家族
ベーカリー パンのペリカン店に入るとパンのいい匂いが。食パンは日に400〜500本ほど焼き、店頭または電話で取り置きもできる。ドキュメンタリー映画『74歳のペリカンはパンを売る。』も公開中。
カフェ 割烹 懐石料理 茶寮一松岡山の料理旅館から初代店主が独立し、ふぐと会席の店を開いたのが昭和34年。畳や板の間などの日本建築の心地よさに親しんでもらおうと、夜の営業前の時間を和カフェとして開放している。挙式や顔合わせなどにも重宝される厳かな雰囲気を、カジュアルに楽しめるのがうれしい。女将自慢のゆずシロップはソーダフロートがオススメ。800円(サービス料別)。
ベーカリー パンのペリカン創業から75年。ラインナップは主に食パンとロールパン。惣菜パンもあんぱんもないのに客が引きも切らない。一度食べればやみつきになるペリカンの魔法。 先代社長が作りたかったのはこんな食パンだ。「理由はわからないけど無性にあれが食べたい」。その秘密は「弾力と張力」にあるという。確かにペリカンのトーストに歯を立てると、ぷちんと切れる感触がある。張りつめていたゴムがはじけるように。すると、ふわりと生地がほどけ、甘さが溶けてくる。この快感を味わいたくて何度も通う私がいる。 老舗らしいスタイル。棚に整列する居住まい正しき食パンたち。小さな食パンを「1斤」、標準サイズを「1.5斤」と呼ぶ。わかる人だけわかるという、心地いい不親切さ。それがまた下町の一員になれたようで、なんだかうれしいのだ。 取り置き可(店頭、電話にて受付)。東京メトロ銀座線田原町駅2番出口より徒歩3分。
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