霧島市の「おいしいもの」みーつけた! 鹿児島旅行が10倍楽しくなる!霧島市のおすすめグルメ&観光スポット。

LEARN 2022.03.16

鹿児島県霧島市は、鹿児島の中心にあり、豊かな自然と温泉が有名です。日本で最初の国立公園に指定されました。まだまだ知られていない魅力いっぱいの『鹿児島県霧島市を巡る旅~絶景&グルメ編~』です。

INDEX

日本初の黒酢レストラン〈黒酢の郷 桷志田〉で絶景&グルメを楽しむ。

霧島〈黒酢の郷 桷志田〉

日本初の黒酢レストランの〈黒酢の郷 桷志田〉は、桜島を一望しながら黒酢を使ったメニューを味わったり、福山黒酢の壷畑見学、ショッピングなどが楽しめる複合施設です。

霧島〈黒酢の郷 桷志田〉

ショッピングコーナーでは、玄米黒酢「桷志田」や黒酢レストランの味を商品化した「黒酢ドレッシング」など、醸造所の黒酢関連商品を販売。あらゆる黒酢ドリンクの試飲もできます。

福山黒酢の壷畑を見学
福山黒酢の壷畑を見学

敷地にズラリと並ぶ壷は観光用のディスプレイではなく、実際に玄米黒酢「桷志田」を醸造しています。壷畑見学を希望する場合は、レストランスタッフに声掛けをすれば黒酢杜氏や専属スタッフが無料で案内してくれます。

2階のレストランでは、自家農園の有機野菜、錦江湾の新鮮な魚、鹿児島県産黒豚、黒毛和牛を使用した黒酢グルメが楽しめます。ランチタイムは「黒酢ランチ」(1,650円~)が味わえ、身体と美容によいのはもちろん、コスパの良さでも人気だそう。ランチメニューで一番人気の「黒豚の黒酢酢豚 」(1,650円)を頼んでみました。

前菜は「もろみぶりのタタキ」と「紅はるかとビーツのソース」とブルーベリー黒酢。
前菜は「もろみぶりのタタキ」と「紅はるかとビーツのソース」とブルーベリー黒酢。

ランチは、食前酢、前菜、サラダ、桷志田小鉢、スープ、ライス、黒酢スイーツ、食後のドリンクがセットになっています。前菜や小鉢は季節ごとに変わります。

小鉢の数が多くてボリューミー!しかもごはんが「桜島」の形!
小鉢の数が多くてボリューミー!しかもごはんが「桜島」の形!

〈黒酢の郷 桷志田〉は、お土産やグルメを楽しむことはもちろん、霧島市を感じられる場所としてもイチオシのスポットです。

〈黒酢の郷 桷志田〉
■鹿児島県霧島市福山町福山字大田311-2
■0995-55-3231
■9:00~17:00
■12月31日、1月1日休

鹿児島の絶景スポットもチェック!〈中茶屋公園〉。

霧島〈中茶屋公園〉

〈中茶屋公園〉は〈黒酢の郷 桷志田〉と同じ、霧島市福山町にあります。高台にある小さな公園ですが、桜島や錦江湾を見渡すことができます。季節や時間帯によって景色の雰囲気が変わる絶景スポットです。

雲が多いものの、薄明光線がとても美しかった。
雲が多いものの、薄明光線がとても美しかった。

また、〈中茶屋公園〉は「ダイヤモンド桜島」が見られるスポットとしても知られており、最も美しく見られる時期は12月上旬〜1月中旬まで。

〈中茶屋公園〉
■霧島市福山町福山字並木添1762
■無料

鹿児島のよいものが集まっている〈きりしま国分山形屋〉。

霧島〈きりしま国分山形屋〉

〈山形屋〉は、1751年創業の老舗デパートです。地元の人たちが「ちょっといいもの」を探すお買い物スポットなのだそう。長い間地元で信頼されているローカルデパートは、お土産屋には置いていない“ロングセラー商品”と出会える場所。今回は霧島市の〈きりしま国分 山形屋〉に立ち寄ってみました。

霧島〈きりしま国分山形屋〉

鹿児島の地酒といえば焼酎。県内の焼酎はもちろん、霧島市の醸造所で造られた焼酎なども並んでいます。

霧島〈きりしま国分山形屋〉

九州のお醤油は他の地域と比べて甘めです。その甘さ加減などの好みは人それぞれなので、デパートやスーパーにはお醤油関連の調味料を幅広く取り揃えています。ほどよいサイズのものもたくさんあるので、お土産や食べ比べにも最適。

