神田愛花さん×銀座、ドライブ旅行など新連載まとめ12選|ひとりで見るべき映画、子連れカフェほか
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元ハナコのシンガポール書簡/拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか? 第1回 お酒の値段にびっくり!お財布に優しい飲み処を探せ。【元ハナコのシンガポール書簡】

LEARN 2017.06.30

結婚を機にシンガポールへ移住することになった元Hanako編集者による、星(=シンガポール)通信。東京23区ほどの大きさしかない小さな国。にもかかわらずアジア金融の中心を担うこの国には、各国から企業が進出し、活気にあふれています。ごはんもおいしくて、とってもアツい(暑い)国なのです。元ハナコが日々の生活で見つけた星情報、出張、観光の一助に……。第1回は驚きのシンガポールのお酒事情についてお伝えします。

シンガポールに移って早半年。

生活にも慣れてきたので、お手紙など書いてみようと思います。外国で暮らすのは初めてなので不安いっぱいだったけれど、街は清潔(ガムがNGなど厳しいです。これはまた別の機会に)、人は温かく(シングリッシュに戸惑いましたが、これもまた別の機会に)、楽しく生活しています。

ただ1つを除いて。

何かって、とにかくお酒が高いんです。アルコール度数によって酒税が決まるので、強いお酒になればなるほど、税金が多くかかって高くなります。カクテルなど頼もうものなら、お会計が、目が飛び出るような価格になることもしばしば。日本では料理に使っていたものがスーパーマーケットで25ドル(約2,000円)だった時には、言葉を失いました。よって、“お財布に優しい飲み処(術)”情報を、在星者同士、日々交換しています。こちらにいらっしゃった時のために、私がいままで飲み歩いた中でよかったスポットを、一部、ご紹介しますね。

ビールはシンガポール呑んべえの強い味方!

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ビールはアルコール度数が高くないこともあり、安く飲めるお酒です。日本ではすでにお馴染みですが、クラフトビールは、今、シンガポールでもじわじわきています。

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個人的にお薦めしたいのが、〈チャイナタウン コンプレックス〉というホーカー(食べ物屋台が多数並ぶフードコートのようなもの)に入っているクラフトビール屋台〈On Tap〉。

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インポートのものなど15〜6銘柄のドラフトが楽しめます。6ドル(約480円)から飲める、お財布フレンドリーさ。数年前にお店を開いたという店主。キンキンに冷えたビールを効率的に注げるようにと、冷蔵庫扉にノズルをつけた改造冷蔵庫を使用しています。「お店は何時まで開いてるの?」と聞けば「何時まで開けててほしいの?」と返してくれる、心優しき店主です。

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シリアル・プラウン(海老の炒め物に大量のシリアルをまぶしたもの)や土鍋ごはんなど、好みの屋台飯をつまみに、ビールをごくごく。夕方から夜は気温がさほど高くなく、ゆるゆる届くファンの風が心地よい。ビールを飲みながらボードゲームに興じる中華系のおじいちゃんたちも多く、東南アジアらしさが感じられる場所です。

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そうそう、都心から少し離れますが、ビール党には『タイガービール』の工場見学ツアーを猛烈プッシュ。

シンガポールを代表するタイガービールの作り方を学び、試飲するツアー。同ビール以外にも、系列会社のビールが飲み放題になるのが嬉しい。最寄り駅からタクシーで工場へ向かったのですが、「見学っていくらでできるの? え、18ドル!? それで飲み放題?? 俺も来週行く‼」とドライバーがかなり興奮していました。

女の特権。レディースナイト・プランを活用

シンガポールのレストランは、水曜日にレディースナイト・プランを設けているところが多く見受けられます。中には、採算は取れるのだろうか、と聞きたくなるようなものも。

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〈CAFÉ & BAR GAVROCHE〉もその1つ。パリの街角にいるような気分になる(友人談)お洒落なムードの店で、こちらのレディースナイトはロゼワインが飲み放題。しかも、ロゼ代はタダ!!

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水曜日に同店を訪れると、女性は空のワイングラスを渡されます。カウンターにグラスを持って行くとスタッフ(イケメン)がエンドレスに注ぎ足してくれるのです。

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食事代だけでいいので、写真の盛り合わせプレートをつまみに1人約30ドル(約2400円)。お得です(ロゼを10杯飲んだところで、以降、カウントをやめました)。

ワインがいろいろ楽しみたい時は、卸元へ

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ワイン好きのシンガポール在住者で知らない人はいないであろう店が〈wine connection〉。

ボトル20ドル(約1600円)台で飲める銘柄が複数あり、ワインリストをじっくり眺める楽しみを与えてくれます(通常、テーブルワインでも50ドル(約4000円)近く、リストを見てもリーズナブルなものは選択肢がありません)。時折、在庫一掃セールで1本18ドル(約1440円)なんてものも!価格がおさえられるのは、経営者がインポーターだから。

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シンガポール市内数か所に店舗があり、私がよく行くのはRobertson Walk店。ここは食事ができるタパス バー&ビストロと、チーズやシャルキュトリなどつまみメインのチーズバーの2フロアで展開しています。ここのブルーチーズがおいしくて、ついつい飲みすぎます(いつもだけれど)。

お酒は私の生活からは断てないもの。なので、安飲みスポットの開拓を続けようと思います。また素敵なところを見つけたらご連絡しますね。来月、東京に戻るので、また一緒に横丁やスナックめぐりしましょう!お互い肝臓には気をつけつつ……。

敬具

~今回ご紹介したお店はこちら~

〈On Tap〉
■住所:335 Smith Street, #02-075, Chinatown Complex, Singapore, 050335
■アクセス:MRT「Chinatown」駅より徒歩4分
■営業時間:夕方〜
■定休日:不定

〈Tiger BREWERY TOUR〉
■住所:459 Jalan Ahmad Ibrahim, Singapore, 639934
■アクセス:MRT「Joo Koon」駅からバス182または182Mに乗り換え
■ツアー時間:13:00〜/14:00〜/15:00〜/16:00〜/17:00〜
■定休日:土日祝
※ホームページより要予約https://tigerbrewerytour.com.sg

〈CAFÉ & BAR GAVROCHE〉
■住所:69 Tras Street, Singapore, 079008
■アクセス:MRT「Tanjong Pagar」駅より徒歩3分
■営業時間:12:00〜14:30、18:00〜22:30、土10:30〜深夜、日10:30〜14:00
■定休日:なし
※「Ladies Night」は毎週水曜19:00〜21:00のみ。

〈wine connection〉
■住所:11 Unity Street, #01-19/20(Tapas Bar & Bistro)/ #01-05(Cheese Bar), Robertson Walk, Singapore, 237995
■アクセス:MRT「Clarke Quay」駅から徒歩15分(バスやタクシーが便利)
■営業時間:タパス バー&ビストロ11:30〜翌1:00(金土〜翌2:00、日〜23:00)チーズバー11:00〜翌1:00(金土〜翌2:00、日〜23:00)
■定休日:なし

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