フードデザイナー・モコメシさんが教えてくれた! 本命の彼の胃袋をワシ掴み!デートやピクニックで作りたい弁当レシピ
バレンタイン目前!甘いものが苦手な彼には、手作り弁当なんていかが?彼の胃袋をワシ掴みにする弁当レシピを、フードデザイナー・モコメシさんに教えていただきました。
ゆったりデートで差し出したい、男子心に響く直球弁当。
カタカナ表記の凝ったおかずは男子にはピンとこないから、ここは鉄板の甘辛しょうゆ味で攻めたいところ。
「ボリューミーな角煮をメインに、一点豪華主義で。角煮は下ゆでさえ済めば簡単なうえ、煮汁を使い回せるので便利です」(モコメシさん)
焼き野菜とゆで卵をこの煮汁に浸せば、2品が完成。あとは甘辛弁当にありがちな「茶色い世界」にならないよう、彩りを。でも、ここでプチトマトを入れてはいけません。できる女子が選ぶべきは、紫キャベツ。
「色みがシックなので、大人っぽい雰囲気に。炒めて味をしっかり付ければごはんにも合います。半熟卵のオレンジがかった黄身の色も、視覚効果大。葉ものの緑も加えて」
1.豚の黒酢角煮
[材料](作りやすい分量。詰める際に2人分取り分ける)
・豚バラ肉(塊)…500g
・A[ねぎ(青い部分)…1本分 生姜スライス…1かけ分 八角…1個 シナモンスティック…5㎝]
・酒…150㎖
・水…400㎖
・きび砂糖…30g
・黒酢…60㎖
・醤油…60㎖
[作り方]
1.豚バラ肉は4等分にして、脂身を下にしてフライパンでじっくり焼き、余分な脂を除く。
2.1とAを鍋に入れてかぶるくらいの水(分量外)を注ぎ、中火にかける。沸騰したら弱火にして、1時間半~2時間ほど、竹串がすっと通るまでゆでる。
3.2の肉を別の鍋に入れ、酒と水を注いで中火にかける。沸騰したらきび砂糖と黒酢を加えて弱火で20分煮る。醤油を加えてさらに20分弱火で煮て火を止め、そのまま冷ましてひと晩おく。
4.1㎝幅に切ってお弁当に詰める。
2.半熟煮たまご
[材料](2人分)
・卵…1個
・角煮の煮汁…適量
[作り方]
1.鍋にお湯を沸かし、冷蔵庫から出したばかりの卵を入れ、ふつふつするくらいの火加減で8分ゆでて、冷水に取る。
2.1の卵の殻をむき、冷めた角煮の煮汁に浸して一晩おく。
※2~3個まとめて作っておくとよい。角煮と同じ容器に一緒に入れてOK。
3.ナスとねぎの焼き浸し
[材料](2人分)
・ナス…1/2本
・ねぎ…1/2本
・油…大さじ1
・塩…少々
・角煮の煮汁…適量
[作り方]
1.ナスは長さ4㎝の縦4等分に、ねぎは4㎝長さに切る。
2.フライパンに油を温め、1を入れて中火で焼き目をつけ、塩をふる。
3.角煮の煮汁に2を熱いうちに入れ、5分ほど浸けておく。
4.かき菜のアーモンド和え
[材料](2人分)
・かき菜(小松菜でもよい)…1/2束
・薄口醤油…適量
・アーモンド(刻む)…5~6粒
[作り方]
1.かき菜を沸騰したお湯で2分ゆで、冷水に取る。
2.1を4㎝長さに切り、醤油とアーモンドで和える。
5.紫キャベツのクミン炒め
[材料](2人分)
・紫キャベツ…1/8個
・クミン…小さじ1/2
・油…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・米酢…大さじ3
[作り方]
1.紫キャベツは長さ4㎝の粗い千切りにする。
2.フライパンに中弱火で油を温め、クミンを入れる。香りが立ったら1と塩を加え、1分ほど炒めて酢を加える。
3.中火にしてかき混ぜながら酢を飛ばして仕上げる。
詰めれば完成!
お弁当箱は古風なわっぱを選択。「おかずの下にも薄くごはんを敷くのがポイント。詰めやすく、おかずの味がしみたごはんも楽しめます」
彼の心にストレートに響くはず。
教えてくれたのは…
Teacher モコメシ
フードデザイナー。ケータリングと雑誌などへのレシピ寄稿の傍ら、インドで見つけた「VISION GLASS 」の輸入・販売も手がける。
(Hanako1133号掲載/photo : Tetsuka Tsurusaki text : Kayako Nitta)