老舗の名店ひしめく京都の、愛され続ける和菓子とは? 【京都】ギフトや手土産におすすめ!パッケージデザインにもこだわりが光る、老舗の和菓子5選 FOOD 2018.06.03

老舗の名店がひしめく京都には、愛され続けるおいしい和菓子がいっぱい!今回は包装紙や箱にこだわった、手土産やギフトにもぴったりの和菓子を5選ご紹介します。

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A.〈するがや祇園下里〉/祇園
和菓子屋がつくる飴として、花街・祇園で愛される。素朴でいて品のある「祇園豆平糖」は昔ながらのつくり方。国産大豆を炒り、炭火にかけた銅鍋で煮つめた飴に絡め、握りこぶし大にちぎり、ござの上で棒状に引き伸ばす。「祇園豆平糖」130g箱入り1,000円。110g袋入り800円。薄く焼いた煎餅で生姜風味の飴を巻いた、「大つゝ」も人気。

■京都府京都市東山区祇園末吉町80 
■075-561-1960
■10:00~19:00 不定休

B.〈鍵善良房〉/祇園
享保年間創業、くずきりで知られる和菓子店。「園の賑い」は華やかな干菓子の詰め合わせ。春先はつくしやわらび、夏は朝顔やうちわ……、四季折々の花鳥風月が表現され、季節を愛おしむ京都の豊かさが伝わる。コーヒーとも相性が良く、海外の方の贈り物にも。1,500円~。紙袋の絵は画家の山口晃さん。

■京都府京都市東山区祇園町北側264 
■075-561-1818
■9:00~18:00(喫茶9:30~17:45LO) 月休(祝の場合は翌休)

C.〈月餅家直正〉/木屋町三条
文化元(1804)年創業、茶人だった初代が考案した焼菓子「月餅」が始まり。人気のわらび餅は昼頃に売り切れることもあるほど。中にこしあんが入り、とろりとやわらかく、わらび餅観が変わるおいしさ。注文を聞いてから一箱ずつ包み、待つ時間もいい。賞味期限はその日中、弾力が失われないよう常温で。3個入り650円~。

■京都府京都市中京区木屋町通三条上ル8軒目 
■075-231-0175
■10:00~19:00 木、第3水休 

D.〈京華堂利保〉/川端二条
お菓子を仕立ててきた名店。与謝蕪村の俳句から二代目が考案したという銘菓「しぐれ傘」は、開いた傘に見立てた丸い形で、切り分けて楊枝をさせば閉じた傘に見える、場が華やぐ趣向。どら焼きでやわらかな羊羹をはさみ、しっとりと上品に。掛け紙もかわいい。1,300円。

■京都府京都市左京区二条通川端東入ル難波町226 
■075-771-3406
■9:00~18:00 日祝、第3・4・5水休 

E.〈亀屋友永〉/丸太町
松露といえば、名があがる〈亀屋友永〉。職人2人が呼吸を合わせ、熱いすり蜜にあん玉を落とし、まとわせ、箸で引き上げる。湿度や気温で蜜の濃度や配合を調え、手早く。シンプルだからこそごまかしが利かず、誠実さが味に出る。しっとりとなめらかな、小さくとも贅沢な甘み。「岩衣」9個入り1,300円。

■京都府京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192 
■075-231-0282
■9:00~18:00 日、第3水休(水は不定休あり)

(Hanako1146号掲載/photo : Satoshi Nagare styling : Makiko Iwasaki text : Aki Miyashita)

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