前田有紀の『週末・気分転〈花〉』~第25回~ とびきりユニークで美しい。1輪からでも飾れる小花たち

LEARN 2018.10.27

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第25回は、1輪からでも飾れる小さな花々をご紹介します。

日に日に日が短くなってきて秋が深まってきましたね。ホリデーシーズンに向けて花屋の私たちは装飾や制作、出店の予定が目白押しです。Hanako読者の方も仕事にプライベートのイベントに何かと忙しくなってくる頃でしょうか。

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秋に出回る花で溢れた市場もまた華やかに彩られます。バラやダリアが最盛期を迎える一方で、風情やちょっとしたニュアンスが楽しめる小花がぐっと魅力を増す時期でもあります。今回は、「1輪からでも飾れる小さな花」をテーマに、今週出会ったとびきりユニークで美しい小花たちをご紹介します。

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「マリーゴールド」
鮮やかなオレンジ色が印象的なマリーゴールド。花壇苗の印象が強いのですが、花屋に並ぶものも可愛いです。近年は大輪のものも多く出回っていますが、優しい黄色の小さなタイプのマリーゴールドは野花の風情が楽しめます。

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「フランネルフラワー」
柔らかい印象のフランネルフラワーは花屋の中でもファンの多いお花。オーストラリアが原産のお花なんですが、ふわふわした柔らかい手触りとゆったりした曲線が、フランネルフラワーにしかない味わいを出しています。

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「クレマチス」
八重咲きになったクレマチスは、他のお花にはないような、ふわりとした空気感を帯びた綺麗な花です。先日、お客様のウェディングブーケにメインのお花として使わせてもらいました。

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「コスモス」
いまの時期は外の風景でもコスモスが咲いているのを見られる頃。群生して風に揺れる風景も美しいですが、1輪を小さな花瓶で飾るのも、なんとも言えない味わいがあります。

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「フェノコマ」
アフリカから届いている野性味あふれるフェノコマ。ゴツゴツした固さがあり、このままドライフラワーになります。一年の中でも出回る時期は本当に短いので、見つけたら必ず手にしてしまいます。

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華やかなお花はもちろん、1輪で飾って少しだけお部屋で彩りを感じるのも、部屋で過ごすことが増える秋ならではの楽しみ方ですね。1輪から飾れるお花をお花屋さんでぜひ探してみてください。

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最後に近況を少し。
先日北鎌倉にある明月院に行ってきました。アジサイの季節が有名ですが、秋にいくのははじめて。ホトトギスがひっそりと咲いていたり、院内の色々なところに季節のお花がいけられていたり、飾ってあったりするので回遊するのが楽しかったです。ベンチも多いので家族でのんびり過ごせました♪みなさんも秋の鎌倉にぜひ遊びにいらしてください。

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