霧島〈きりしま国分山形屋〉

そして焼酎のお供といえば、鹿児島名物の「鶏刺し」。東京では最近生で食べられるお店が少なくなってしまいましたが、鹿児島では食卓でいつでも気軽に味わえます。ブランド鶏でもかなり安く食べられるので、焼酎と鶏刺しを買って宿泊施設で新鮮なうちに食べるのも楽しみ方のひとつです。

鹿児島の地酒と「鶏刺し」、「きびなご」、「つけ揚げ」、「豚骨の味噌煮」などの郷土料理を味わえば即席「居酒屋 霧島」の開店! 〈山形屋〉で、ちょっと良いモノを見つけてみて。

〈きりしま国分山形屋〉
■鹿児島県霧島市国分中央3-7-17
■0995-45-1511
■10:00~18:30 1階 食品売場 9:30~19:00(一部店舗を除く)
■無休

鹿児島初のワイナリー〈さくら農園 ワイン製造所〉。

霧島〈さくら農園 ワイン製造所〉

フルーツ狩りのスポットで知られる〈さくら農園〉では、42,000 m2 の敷地に35品種以上、2,000本以上のぶどうを栽培。 2020年に園内で栽培したぶどうを使った鹿児島県初のワイン醸造所が誕生。

霧島〈さくら農園 ワイン製造所〉

令和2年度は、ワイン専用のぶどう「メルロー」はじめ、他 数種類のぶどうを使って赤と白(甘口、辛口)、ロゼの4種類の「霧島産ワイン」を醸造し、新しい鹿児島産のお酒として話題になっています。

ショップでお土産として購入も可。新たな鹿児島土産のリストに入れてみて。
ショップでお土産として購入も可。新たな鹿児島土産のリストに入れてみて。
霧島〈さくら農園 ワイン製造所〉

「霧島産ワイン」は、ショップで赤と白(甘口、辛口)、ロゼの4種類が試飲できます。私は赤と白の甘口を試飲。自社農園産のデラウェアを100%使用し、アイスワイン製法で仕上げた白(甘口)は、デザートのような甘さでワイン初心者にピッタリ。

取材時は冬だったので、果実は少なめでしたが、冬~春にかけてはいちご狩りが人気だそう。ジャム作り体験や果樹園でのバーベキューなど、ワイナリーの他にも楽しみがいっぱいです。

〈さくら農園〉
■鹿児島県霧島市国分重久6029-3
■0995-73-3900
■霧島さくら館 1F 物産館9:00~17:00、2F 展望レストラン11:00~15:00LO
■無休

センスの良い雑貨とバリエーション豊かな焼きたてパンが並ぶ〈ブランジェリ ノエル〉。

霧島〈ブランジェリノエル〉

日当山温泉エリアにある〈ブランジェリ ノエル〉は、オーナーの津崎さん夫妻が切り盛りする人気のパン屋さん。パンの種類だけでも常時70種類以上ある他、奥さん担当の焼き菓子やケーキメニューなど、いつきても飽きないほどバリエーション豊か。

霧島〈ブランジェリノエル〉

「今日は何があるかな~?」と、毎日足を運びたくなるほどかわいくて、おいしそうなパンがズラリと並んでいます。
なかでも、同店が位置する日当山温泉の温泉水を使った「ひなた山温泉食パン」(一斤 300円)は、どれも名前ばかりで、本物の温泉を使った商品がないと思った津崎さんが、何度も失敗を重ねて開発した“温泉湯種法”で焼き上げた〈ブランジェリ ノエル〉自慢の逸品です。

霧島〈ブランジェリノエル〉

また、「ひなた山温泉プリン」(300円)は、新鮮卵と本和香糖、牛乳の3つの材料だけで作ったプリン液を日当山温泉で蒸上げました。
パッケージの可愛いイラストは、高校生の娘さんが、西郷さんと犬のツンを描いたものだそう。どことなく津崎さんに似ていてホッコリ。

