NHK 大河ドラマ『麒麟がくる』ファン必見! 明智光秀ゆかりの地、滋賀県・琵琶湖周辺を巡るおすすめドライブコース。
滋賀県は戦国時代の要衝であり、明智光秀や織田信長、豊臣秀吉といった名だたる戦国武将が競い合った“戦国史跡の宝庫”とも呼ばれています。2021年3月7日(日)まで、滋賀県全域で戦国時代をテーマにしたキャンペーン『戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖』を開催。戦国武将ファンはもちろん、観光を予定している方も楽しめる、琵琶湖・湖西エリアを巡るドライブコースをご紹介します。
滋賀と京都の境にそびえる、世界文化遺産〈天台宗 比叡山延暦寺〉。
JR大津駅からドライブをスタート! 最初に訪れたいのが〈天台宗 比叡山延暦寺〉。滋賀県と京都府にまたがるため、その大きさは甲子園球場約500個分もあるそうです。比叡山は、大きく東塔・西塔・横川の三塔の地域に分けられ、これらを総称して比叡山延暦寺といいます。
比叡山内で最も古い建造物の西塔・釈迦堂では、11月30日(月)まで、通常は立ち入ることのできない「西塔釈迦堂 内陣」を特別公開しています。
青々と茂る苔に色付き始めた木々、散策しているだけでも心洗われます。
重要文化財の「瑠璃堂」は、織田信長による比叡山焼き討ちを逃れた唯一の建物といわれています。
今まで、一度もご開扉されたことがなかったのですが、織田信長による比叡山焼き討ちが行われた元亀2(1571)年から450回忌となる令和2年に特別参拝を実施することになりました。
ご朱印を集めている方は、瑠璃堂参拝後、再度釈迦堂を訪れて瑠璃堂の特別ご朱印をいただきましょう。11月30日(月)までの期間限定です。
〈びわ湖大津プリンスホテル〉で、明智光秀がテーマの「戦国パフェ」を堪能。
〈天台宗 比叡山延暦寺〉から車を走らせること約30分。びわ湖を見渡すパノラマビューを楽しめる〈びわ湖大津プリンスホテル〉に到着します。
〈ロビーラウンジ ポート ニオ〉では、戦国ワンダーランドと連動した「戦国パフェ」を販売。チョコレートを兜に見立て、桔梗麩をトッピング、明智光秀の着物をイメージした「光秀パフェ」はぜひ食べて欲しい一品。見た目もキュートですが、全15種類の具材をトッピングした本格的なパフェです。黒豆きな粉アイスや抹茶アイス、白玉、抹茶シフォンケーキなどが層をつくり、和のハーモニーを堪能できます。
〈びわ湖大津プリンスホテル〉は38階建て、全529の客室はすべてびわ湖に面しており、眺望も抜群。
部屋のカーテンを開けると現れる、美しい風景に思わず声が出ることでしょう。四季折々と表情を変えるびわ湖畔で、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
〈西教寺〉では、大河ドラマの魅力を体感できる、びわ湖大津『麒麟がくる』展を開催。
〈びわ湖大津プリンスホテル〉から、びわ湖沿いを北上すること約20分。明智光秀が一族とともに祀られている菩提寺〈西教寺〉へ到着します。
大津市坂本一帯では、2021年2月7日(日)までの期間限定で『びわ湖大津・光秀大博覧会』を開催。西教寺の境内にある禅明坊では、大河ドラマ『麒麟がくる』の魅力を体感できる展示や、戦国時代の様子をパネルなどで紹介しています。
入ってすぐに明智光秀役の長谷川博己さんと、妻の煕子役の木村文乃さんのメッセージ動画がお出迎え。次の部屋には、劇中と同じ衣装やドラマで使用された小道具が展示されており、『麒麟がくる』ファンにはたまらない空間が広がります。
聖徳太子が創建に関わり、天台真盛宗の総本山である〈西教寺〉。戦国時代に比叡山の焼き討ちで被害を受けましたが、明智光秀が復興に尽力し再建したことから、明智一族の菩提寺にもなっています。
「宗祖大師殿唐門」からは、門越しにびわ湖の壮観な眺めを鑑賞できます。
〈西教寺〉のご朱印にも注目です。通常のご朱印に加え、『びわ湖大津・光秀大博覧会』の開催期間に合わせて特別なご朱印を用意しています。
境内のどこかにある「麒麟の彫り物」を見つけた方限定に、特別落款「解明の証」(ご朱印、左上の金色部分)を押印。気になる方は、上の方を眺めながら境内をくまなく散策してみてください。
明智光秀が設計したといわれる〈大溝城跡〉。
大津市から高島市に移動します。北上すること約35分、高島市にある〈大溝城跡〉に到着。
高島市勝野には織田信長の甥・織田信澄に築かせた水城・大溝城の天守跡地があります。明智光秀が設計した城と言われており、明智光秀ファンに根強い人気がある場所です。
紅葉の名所としても知られる〈興聖寺〉。
〈大溝城跡〉から、高島市朽木にある〈興聖寺〉までは約30分。例年11月中旬には、もみじが見頃を迎え県外からも多くの人が訪れます。
境内には約500年続く庭園として、国の名勝に指定される「旧秀隣寺庭園」があります。朽木は1528年に将軍足利義晴が、京都の兵乱を避けて滞在した地と言われています。義晴の息子、義輝も戦乱が続く京からこの地に逃れて6年余り滞在し、室町行政が行われ、1万人の務め人が居住したそうです。
〈仕だし処 忠真〉で絶品近江牛を味わう。
ドライブの最後は大津市に戻り、滋賀の名産品近江牛を堪能しましょう。“近江牛をリーズナブルに”をコンセプトに、近江牛を使った絶品料理を提供している〈仕だし処 忠真〉。
近江牛のローストビーフ丼、近江牛すじどて煮込み定食といった近江牛を気軽に味わえるランチから、明智光秀と妻・煕子がテーマの豪華な御膳まで、約20種類のメニューが並びます。
美しく入ったサシ、きめ細かい肉質。ジュワ~っと、とろける甘い脂が絶品で、自然と笑みがこぼれます。営業時間は10:00〜18:00まで。ランチにも、少し早めのディナーにもおすすめです。
『戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖』を滋賀県全域で開催中。
今回ご紹介したドライブコースは、大津市からスタートしてびわ湖を北上し、高島市に向かって、大津市に戻ってくるコース。京都からでも、日帰りで訪れることができます。びわ湖の東側、彦根城がある彦根市や織田信長が築城した安土城跡地のある近江八幡市へも足を伸ばす場合は、2泊3日で計画するのがおすすめ!
11月上旬〜下旬にかけて紅葉を迎える滋賀県、戦国時代に思いを馳せつつ、ドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
『戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖』
■2021年3月7日(日)まで
■公式サイト