Woman #10 伊澤彩織の「今の私を作ったもの」連載X+Y=Me

母が映画好きで、子供の頃から映画をよく観ていました。『スパイキッズ』や『ターミネーター』『マトリックス』などを『金曜ロードショー』で観て育って、90年代SFアクション映画に釘付けでした。特に、高校生の頃に観た『マーズ・アタック！』は強烈なビジュアルが頭から離れず、定期的に見返す映画のひとつです。

宮本武蔵の『五輪書』は兵法書であると同時に、武蔵がどう戦い、生きてきたかが書かれている本。刀の使い方を書いているはずなのに、まるで人生のことを説かれているように思えます。英語版は、書店で偶然手に入れたものですが、英訳と現代語訳を見比べることでより気づきがあり楽しいです。

『アルケミスト』は、本を読むのが遅い私が大学時代に初めて一気読みした本。羊飼いの少年がエジプトを目指す話なのですが、哲学的なエピソードがちりばめられていてすごく綺麗な物語なんです。旅に持っていったり、友達にあげることも多く、すでに10冊以上買っています。