占星術観点より運気アップのヒントも! 神社ツウが対談!2019年に行くべき、おすすめ神社とは?vol.1
新たな一年を迎えるにあたり、どんな神社へお参りに行くとよいのか。yujiさんには占星術の観点もふまえていただきつつ、神社ツウのお二人に、2019年だからこそ訪れたい神社を語っていただきました。
「旅、冒険」
yuji(以下y):どんな神社に行くべきか、ということを考える時、まずひとつポイントになりそうなのが、その年の運気について。占星術で観ると、2019年は、幸運を司る木星が射手座に滞在する「射手座木星期」という周期の只中にあります。そのため射手座が持つ性質を日常に取り入れると、運気の波に乗りやすくなるんです。
MARIKO(以下M):そうなんですね!どんな性質なのか気になります。
y:キーワードは「旅」「アウェイ」「学び」など。そういうご縁を授けてくださる神社に行くといいと思いますよ。
M:それなら、猿田彦大神がお祀りされている神社とかはいかがでしょう。
y:道案内の神様なので、よき旅に導いてくださりそうですね。伊勢の猿田彦神社は、その代表的な神社。ほかにも、猿田彦大神がお祀りされている神社は全国にあるので、行きやすい場所を見つけて、お参りするのもおすすめです。
M:近場となると、お参りもぐっと気軽に行けていいですね。
y:遠出をしなくても、小旅行気分で行ける神社なら、「旅」のキーワードを取り入れる一手となります。たとえば、鎌倉の鶴岡八幡宮は、東京都内から電車で1時間ちょっとで古都の名残の非日常感が味わえて、とてもパワーが感じられる、個人的にも好きな神社です。
M:鎌倉なら、おいしいお店や観光スポットもたくさんあるので、小旅行にはうってつけですね。
y:そうなんです。そして、さらに運気を上げたいなら、最寄りの鎌倉駅ではなく、隣の北鎌倉駅で下車。射手座木星期は「冒険」もキーワードに入っているのですが、裏山から八幡宮へ向かうこのルートは、山歩きで自然に分け入る様が冒険とリンク。もちろん秘境とか、まさに冒険を地で行くような場所にある神社に行くのも、運気アップに有効ですよ。
「決意を新たにする」
M:年始早々のお参りといえば初詣。私、初詣におすすめしたい神社があるんです。
y:どこでしょう?
M:茨城県の、大洗磯前神社です。境内を出てすぐの磯辺に「神磯の鳥居」と呼ばれる鳥居が立っているのですが、そこで元旦に行われる「初日の出奉拝式」という神事が、特別感たっぷり。太平洋を望む鳥居と初日の出に向かい、神職の方と共にお祈りをするという。
y:縁起がよさそうで、一年をスタートさせる場所としてこの上ないですね。
M:ここで新たな目標を立てたら、気持ちが引き締まってやり遂げられるはず。
y:それにこの神社は、都内からだと小旅行くらいの距離にあるので、射手座木星期の運気に乗るにもちょうどいい。
M:それは嬉しい合致!ところでyujiさんは、初詣をどうされています?
y:僕は、東京十社巡りをするのが、ここ数年の慣例です。東京十社とは、神田明神、日枝神社など、明治天皇が明治元年に東京の平和を祈願した10の神社を指しますが、すべてまわると東京のご利益を全方位的にいただけた気持ちになって、元日から「この一年、がんばれる!」とエネルギーが湧くんです。
M:それ、いいですね!
今回教えてくれたのは…
MARIKO(まりこ)/モデル。ファッションや美容など幅広い方面で活躍。神社好きが高じ神社検定1級を取得。その造詣の深さから、神社仏閣に関するコラム執筆なども行う。インスタ@marikozaemonにも神社の話題が。
御朱印は、榛名神社に行った時、その荘厳さに心打たれて集め始めたそう。手元にあるのは、愛宕神社の千日詣りの際に限定で授与された茅の輪守り。こうした記念グッズも多数収集。
yuji(ゆうじ)/幼い頃から自覚していたというヒーラーとしての力と、西洋占星術を駆使した個人鑑定が人気。神社仏閣との強いつながりを感じ、巡礼の旅を重ねる。著書は『神さま手帖』(ワニブックス)ほか。
国内のほか、海外の聖地も巡っているyujiさん。スタンプが押してある台紙は、世界遺産であるスペインの巡礼路を旅した時のもの。出雲の縁結びの糸は、人に差し上げることが多い。
Hanako『幸せをよぶ、神社とお寺。』特集では、全国のおすすめ神社・寺・聖地を多数ご紹介しています。
(Hanako1168号掲載/photo : Maki Ogasawara illustration : Heisuke Kitazawa text : Nami Hotehama)