和洋折衷の華麗なコラボレーションに舌鼓! 老舗和菓子店〈空也〉×〈パレスホテル東京〉のアフタヌーンティーをレポート!
たまにはゆっくりお茶とスイーツを楽しんでホッとひといき、そんな時間も大切ですよね。和の雰囲気を大切にしながら外国人観光客を多くもてなす〈パレスホテル東京〉では2017年9月1日(金)~11月30日(木)の期間、老舗和菓子店〈空也〉5代目の山口彦之氏とコラボレーションした「アフタヌーンティー~まるさんかくしかく~」を提供。今回は和と洋が見事に交差した「アフタヌーンティー~まるさんかくしかく~」の魅力を先取りレポートいたします!
明治17年創業の老舗和菓子店〈空也〉とコラボレーション
多くの著名人に愛され、「空也もなか」で知られる銀座の名店〈空也〉。130年の歴史をもち、夏目漱石の小説「吾輩は猫である」にも登場します。
この度、「美しい国の、美しい一日がある。」をコンセプトに、伝統を継承しつつも、新たな感性で挑戦し続ける〈パレスホテル東京〉と、代々常に革新を重ねてきた〈空也〉5代目の山口彦之氏のコラボレーションが初めて実現。
アフタヌーンティーのテーマは“まるさんかくしかく”
今回のアフタヌーンティーは、禅の思想を描き出すときに用いられる“まるさんかくしかく”がテーマ。“まる”は、宇宙に存在する全てのもの。一方で、状況に応じて、変幻自在にその姿を変えるもの。“さんかく”は、足を組んで座禅をするとき、腰を据えて、頭が天を衝き上げている状態。“しかく”は、とらわれた心を表すといわれています。
それぞれの造形のスイーツや和菓子、セイボリーを、〈パレスホテル東京〉のアフタヌーンティーでおなじみの三段重で提供してくれます。
あんと最中の組み合わせは自由自在!〈空也〉山口氏が手掛ける“まる”のお重
山口氏は、フルーツやチョコレートなど洋の素材を和菓子にアレンジした、一段目の “まる”のお重を担当。
お重には季節のフルーツを囲むように、左下から反時計回りに「白玉と柑橘系フルーツ入りの餡」「ひよこ豆餡」「白餡のおしるこ」「ダークチョコレート餡」が並びます。
今回のアフタヌーンティーで面白いのが、別段に盛られた名物の「空也もなか」や、彩り豊かな最中種をお好みの餡と共に味わうことができる点。こちらの最中は「空也もなか」以外すべてあんなしで、それぞれゴマ、抹茶、紫芋が練りこまれているという趣向を凝らしたもの。
好きな最中に、好きな餡を、好きなだけ詰めてぱくり。ゆったりと食事とお茶を楽しむアフタヌーンティーだからこそ活きる面白いアイディアと言えそうです。
本コラボレーションにあたり、山口氏は、「和菓子をもっと身近に、世界中の人たちに伝えたいと考えています。和と洋の垣根を越えた、不変的な一品を創ることを目指しました」と語っています。
二段目は“さんかく”をモチーフにしたセイボリーのお重
二段目のお重は、“さんかく”をモチーフにしたセイボリーのお重を〈パレスホテル東京〉のシェフ岡村英司氏が担当。
三角形に包んだ「三角稲荷寿司」に「スモークサーモンとサワークリームのサンドウィッチ」、「ライ麦パンとチキンのサンドウィッチ」、「野菜のフリッタータ」や、「胡瓜とグリーンオリーブ&マスタード」、「パルマ産プロシュート」、「カマンベールチーズ」が揃います。
三段目は和の素材を用いたスイーツのお重“しかく”
そして三段目は、〈パレスホテル東京〉ペストリーシェフ・窪田修己氏が担当する遊び心溢れる“しかく”のお重。
「大納言入りスコーン」や意外性のある「マンゴ入り紫蘇のジュレ」、「日本酒風味の抹茶ラミントン」や「コーヒー風味のボンボン ショコラ」、「プラリネ入りボンボンショコラ」、きんつばのような味わいの「カシューナッツ入り薩摩芋のキャラメリゼ」や、「黒胡麻のフロランティーヌ」に「マロンケーキ」、「千代ちょこ」など、和素材を意外性のある洋のスイーツに仕上げています。
豊富なドリンクのラインナップに、徹底された和のおもてなし
合わせるドリンクは季節により異なりますが、クラシカルティーやハーブティー、ジャパニーズティーにアロマティー、チャイニーズティーにコーヒーなど全部で25種以上。ドリンクは飲み放題のため、食べ物との様々組み合わせを楽しめそうです。
また和をコンセプトにした〈パレスホテル東京〉のアフタヌーンティーでは、着物を着たスタッフがお料理やお食事を提供。
歴史と伝統を継承しながら、常に新しい価値を追求し続ける〈パレスホテル東京〉と、〈空也〉5 代目、山口彦之氏が挑戦した、革新的な新しいスタイルを創造しようとする試みは一見の価値ありです。
「アフタヌーンティー~まるさんかくしかく~」
〈パレスホテル東京〉
■1F ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」
■2017 年9月1日(金)~11月30日(木)
■1名4,600円、グラスシャンパン付き6,600円 (税込・サービス料別)
■03-3211-5309