まるで自然と一体化ような感覚が魅力。 ”インフィニティ露天風呂”で自然を満喫。絶景温泉が自慢の全国ホテル・宿4軒
眼前の海や湖、山々の自然と、まるで一体化したような感覚が魅力のインフィニティ露天風呂。今回は、そんな絶景温泉が楽しめる全国のホテル・宿4軒をご紹介します。
1.〈SHIRAHAMA KEY TERRACE ホテルシーモア〉/和歌山・南紀白浜
日本書紀にも記されている日本三古湯のひとつ南紀白浜温泉。温泉郷にはいくつもの源泉が点在し、リラックスできるお湯や、肌がしっとりツルツルになる美肌のお湯など、源泉によって特徴もさまざま。紺碧の海に臨む海岸沿いには、温泉宿や共同浴場、無料で利用できる足湯が点在しているので外湯をめぐるのも楽しい。
中でも昨年3月にリニューアルオープンした〈SHIRAHAMA KEY TERRACE ホテルシーモア〉に誕生したインフィニティ足湯は圧巻。
太平洋を一望するテラスで、潮風に吹かれながら、夕焼けに包まれながら、星空と漁火を望みながら……。ドラマチックに変化する太平洋を眼前に、つい時が経つのを忘れてしまう。
〈SHIRAHAMA KEY TERRACE ホテルシーモア〉
今年3月リニューアル。宿泊利用だけでなく日帰り温泉やカフェ、レストランなど地元のキースポットとしても注目を集める。
■和歌山県西牟婁郡白浜町1821
■0739-43-1000
■南紀白浜空港から車で約10分
■www.keyterrace.co.jp
(Hanako1157号掲載/photo : Tetsuya Ito text : Chisa Nishinoiri)
2.〈箱根小涌園 天悠〉/神奈川・小涌谷温泉
標高600mに位置する〈箱根小涌園 天悠〉は、四方を囲む山々の頂が近く、空も広く開けている。
この宿で最高の景色が望めるのは大浴場「浮雲の湯」の露天温泉。目の前の箱根外輪山は、開放感を与えながら気持ちのいい距離で包み込んでくれる。
温泉に癒されたら、森林浴でさらにリラックスしよう。広大な敷地の中には、沢や滝が流れる渓谷庭園がある。建物6階分ほど上ると、そこには朱色の鳥居が。実は、園内には「箱根神社」の分社である「箱根温泉神社」が鎮座しているのだ。少しの散歩で、滝や森林、神社のパワーに圧倒されてしまう。
朝には庭園を眺めながらヨガを楽しむアクティビティも。ここは箱根の自然を体いっぱいに味わう宿なのだ。
〈箱根小涌園 天悠〉
朝夕食にも満足。
■神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
■0460-82-511
■部屋数/150
■IN/15:00 OUT/11:00
■1泊/33,000円~
■アクセス/小田急箱根湯本駅から路線バス(箱根登山バスか伊豆箱根バス)で約20分「小涌園」下車、園内巡回バス2分。または路線バス(伊豆箱根バス)で約20分「天悠」下車、徒歩すぐ。
(Hanako1147号掲載/photo : Tomo Ishiwatari text : Kahoko Nishimura)
3.〈萃sui‐諏訪湖〉/長野・上諏訪温泉
目の前に湖水が広がる絶好のロケーションにオープンして1年。
全8室の宿は誰にも邪魔されずプライベートな時間を過ごせると評判だ。
いちばんの自慢は、屋上にしつらえた露天風呂。諏訪湖の間欠泉を右手に、湖面に浮かぶ初島を左手に、正面には遠く穂高の山々を見渡せる。このパノラマは、客室の窓辺にある湯船からも。やさしい手ざわりの湯に、日々の疲れも吹き飛んでいく。
食事はそれぞれ客室とは別に用意された料亭で。信州牛やとれたての野菜、きのこなど諏訪を中心とした地元の食材や味噌、醤油を使った和食は、ダシの旨みと素材の力が生きたもの。約1時間かけて炊き上げる土鍋ごはんを食べ終える頃には、お腹も幸せゲージも満タンに。
〈萃sui‐諏訪湖〉
2016年6月オープン。漆喰の壁、無垢材を使った浮造りの床の感触、真新しい畳の香りも心地よい宿。
■長野県諏訪市湖岸通り2-5-27
■0266-58-3434
■部屋数/8
■IN/15:00 OUT/11:00
■1泊/27,000円~
■アクセス/JR新宿駅から上諏訪駅まで特急あずさで2時間15分。駅から徒歩15分、タクシー5分。
(Hanako1147号掲載/photo : Yoko Tajiri text : Mutsumi Hidaka)
4.〈銀波荘〉/兵庫・赤穂温泉
瀬戸内海に向かって迫り出すような露天風呂は、ダイナミックな眺望が自慢。朝焼けから夕暮れまで、淡い赤、澄んだ青、熱を帯びたオレンジなど、海や湯に映りこむ色彩の変化を楽しむのもいい。露天付き客室なら部屋にいながら望める。
〈銀波荘〉
■兵庫県赤穂市御崎2-8
■0791-45-3355
■IN/15:00 OUT/10:00
■1泊/16,000円~
■アクセス/JR播州赤穂駅から路線バスで約20分、無料送迎バス(要予約)で約15分。
(Hanako1147号掲載/text : Yumiko Ikeda)