ここがうどん屋さん!? 夏に食べたいヘルシーうどんもチェック!女子会やデートにもおすすめのおしゃれなうどん屋さんとは?
すっと入ってサクッと食べるイメージのうどんですが、女子会やデートにもおすすめの居心地のいいうどん屋さんがあるんです!夏に食べたいさっぱりヘルシーな一杯とともに、Hanako『わたしの夏麺diary』「居心地のいいヌードルショップ。」よりご紹介します。
〈natural cafe こひきや〉/熊野前
買い物客でにぎわう下町の商店街。その一角にある〈こひきや〉には、うららかな時間が流れる。
大きな窓から差し込む木漏れ日がナチュラルテイストな家具に表情を与え、店内を貫くように設えたウルシの木がまるで木の幹に入り込んだような錯覚を起こさせる。
面白いことに、ここにはいわゆるかけうどんやざるうどんがなく、豆乳坦々うどんや豚肩ロースのチャーシューうどんなどの個性派がそろう。しかも、どれも驚くほどの手のかけよう。この夏に登場した「自家製シーチキンと新玉ねぎのヘルシー冷やしうどん」なんて、カツオを香草とともに火入れし、旨味を閉じ込める工程からスタート。
「自家製シーチキンと新玉ねぎのヘルシー冷やしうどん」1,166円(税込)。小鉢・ドリンクつき。
鶏醤入りのだしも、エシャロットが香るドレッシングも、化学調味料不使用というポリシーのもと素材探しから心を砕いたもの。お店の雰囲気同様、じんわり染み入る味わいにハアと小さくため息。スマートフォンをしまい、素朴な幸せに向き合いたい。
〈natural cafe こひきや〉
■東京都荒川区東尾久5-20-15
■03-6807-7512
■11:30~18:00(17:30LO)、金土11:30~21:00※14:00まで ランチタイム 日月休
■32席/禁煙
〈豊前房〉/中目黒
〈豊前房〉を初めて訪れる人はこう言うはず。「こんな場所にこんなお店があったなんて!」。大通りから一本入った静かな通りに立つ小さなお店は、剥き出しの天井や南欧風のテラコッタタイルが洒落たビストロを思わせるが、キッチンから漂うだしの香気はまさしくうどん屋のそれ。
著名な写真家の作品が飾られるセンスのいい店内。
温冷で素材を使い分けるだしは、“若”こと大将の佐藤克明さんも「うちの命です」と胸を張る。定番ものに加え、独自のメニューも多い。この時季の人気No.1は、クレソン、みょうが、大葉など薬味がたっぷりのる「香味野菜のサラダうどん」(数量限定)。
「香味野菜のサラダうどん」1,134円(税込)。清涼感いっぱいの夏らしい一杯。
鼻腔を駆け抜ける爽快感は夏らしさ全開!隠し味の米酢とゴマ油によってさらに加速し、汗ばんだ体がみるみるうちにリフレッシュされる。岡山の製麺所から取り寄せる、シルクのごとくなめらかな手延べ麺にもうっとりしつつ、最後の1本をすすり終わるころには、体の中で涼風が吹き抜けるのを感じられる。
〈豊前房〉
■東京都目黒区東山1-11-15
■03-3710-5425
■11:45~14:30LO(火~土のみ)、18:00~22:00LO 月、第4日休(8 月まで日月休)
■22席/禁煙
(Hanako1161号掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Kon Inoue, Junya Hirokawa)