ハナコラボ日記/本山順子の東京さんぽ道 第18回 スペイン・バルセロナへ!ガウディの代表作・自然と芸術に囲まれた〈グエル公園〉で朝散歩。

LEARN 2019.02.02

第18回目は、前回の〈サグラダ・ファミリア〉に引き続き、ガウディの代表作でもある〈グエル公園〉をお散歩。〈グエル公園〉はガウディの後援者でもあり、理解者でもあったグエル伯爵が計画した英国風の庭園式住宅地です。総面積が約150,000平方メートルという広大な公園を早朝にお散歩するのはとっても清々しくて気持ちいいですよ~♪それでは早速行ってまいりましょ~う!

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グエル公園は開園前は(営業時間は冬場は8:30~、夏場は8:00~)なんと無料なんです!人もまばらなグエル公園。園内のガウディ建築をゆっくりと見て回ることができます。東側入り口から入ってのんびりお散歩開始。早朝なため、まだほんのり薄暗いです。

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色とりどりのお花やり緑々しい緑の中、瑞々しい澄んだ空気で深呼吸。朝のお散歩の醍醐味はやっぱりこれですよね~。

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小高い丘から見えてくるのはバルディリ・レイシャック小学校。もともとはこの土地にあったカザ・ララールトゥをガウディが改修し、グエル伯爵のお家だったのだそう。広いな~。そして世界遺産の中にあるガウディが建築に携わった学校で学べるなんて。驚きがいっぱいです。

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ぐるぐる歩き回って、正面入り口へ。真っ青な空とガウディワールド全開の世界観!モニュメント階段と列柱ホールに燦々と光が差し込み、朝来てよかった~っと思わされる瞬間でした。

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向かって左側の壁を職人さんが補修中。この壮大なモザイクタイルもこうやって一つ一つ職人さんの手ではめ込まれて作られてるんだ~っとワクワクしてしまいます。

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階段を中段まで上がるとグエル公園の泉の守り主でもあるカラフルなトカゲさんを発見。人はまばらとはいえ、たくさんの人がひっきりなしに写真に収めていかれる人気者のトカゲさんです。

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私はトカゲ、トカゲと言っておりますが、公式サイトはドラゴンとなっており、サンショウウオでしょ!いやいや!やっぱりトカゲだよ~なんて、正体には様々な説があるのだそう。ですが、実際はガウディが何をモチーフにしたのかは秘密になってるのだとか。うーん。それはさておき、つぶらな瞳がとっても可愛らしい!

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そしてこちらも負けず劣らず可愛らしいネフシュタン。ギリシャ神話でモーゼを守った蛇だといわれてるんですって。このおとぼけな感じの二匹がグエル公園を守ってるんだって思うと応援したくなりますね。

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さらに階段を上ると、可愛すぎる半円型のベンチが!サグラダ・ファミリアからグエル公園まで、モザイクタイルで表現できる”美しい”の幅が広すぎてびっくりさせられます。

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いよいよ大広場へ!少し遠くから眺める全長110メートルのながーい波打つベンチも優雅で美しい。タイルの特徴的な色彩感覚とデザインはガウディの助手ジュゼップ・マリア・ジュジョールの貢献も大きいのだとか。

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振り返ると、あの鬼才ダリが『砂糖をまぶしたタルト菓子のようだ』と評した「管理人室」と「守衛の家」を一緒に眺めることができます。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家をモチーフに作られたというだけあってとても不思議で可愛らしいです。

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ベンチにゆったりと腰掛けて眺めるグエル公園での時間は贅沢そのもの。ベンチを彩るタイルはタイル工場から出た廃棄用のタイルや、食器など廃棄品を再利用してはめ込まれていてます。さらにこの広場にはかなり大規模な仕掛けが!

広場に敷き詰められた砂で雨水が濾過され、先ほどの写真に写っていた列柱の中に仕込まれたパイプを通って地下の貯水槽にきれいな水が溜まっていくのだそう。美しさだけでなく機能性も考えられてるとは!おそるべしですね~。

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最後に「お菓子の家」の二階から正面入り口をパシャり。ひきで眺めてみると世界観がより凝縮されて本当におとぎ話の中に迷いこんだような感覚になります♪

前回に引き続き「ガウディ建築」のお散歩でしたが、サグラダ・ファミリアとはうってかわってほっこりほんわかした気持ちに。「人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる、新しい住宅地」という進みすぎた発想は当時の人たちには理解されず、その計画はあえなく夢で終わってしまいました。

ですが、時を経て今もたくさんの人たちに愛される「自然と芸術に囲まれた場所」になったと思うとガウディとグエル伯爵の心意気や情熱に感動させられます。ではでは、皆様も良いお散歩を~。

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