ヴィンテージに囲まれた、まるでヨーロッパなカフェも。 おしゃれカフェ開拓なら馬喰町エリアへ。落ち着く空間が魅力のリノベカフェ3軒
数年前にブームになった馬喰町エリアは健在。古いビルや倉庫を改装したレストランやギャラリーが、問屋街に違和感なく溶け込んでいます。Hanako『ふだんづかいの大銀座』「おいしい食はもちろん、スタイリッシュな空間も楽しむ。」より、おすすめカフェ3軒をご紹介します。
1.〈KIKKA〉さりげなく社会貢献できる新しいスタイルのスペース。
サステナブルがテーマのホステルが、昨年10月にオープン。クリエイターたちがコラボし、低価格なのにお洒落で充実した内容を実現。宿泊や飲食をするとアフリカの子どもたちに寄付ができるシステムを導入するなど、一歩進んだホステルになっている。
大きなガラス窓が目を引く1階は、早朝から夜まで利用できるカフェ。
夜はイタリアンが基調の、ワインに合う料理もラインナップ。
ゴミを出さない“ゼロウェイスト”宣言をした徳島のカミカツビールや、フェアトレードのコーヒーなど、こだわりの飲み物も用意されている。利用することで、意識せずに社会貢献ができるスペースが新しい。
〈KIKKA〉
予約可。ドミトリー1泊2,800円~。
■東京都千代田区東神田1-3-3
■03-5825-4806
■朝食7:30~11:00、ランチ11:00~15:00LO、ディナー17:00~23:00LO(カフェは終日) 無休
■30席/禁煙
2.〈Bridge COFFEE & ICECREAM〉ブレイクタイムに最適な、ヨーロッパスタイルのカフェ。
大きな交差点の角に立つ、大正時代のレトロなビルの1階。ブルーグレーのレンガの外観が目立つカフェは、終日人の出入りが絶えない。
高い天井と広々とした空間にはヴィンテージの家具がゆったりと配置され、中央には大理石の天板が印象的な特注の大きなカウンターが。
コーヒーは、代々木上原の〈リトル・ナップ・コーヒー・ロースターズ〉の豆を使用。エスプレッソはブラジル、グァテマラ、エチオピア、コロンビアの4種類をブレンドした、バランスが良く飲みやすい味わい。
カフェラテは、コクがありながらもミルクの甘みも感じて飽きがこない。通年人気のアイスクリームも見逃せない。テイクアウトも同価格。
〈Bridge COFFEE & ICECREAM〉
アイスクリームは6種類。シングル400円、ダブル500円。カフェ・コン・ジェラート600円。
■東京都中央区日本橋馬喰町1-13-9 イーグルビル1F
■03-3527-3399
■9:00~19:00 不定休
■26席/禁煙
3.〈馬喰町 ART+EAT〉手作りスイーツがおいしいアートギャラリーで和む。
馬喰町エリアのアートギャラリーの先駆けとして、昭和30年代のビルの一室に2007年オープン。
「人と人、アートが楽しく出会うカフェギャラリーがコンセプトです」というオーナーの武眞理子さんが確かな目でセレクトする、絵画や版画、写真、陶器などの企画展を開催している。置かれている家具は、家具作家・井藤昌志さんの作品。由緒ある建物の古材を利用して作ったテーブルや椅子が存在感を放っている。
〈堀口珈琲〉のここ専用ブレンドで、注文を受けてから豆を挽く。アートに囲まれて、香り高いコーヒーと手作りスイーツを楽しむ贅沢な時間がここにある。
〈馬喰町 ART+EAT〉
予約可。3/29~4/13「水谷渉1000のぐいのみ展」、4/6イベント「ETOKI LIVE2」開催。
■東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル202
■03-6413-8049
■12:00~19:00 日月祝休
■20席/禁煙
Hanako『ふだんづかいの大銀座』特集では、おいしい銀座のお店を多数ご紹介しています。
(Hanako『ふだんづかいの大銀座』掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Riko Saito)