仕上がりの違いを楽しむ"今日の黒マスカラ” FIND YOURSELF 私を育む美容 Theme#11
ヘア&メイクアップアーティストの草場妙子による「FIND YOURSELF 私を育む美容」。それは画一的な美しさにとらわれず、ほかの誰でもない自分の心を豊かにするための美容。何が自分をよろこばせるか。考え、見極めることは人生をきっと豊かにする。この連載ではそんな想いを届けたいと思っています。
普遍的でどんなメイクにも欠かせない黒マスカラ。まつ毛をボリュームアップするもの、カール力があるものなど、タイプ別に様々なプロダクトがあります。あまたあるラインナップの中から、どんな基準で選ぶのか。まずは、自分にはどんなタイプのものが合っているのかをしっかり見極めることが大切です。
例えば、涙の量が多く、アイメイクが滲みやすい人は、ウォータープルーフタイプを。クレンジングの負担を第一に考える人は、お湯でさっと落とせるフィルムタイプのものがおすすめ。さらに、理想のまつ毛の仕上がりをイメージするとブラシの形状を選びやすくなります。そうして目的に合わせて使い分けると、日々のメイクに変化が生まれます。
お湯で落とせる〈キャンメイク〉(1)のカーブがついた密度のあるブラシは、まつ毛にしっかりフィットし、奥までつけられる仕様です。軽いつけ心地で、マスカラ液がまつ毛一本一本に繊細につくことで、スッとまつ毛が自立。まるでマスカラを塗っていない、存在感のある素まつ毛のような仕上がりに。
一方、まつ毛に束感とマスカラの存在感を持たせたいときは〈ファシオ〉(2)が活躍します。柔らかい液がしっかりつくので、まつ毛の束が太く艶やかに見えます。目のフレームに黒の分量が増えることで、アイラインを引かなくてもぐっと引き締まった印象に。フィルムタイプなのでメイク落としもスムーズです。
そして、〈メイベリン〉(3)は、カールアップと細く美しいセパレートしたまつ毛を叶えてくれるウォータープルーフタイプ。コームがブラシのようにアーチ状に並んでいるユニークな作りで、まつ毛を根元からしっかりと立ち上げて伸ばすことができます。韓国では、縦方向の“上向きのまつ毛”が流行っていて、このマスカラはまさに、そんな仕上がりを求めている人にはぴったり。実際に使い比べてみて、どれが今日の自分に一番合うのか、楽しんで選んでみてください。