福岡最古の老舗喫茶店も。 福岡で行くべきレトロ喫茶店はここ!名物コーヒーやグルメ、スイーツも。
木目調の店内に漂う、ローストしたコーヒー豆の香り。客や店主が語り合う穏やかな声。地元で長年愛される喫茶店には今日も優しい時間が流れています。Hanako『福岡シティガイド』「ぼーっとするなら、どんなカフェ?」より、福岡のレトロ喫茶店2軒をご紹介。
〈ブラジレイロ〉かつては地元の文化人たちが通った、創業85年の老舗。/店屋町
福岡で老舗喫茶といえば一番に名が挙がる名店。2代目・中村好忠さん・久美子さん夫妻の自宅と店内、合計3台の焙煎機を使い鮮度の高いコーヒーを届ける。
定番のクラシックブレンドは、コーヒーが注がれたピッチャーと空の小さなカップで提供。1杯目は何も入れずにピュアな味を、2杯目は砂糖やクリームをお好みで。コーヒーをしっかりと味わってほしいという店主の思いから長年続くスタイルだ。
自家製ソースたっぷりの人気メニュー。ランチタイムはコーヒー、サラダ、ライスが付いて1,150円(税込)。1日15食のみ(なくなり次第終了)。
〈ブラジレイロ〉
作家の原田種夫、夢野久作が通ったという。
■福岡県福岡市博多区店屋町1-20
■092-271-0021
■10:00~19:30LO(土~18:30LO) 日祝休
■50席/喫煙
〈珈琲伊藤〉学生からお年寄りまで、おしゃべり好きが集まるサロン。/西新
高校や大学が近隣にある学生街で1977年に開店。
店主の伊藤康男さん曰く、当時はお客の8割が学生だったという。42年目を迎えた今では当時のお客が子どもを連れて来店することも。
カリッと焼いたトーストにカレー味で炒めたミンチとキャベツ、オニオンスライスをサンド。パンの耳にはクリームを添える。名物はネルドリップのコーヒーと、注文を受けてから焼き上げる「ホットプレスサンドウィッチ」。
卵をたっぷり使 ったふわふわ生地にメープルシロップとバターがじんわり染みこむ。カウンターには顔なじみの常連客が並び、テーブルはパフェやワッフルなどスイーツ目当ての女性客で華やぐ。
〈珈琲伊藤〉
ブレンド、ストレート、バリエーションとコーヒーは20種。おすすめは伊藤ブレンド。
■福岡県福岡市早良区西新5-1-35
■092-823-0325
■8:00~21:00 不定休
■29席/喫煙
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(Hanako1173号掲載/photo : Daisaku Eto text : Sakiko Kobayashi(Chikara) edit : Chikara)