〈亀戸天神社〉の藤まつりへ!春を満喫する参拝にうっとり|MARIKOの心潤う神社巡り

LEARN 2023.04.19

神社検定1級を持つモデル・MARIKOさんの連載がパワーアップ!心のデトックスになる神社紹介や、いまさら聞けない、神社に関する疑問解決など、明日、参拝しに行きたくなる情報満載でお届けします。

みなさんこんにちは!最近、髪をボブにしてイメチェンを楽しんでいるMARIKOです(笑)。GWも目前に迫り、お出かけを予定している方も多いのでは?今回は、江東区〈亀戸天神社〉で開催されている「藤まつり」をご紹介。境内に広がる約50株もの藤棚は圧巻です…!ふわふわと藤の美しさに誘われて、いつもとひと味違う参拝はいかがですか?

亀戸の天神さま

学問の神さまとして受験生にも大人気。
学問の神さまとして受験生にも大人気。

亀戸の天神さまとして親しまれている〈亀戸天神社〉。ご祭神は学問の神さまで有名な「菅原道真公(すがわらみちざねこう)」です。その歴史は約360年前。福岡県〈太宰府天満宮〉の神官で「菅原道真公」の末裔だった菅原大鳥居信祐公がお告げを受けて、亀戸の小さな天神さまの祠に御神像を祀ったことが始まりなのだとか。

東京一の藤の名所!

境内にはなんと50株以上もの藤の花が!創建当時の亀戸は湿地であったことから、初代宮司が湿った土を好む藤を植え、やがて名所になったのだとか。その美しさは歌川広重の錦絵にも描かれ、また江戸幕府5代将軍・徳川綱吉や8代将軍・徳川吉宗が訪れたほど。

2023年の藤まつりは4月15日から5月5日まで開催され、日没から21時まではライトアップも楽しめます。訪れた日は早咲きの藤が零れんばかりに咲き誇り、辺りには藤の良い香りが。初めて嗅いだ藤の香りは濃厚で、うっとりしてしまいました。心字池を囲むように配置された藤棚はまるで庭園のよう。スカイツリーと藤のコラボも絶景です。

藤まつり開催中のみ授与されるのが「藤守り」です。本物の藤の花のような精巧な作りにびっくり!ゆらゆらと揺れる藤の花の飾りも美しく、参拝をより特別なものにしてくれますね。

御朱印と一緒に絵葉書と飴がいただけます。
御朱印と一緒に絵葉書と飴がいただけます。

〈亀戸天神社〉では御朱印と一緒に絵葉書と飴がいただけます。いまの時期は藤の絵葉書。飴は御神紋の梅や、うそ替え神事のうそ鳥など、神社にゆかりのあるモチーフですよ。

見逃せないスポットをご紹介

〈太宰府天満宮〉にならい、境内には本殿まで一直線に3つの橋があります。実はこれは池と橋を人間の一生になぞらえたもの。初めの太鼓橋(男橋)は過去を、次の平橋は現在を、最後の太鼓橋(女橋)は未来を表しています。橋を渡ることで自分の人生を見つめ直し、参拝前の心を清めます。

〈亀戸天神社〉の藤まつりへ!春を満喫する参拝にうっとり|MARIKOの心潤う神社巡り

本殿の東に鎮座する〈御嶽神社〉は仕事運アップにもおすすめ。御祭神は「菅原道真公」の学問の師、「法性坊尊意僧正(ほうしょうぼうそんいそうじょう)」。春の陽気を迎える「卯の神」として知られ、商売繁盛のご利益も。卯は6時頃、東の方角を指し、物事が始まり広がることを表すのだとか。縁起の良さを感じるお社です。

なでると病気が治り、知恵を授かるという「御神牛像」。
なでると病気が治り、知恵を授かるという「御神牛像」。

いかがでしたか?今年は例年よりも藤の開花が進んでいるため、早めのお出かけがおすすめです。いっせいに咲いた藤の花は生命力に溢れてとっても華やか。美しい藤の花に囲まれた〈亀戸天神社〉で、ぜひ特別な参拝気分を味わってくださいね。

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