爽やかで濃厚なミントの香りが鼻を吹き抜けていきました。
公式レシピ:パスタやピザに合う「バジルペースト」。
Infarm公式レシピも教えてもらいましたのでご紹介します。
パスタやピザにぴったりのバジルペーストです。
【バジルペーストの作り方】
★材料
バジル
パルメザンチーズ 25g
オリーブオイル 25ml
トーストした松の実 10g
イタリアンバジル 2個分の葉
にんにく 1片
塩 2つまみ
(1)材料をすべてブレンダーにかければ完成!
実際にInfarmの野菜を食べてみたところ、香りだけでなく味も濃厚でうなりました。栄養価も高いのに、値段はスーパーで売られている一般的な野菜と、オーガニック野菜の中間くらい。気軽に購入できるのもうれしいポイントです。
環境への配慮とおいしさの両立。SDGsの理想を体現した野菜は、もうご近所のスーパーで買える時代なのです。