紫陽花シーズン到来! 鎌倉ツウのガーデナーおすすめ!鎌倉の紫陽花名所13選。寺社に公園、レストランまで。
紫陽花シーズン到来!今回は、鎌倉にゆかりの深い英国人ガーデナーのニコラス・レナハンさんに、寺社に公園、レストランまで、鎌倉の紫陽花名所を教えてもらいました。
1.〈鎌倉宮〉/二階堂
征夷大将軍・護良(もりなが)親王をご祭神とする神社。厄除のご利益と神苑のあじさいで知られる。鬱蒼とした森に咲くヤマアジサイの可憐な姿に見惚れる。
〈鎌倉宮〉
■神奈川県鎌倉市二階堂154
■0467-22-0318
■9:30~16:30 無休
■神苑、宝物殿は300円
2.〈石窯ガーデンテラス〉/浄明寺
浄妙寺境内の高台に立つカフェレストラン。洋館の旧車寄せとメインガーデンに咲く真っ白なアナベルが印象的。「山あじさい小径」も。
〈石窯ガーデンテラス〉
■神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-50
■0467-22-8851
■10:00~16:30LO 月休(祝の場合は翌休)
■浄妙寺拝観料100円が別途必要
3.〈妙本寺〉/大町
鎌倉幕府の御家人・比企能員(ひきよしかず)屋敷跡に開かれた日蓮宗の古刹。鎌倉駅から10分ほどながら深山の趣を漂わせる。総門から続く参道や二天門前に咲くあじさいが美しい。
〈妙本寺〉
■神奈川県鎌倉市大町1-15-1
■0467-22-0777
■9:00~16:00 無休
■拝観志納
4.〈鎌倉市鏑木清方記念美術館〉/小町
近代日本画の巨匠にして、雅号を「紫陽花舎」とするほどあじさいを愛した鏑木清方旧居跡に立つ美術館。格子門から続くアプローチのあじさいが趣深い。
〈鎌倉市鏑木清方記念美術館〉
■神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
■0467-23-6405
■9:00~17:00 月休(祝の場合は翌休)
■企画展200円、特別展300円
5.〈明月院〉/北鎌倉
鎌倉を代表するあじさい寺。日本古来のヒメアジサイが境内全域に咲き誇り、透明感ある青色は「明月院ブルー」と称される。「一面の青に圧倒されます」とニコラスさん。
〈明月院〉
■神奈川県鎌倉市山ノ内189
■0467-24-3437
■9:00~16:00(6月は8:30~17:00) 無休
■500円
6.〈東慶寺〉/北鎌倉
かつて駆け込み寺として多くの女人を救済してきた歴史を持つ古刹。茅葺きの山門に至る石段を左右から覆うように咲き誇るあじさいに、ため息がこぼれる。
〈東慶寺〉
■神奈川県鎌倉市山ノ内1367
■0467-22-1663
■8:30~16:30(10~3月は~16:00) 無休
■200円
7.〈海蔵寺〉/扇ガ谷
鎌倉時代から続く臨済宗の古刹にして鎌倉屈指の花の寺。「お庭と建物、植栽のバランスが素晴らしく、あじさいが風景に溶け込んでいる。勉強になります」とニコラスさん。
〈海蔵寺〉
■神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8
■0467-22-3175
■9:30~16:00 無休
■拝観志納
8.〈源氏山公園〉/扇ガ谷
源氏の祖、八幡太郎義家が出陣の折に戦勝を祈願した源氏山。その周辺に広がる市民憩いの場。山頂の源頼朝像の足元をはじめ随所にあじさいが咲く。中でも葛原岡神社への参道に沿って続くあじさいの小径は見逃せない。
〈源氏山公園〉
■鎌倉市扇ガ谷4-649-1
9.〈光則寺〉/長谷
先代住職から受け継がれたたくさんの植栽が、訪れる人を出迎える。中でもあじさいの豊富さは驚くばかり。ヤマアジサイやエゾアジサイ、ガクアジサイなどが思い思いの花を咲かせる。
〈光則寺〉
■神奈川県鎌倉市長谷3-9-7
■0467-22-2077
■7:30~日没 無休
■100円
10.〈長谷寺〉/長谷
40種以上約2,500株が群生するあじさいの名所。境内奥の眺望散策路からは花越しに由比ガ浜を眺められる。「これだけの種類を一度に楽しめるのはここだけ」とニコラスさん。
〈長谷寺〉
■神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
■0467-22-6300
■8:00~17:00 無休
■300円
11.〈御霊神社〉/長谷
地元で「権五郎さん」と親しまれる、平安時代創建の古社。鳥居の前と社殿背後の斜面に咲くあじさいを楽しめるほか、線路脇の花とともに江ノ電を眺められる。
〈御霊神社〉
■神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9
■0467-22-3251
■9:00~17:30(10~3月は~17:00) 無休
■拝観志納
12.〈檑亭〉/鎌倉山
相模湾や富士山を望む蕎麦と会席料理の名店。自然の地形と植生を生かし、石仏や石塔を配した約50,000 m2 の庭園にあじさいが咲き、一幅の絵のよう。
〈檑亭〉
■神奈川県鎌倉市鎌倉山3-1-1
■0467-32-5656
■11:00~19:00LO(17:00~は予約のみ、庭園散策は日没まで) 7月最終月~木休
13.〈鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区〉/稲村ガ崎
七里ヶ浜ごしに江の島、富士山を遠望する絶景の地にして、海とあじさいを楽しめる穴場。芝生広場、遊歩道、海を見渡す展望台の周囲にもあじさいが群生。人混みに揉まれることなくあじさいを堪能できる。
〈鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区〉
■神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-19
ニコラス・レナハン
英・エジンバラ〈王立ボタニックガーデン〉を経て2001年来日。夫人の淳子さんとともに〈Nico Garden & Interior〉を主宰。作庭に必ずヤマアジサイなどを取り入れるほどのあじさい好き。
(Hanako1158号掲載/illustration : Miyuki Matsuo text & edit : Mutsumi Hidaka)