R-1優勝、Netflixで主演、初監督作品が海外で4冠。快進撃を続けるゆりやんレトリィバァさんが今向き合っているものとは。
1990年11月1日生まれ、奈良県出身。2017年女芸人No.1決定戦「THE W」で優勝。2019年には「アメリカズ・ゴット・タレント」に挑戦し注目を集める。Netflix『極悪女王』でダンプ松本役を演じて話題に。映画『禍禍女』で初監督に挑み、表現のフィールドを広げている。
「できるかな」ではなく「できるっしょ!」の精神で。

人気絶頂の中でアメリカに拠点を移し、映画『禍禍女』で初監督にも挑んだゆりやんレトリィバァさん。次の一歩をためらわずに踏み出していく、そのしなやかな姿勢が、今の彼女を形づくっている。そうした歩みのなかで、今最も向き合っているのが英語だ。
「英語がもっと話せるようになると、その感覚で自分表現できるようになると思うんですが、なかなか勉強が進んでいないので、これからもっと腰を据えて取り組まなきゃと意気込んでいるところです。今頃、日本語を忘れるくらい英語がペラペラになっている予定だったんですけど。まだまだ学びの真っ只中です。日本に戻ってきているときはアプリを活用して、ロサンゼルスでは、とにかく英語をしゃべる。強気の勉強法です。うまく聞き取れなかったり、しゃべれなかったりして、心が折れそうになっても、気合いで折らない!根性論です(笑)」

アメリカでの活動を夢見た頃から、信頼しているマネージャーには思いを打ち明け、ともに目標に向かって歩んできたそう。
「デビュー当時から担当してくれているマネージャーの牧(修平)くんとは、夢とか目標は共有してます。なんとか爪痕だけでも残さなきゃともがいていた頃、それこそお互い右も左もわからない時代から一緒にやってきてるから、悔しいことも一緒にたくさん味わってきました。信じられないくらいスベったときも知られているから、なんでも話せます。それにちゃんと言葉にすると、叶うような気がするんです。言霊を信じているから。だからアメリカへの移住を決めたときは、不安はあまりなくて『アメリカに行くやろ、そしたら向こうでも活躍できるから大丈夫』みたいな、なんとかなるやろ精神でした」
そのスタンスは、幼い頃から変わらない。
「小さな頃から芸人になりたくて、毎晩寝る前に自分がお笑い芸人になったら、って想像するのがめっちゃ好きだったんです。活躍している自分を絵に描いたり、当時応援していた嵐のメンバーになることを想像したり(笑)。それが楽しくて楽しくて。想像しているうちに、『芸人になれるかな』というより『いや、なれるっしょ!』って気持ちになってくるんです。小学校を卒業したら中学校に行く、みたいな感じで、自分にとって、疑いようのない当たり前の未来というか。ただ、吉本に入ったらすぐテレビに出て活躍できると思ってたので、そこは大誤算でした(笑)」
ずっと同じところにいず、やりたいことに貪欲に。

それでも英語の勉強と同じく、目標に向かって走り続ける中で、心が折れたことは一度もないという。その姿勢こそが、ゆりやんさんの強さを物語っている。
「テレビ収録で、こっちは必死に頑張りながらもスベりまくってたのに、ただ座っているだけの芸能人がタクシー券をもらえて、うちらは電車で帰らなあかんみたいなときがあって。そのときはしんどかったですが、『絶対見とけよ、見返してやるからな』とは思っても、辞めたいと思ったことはないんです」
アメリカでも、挑戦の歩みを止めずに、次々と新しい扉を開きながら進み続けている。
「アメリカで舞台に立つと、日本では経験したことのないような緊張を感じるんです。手がぶるぶる震えちゃいますし。自分でもまだまだだなって感じているから、向こうでも、コメディの演技を学べるようなお笑いの学校に入る予定です。もう一度、新入生の気持ちで飛び込むというのをやってみたかったので、楽しみ。それにダンスも習ってみたいです。自分の技をどんどん増やして、表現を広げたい。日本のお笑いはめっちゃ好きで、その中心にいたい気持ちはあるんです。でも、ずっと同じことをしていてはダメだなって感じているので、もっともっとアメリカで自分を試して成長していきたいです」
挑戦を現実に変えるゆりやんレトリィバァさんの力強い歩み。

2017年:女芸人No.1決定戦「THE W」優勝
2019年:「アメリカズ・ゴット・タレント」に挑戦
2021年:「R-1グランプリ」優勝
2024年:Netflix『極悪女王』にて主演を務める
2024年:活動拠点をアメリカに移す
2026年:初監督作品『禍禍女』上映
大学在学中にNSC へ入学して以来、「やりたいことを叶える」という強い思いを原動力に、お笑いの枠を超えた挑戦を重ねてきた。過酷な役作りを経てNetflixの大作ドラマで主演を務め、さらなる可能性を求めてアメリカへ拠点を移す。そして今年は、自身の恋愛経験をもとにした作品でメガホンを取ることに。挑戦は今もなお加速し続けている。
自分のいいところを書き込んでエナジーチャージ。
「自分のいいところをノートに書き込むんです。『ゆりちゃんって偉いね。こんな最高な人間、地球にはあなただけ』とか。ノートでは自分をとことん甘やかしてあげる。それだけですごく救われます」
小さな頃からの夢だった映画監督に!
映画『禍禍女』

自身の恋愛経験をもとにしたストーリーにて監督を務める。執拗に男たちに付きまとう禍禍女の正体とは? 愛情は執着になり、愛と欲望が渦巻く狂気の世界へ。出演:南沙良、前田旺志郎、アオイヤマダ、髙石あかり、斎藤工、田中麗奈ほか。全国公開中。配給:K2Pictures
『じぶんBIG LOVE!~ゆりやん体づくり本~』

さらに前に進むために挑んだボディメイクの全容を大公開。体づくりを通して、自分をもっと好きになれる一冊。1,870円(集英社)



















