連載「拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか?」/第13回 観覧車がクラブに!?ど迫力ナイトスポットスポット〈MARQUEE Singapore〉へ。【元ハナコのシンガポール書簡】
第13回はシンガポールを象徴するデザイン建築〈マリーナベイ・サンズ〉に誕生したナイトスポット〈MARQUEE Singapore(マーキーシンガポール)〉にフォーカス。建物内にあるのは……観覧車!?大人の遊園地のような心躍る新名所にお邪魔しました。
こんにちは、ご無沙汰しております。出産のために日本へ一時帰国していたため、前回のお手紙から間があいてしまいました。シンガポールを離れていたのは半年弱なのに、戻ってきてみたら目新しいものがあちこちに。また、レポートを始めてみようと思います。新ネタがいろいろあるなかで、再スタート初回は何をご紹介しようかなと悩みました。ここはやっぱり、シンガポールといえば! の、かのマリーナベイ・サンズのニュースから始めてみます。
2019年4月、マリーナベイ・サンズに新しいナイトスポットが誕生しました。ニューヨークやラスベガスで名高いナイトクラブ〈MARQUEE〉が上陸したのです。これが、まあ、すごい空間で!
まず、天井高が約21メートル。壁一面を覆った巨大スクリーンに映像が音楽と連動して映し出されるのですが、映像と光が波になってグワァっと押し寄せてくるようで、心が一気に飲み込まれ、テンションアップ。
そしてこちら、観覧車とスライダー! もちろん、どちらも乗ることができます。「THE BIG Q」と名づけられた観覧車内には、セルフィできるプリクラのような設備を搭載。かなり並んでいたので、残念ながら乗車は断念。。。
スライダーは1フロアぶんなので、数秒で滑り切れますが、スピードが出てスリル満点。
「内装はさまざまなアミューズメントパークやフェスからインスパイアされています。両者のエネルギーを感じられる屋内施設にしたかったんです。THE BIG Qは、コーチェラの野外フェスやエレクトリック・デイジー・カーニバルのアイコンになっている観覧車からアイディアを得ました。世界初の屋内観覧車があるナイトクラブですよ」(TAOグループ(MARQUEEオーナー)共同創立者 ノア・テッパーバーグさん)
ちなみに〈MARQUEE Singapore〉がつくられた場所の前身は、劇場。21メートルもの天井高、2300平方メートルもの広さ(シンガポールのナイトクラブ最大級!)を誇るのは、そのため。随所に劇場らしい要素も残されています。
スタッフのユニフォームが、男性は黒服、女性はリトルブラックドレス(胸元がセクシー♪)なので、大人の社交場のような艶っぽいムードすら漂っているような。大人になり、最近、クラブから足が遠のいたわたくしですが、ここは、ちょっと装って行くナイトアウトの目的地にしたくなりました。
グランドオープニングを飾ったDJ Tiestoはじめ世界的に有名なDJを招聘したり、ローカルの人気DJが回したり。MARQUEEブランドだからこそのハイパフォーマンスばかりなので、来星の際はぜひチェックしてみください。
そうそう、5月には隣接スペースにラウンジ〈AVENUE〉がオープンします。さらにモダン和食と寿司レストラン〈KOMA〉も年内オープン予定。どちらも豪華そうな予感。このお手紙が届くころには〈AVENUE〉がSNS上などで話題になっていることでしょう。
我が子の世話は休みなしに続くので、たまには息抜きがしたいもの。良音のシャワーを浴びて、リフレッシュできました。なんか疲れたなー、ストレス発散したいなー、と思ったら、〈MARQUEE Singapore〉を目指すシンガポール旅をご計画くださいね。
〈MARQUEE Singapore〉
MRT Circle Line(黄色)またはDowntown Line(青色)「Bayfront」駅直結
■2 Bayfront Avenue, The Shoppes at Marina Bay Sands #B1-67, Singapore 018956
■+65-6688-8672
■金土祝前21:00ドアオープン※変更になることもあるので詳しくはウェブサイトのカレンダーをチェック。
■https://marqueesingapore.com/
※入場は18歳以上。ドレスコードはスマートカジュアル。
プチコラム…「ハローベビー!子連れにフレンドリーなシンガポール」
子連れ旅の渡航先として人気のシンガポール。大人の身ひとつで歩いていると気づかなかったのですが、実際に子連れで生活してみると、たしかに、と思うことが日々あるので、ポツポツとご紹介をば。
たとえば道路。よほど奥まった住宅街でもないかぎり、滑らかに舗装されています。よって、ベビーカー移動が非常にスムーズ。歩行者用道路と車道の境目にも段差がなく、スイスイ。
日本でベビーカーを購入する際、「段差に強いタイプを」なんて探していたのですが、シンガポールに戻ってみたらスルスル進めてしまって拍子抜けしました。