お総菜パンの種類が多いのが嬉しい。
お総菜パンの種類が多いのが嬉しい。

鹿児島でパン巡りを楽しむなら、パンやお菓子など、バリエーション豊富な〈ブランジェリ ノエル〉がおすすめです。

〈ブランジェリ ノエル〉
■鹿児島県霧島市隼人町姫城3-130-1
■0995-42-1718
■10:00~18:00
■日月休

黒川紀章氏デザインのモダンなシティ&リゾートホテル〈ホテル京セラ〉にステイ。

霧島〈ホテル京セラ〉

北に霧島連山、南に桜島・錦江湾をのぞむ鹿児島県の中央に位置する〈ホテル京セラ〉は、日本建築界を代表する建築家 黒川紀章によって設計されたホテルです。楕円で円筒形の建物のフォルムがとてもユニークで、一歩足を踏み入れると、大きなアトリウムに驚きます。中央には三角形のチャペルがあり、愛と癒しに包まれるような空間が特徴的。

お部屋のタイプは上層階にある「エグゼクティブコンフォートツイン」。エグゼクティブフロアに位置し、2名定員のツインルームです。窓からは霧島の街と桜島が一望でき、広々とした空間でゆっくりと過ごせます。

霧島〈ホテル京セラ〉

エアウィーヴマットレス、デュベタイプの寝具で快適な寝心地とマイクロナノバブルシャワーヘッド、こだわりのヘアドライヤー「ヘアビューザー」が設置されています。

霧島〈ホテル京セラ〉
霧島〈ホテル京セラ〉

夕飯はホテル内にある〈日本料理・京はるか〉で、「さつま揚げ」や「しゃぶしゃぶ」、「黒豚豚骨味噌煮込み」など鹿児島の食材が味わえる「鹿児島御膳」(4,000円)をいただきます。 

お酒は霧島の人たちの定番的な芋焼酎「国分」をロックで。
お酒は霧島の人たちの定番的な芋焼酎「国分」をロックで。
霧島〈ホテル京セラ〉

そして、翌日の朝食は「バイキングレストラン 夢の国」での朝食バイキング。鹿児島の郷土料理をはじめ、ホテルカレーや奄美大島の「鶏飯」などバラエティ豊か。

日本を代表する建築家の設計した建物を眺めながら、リゾート気分を満喫。
温泉はもちろん、鹿児島グルメも楽しむなら〈ホテル京セラ〉でのステイがおすすめです。

〈ホテル京セラ〉
■鹿児島県霧島市隼人町見次1409-1
■0995-43-7111

開運スポット〈鹿兒島神宮〉でお守りや御朱印をゲット。

霧島〈鹿児島神宮〉

鹿児島県霧島市隼人町内にある〈鹿兒島神宮〉は、古事記に登場する海幸彦・山幸彦の神話の地で、ご祭神は山幸彦である天津日高彦火火出見尊と豊玉比売命を祀っています。神社ができたのは神代と言われ、摂社石体神社は皇居高千穂宮跡で皇祖発祥の聖地です。鹿兒島神宮の社殿が国の重要文化財に指定されることになりました。

霧島〈鹿児島神宮〉

安産や子授けのご利益があるといわれ、参拝する前に本殿脇の亀石を撫でると願い事が叶うというパワースポットとしても知られています。

〈鹿兒島神宮〉の御朱印帳と御朱印。
〈鹿兒島神宮〉の御朱印帳と御朱印。

霧島に来たら、〈鹿兒島神宮〉のパワーが込められたお守りや御朱印帳をいただいて帰りましょう。

〈鹿兒島神宮〉
■鹿児島県霧島市隼人町内2496-1
■0995-42-0020

歴史ある和菓子店〈坂田金時堂〉で霧島にちなんだお菓子と出会う。

霧島〈坂田金時堂〉

JR隼人駅前の〈坂田金時堂〉は、創業95年の歴史のある老舗菓子店。代表的な商品は、「鈴かけ餅」「角まんじゅう」「はやと小町」「隼人の舞」などの和菓子をはじめ、旬の食材、地域の食材を使った洋菓子の多彩なスイーツが並んでいます。

霧島〈坂田金時堂〉

伝統と歴史、日本神話ロマンが数多い鹿児島にちなんだ郷土菓子など、さまざまなお菓子を夫婦二人三脚で作るご主人の坂田三則さんと奥さんの和美さん。
あるとき、山をイメージしたお菓子を作っていると、クッキー生地からクルミとキャラメルがはみ出てしまい失敗!……しかし、よくみると「新燃岳」の噴火のようだったそう。そして失敗から生まれた「しんもえ」は大人気のお菓子に。

霧島〈坂田金時堂〉

そして次に話題になったのが「和菓子 アマビエ」。疫病退散の願いを込めて、妖怪アマビエを模った生菓子。色合いやフォルムがカワイイと評判で、〈坂田金時堂〉の人気菓子のひとつになっています。

和菓子「アマビエ」のファンが作ってくれた陶器のアマビエ人形。
和菓子「アマビエ」のファンが作ってくれた陶器のアマビエ人形。

夫婦二人三脚で営む〈坂田金時堂〉のお菓子は、どれも品の良い甘さで思わずホッコリ。霧島ならではのお菓子を買うなら〈坂田金時堂〉が最適です。

〈坂田金時堂〉
■霧島市隼人町内山田1-8-6
■0995-42-0007
■8:30~19:30
■水休

ノスタルジックなフォトスポットに寄り道。嘉例川駅。

霧島〈嘉例川駅〉

明治36(1903)年に営業を開始した築100年以上のレトロな木造駅舎は、登録有形文化財に登録されています。また、駅舎にすみついていた「にゃん太郎」が観光客や地元住民の人気で、観光大使にも選ばれました。しかしながら2020年の夏に亡くなってしまいちょっぴり寂くなってしまいました……が、新しい猫が遊びに来ているそうで、また名物にゃんこが誕生するかも?

霧島〈嘉例川駅〉

嘉例川駅は、全国でも特急が停まる珍しい“無人駅”。そして、〈森の弁当やまだ屋〉が製造する「百年の旅物語かれい川」という駅弁を駅舎内で販売(不定期)。『九州駅弁グランプリ』で3年連続グランプリを受賞したことでも知られています。タイミングが合ったら鹿児島の代表的な郷土料理「がね」などが入ったお弁当を味わってみて。

〈嘉例川駅〉
■鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2174
■0995-45-5111(霧島市観光PR課)
■無休

お酒好き必見!地酒を味わうなら〈バレルバレープラハ&GEN〉。

霧島〈バレルバレープラハ&GEN〉

〈バレルバレープラハ&GEN〉は、麹とチェコと焼酎のテーマパーク。鹿児島空港からも近く、観光の起点として、フライト時間前などに立ち寄るのにピッタリな場所に位置しています。

霧島〈バレルバレープラハ&GEN〉

大きな一升瓶と同じ形をした建物は、焼酎工場の入り口です。工場はすべてガラス張りになっており、中の様子が一望できます。焼酎の発展に寄与した歴史を学べるほか、焼酎造りの工程や熟成の様子を見学することができます。

霧島〈バレルバレープラハ&GEN〉

パーク内には、ビール工場見学や特産品ショップをはじめ、チェコの政府観光局、スロヴァキア共和国 名誉領事館もあり、チェコの街を模した建物や壁画の散策もできます。

ビールの貯蔵タンク。
ビールの貯蔵タンク。
霧島〈バレルバレープラハ&GEN〉

チェコ産のホップとチェコ職人が頑にこだわる“デコクション”という糖化方法と古典的な開放醗酵。バレルバレー内のビール工場では、実際にチェコで修行したスタッフが、すべての工程を忠実に再現。ここでしか味わえないビールが味わえます。

鹿児島のお菓子やお漬物、さつま揚げなどの特産品のほか、自社農場で麹を食べて育った豚のソーセージやハムなども数多く取り揃えています。

霧島〈バレルバレープラハ&GEN〉

〈麹の里バレル・バレー〉の一角にある麹レストラン〈霧島こうじ蔵GEN〉では、鹿児島の特産品と麹がコラボレーションしたメニューが味わえます。

〈バレルバレープラハ&GEN〉
■鹿児島県霧島市溝辺町麓876-15
■0995-58-2535
■9:00~17:00
■年末年始休 

〈霧島こうじ蔵GEN〉
■水休、年末年始休
■11:00~15:00(14:30LO)

コロナ禍でまだまだお出かけしづらいですが、ふたたび自由に旅に出られるようになったら、おいしいものいっぱいの鹿児島県霧島市を巡ってみてくださいね!

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