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ハナコラボSDGsレポート 「Mrs. United Nation国際大会」代表・KIKIが見た!世界のSDGs|〈Krossing inc.〉CEO・KIKI

LEARN 2022.10.01

ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第75回は、今月から新しく仲間入りしたKIKIさんのプロフィールを紹介します。

はじめまして。KIKIです

SDGs KIKIさん

今月より「ハナコラボSDGsレポーターズ」の一員になりました、KIKI(深井瑛子)です。
これまで40カ国を旅し、色々な価値観や観点からのSDGsやサステナビリティに触れてきました。SDGsは17の目標があるので、色々な視点からの課題解決のアプローチがあります。あくまで個人的な捉え方ではありますが、つまりは要約すると「どうすればもっと世界中のひとりひとりが自分らしく幸せに日々を送ることができ、それを後世にも残すことができるか」を分かりやすい指標に落とし込んだものだと思っています。

私自身もそれを体現し、アクションしていきたいと考えています。そのひとつとして、私なりの考え方を、今月からこちらで発信をさせていただきますので、少しでも学びがあったり、興味深く感じていただけたらとてもうれしいです。

先月、「Mrs.United Nation」というミセスコンテストの世界大会に日本代表として参加するため、カナダに数週間滞在していました。今回は、そこで触れたSDGsについて紹介したいと思います。

「Mrs. United Nation国際大会」出場のため、カナダに行ってきました!

「Mrs. United Nation国際大会」は、外見の美しさだけを競うのではなく、それぞれが行っている社会貢献活動の評価配分が高い大会。こちらの大会だけでなく、昨今のミスコンテスト・ミセスコンテストは「社会をより良くするためにどう考え、行動しているか」を重視するものが増えてきています。
私が出場した大会は、各代表がそれぞれの国でどのようなボランティア活動を行っているのか、それに対するインタビューが全体評価の45%を占めるものでした(残りの55%は、イブニングドレス、ナショナルコスチューム、ファッションウェアそれぞれのウォーキングによる評価)。
表面上の美しさだけではなく、その背後にあるストーリー性を大切にすることは、コンテスト含め社会全体で見られます。例えば、ただおしゃれなだけのファッションよりも、ストーリー性があったり、リサイクル・サステナブル素材を使っているブランドが注目されていることと同じです。

左から2番目がKIKI。総合2位、観客投票1位で「Mr.Globe」のタイトルを獲得しました。
左から2番目がKIKI。総合2位、観客投票1位で「Mr.Globe」のタイトルを獲得しました。

女性の魅力も同じで、外見の美しさだけでなく、何に情熱を持って取り組んでいるか、これまでどんな経験をしてきたか、それを社会にどのように還元していきたいかが、一般的にも重要視されているように思います。それは、友人関係でも、恋愛でも、ビジネスでも同じように感じます。
女性が社会で活躍するにあたり、大きなトピックのひとつとして妊娠・出産があります。今回のカナダ滞在中に学んだ、アイルランドとカナダの友人たちの取り組み事例を簡単ご紹介します。

アイルランドの友人の事例

アイルランド代表と。
アイルランド代表と。

コンテスト出場者であるアイルランド代表の取り組みです。彼女は昨年、未熟児として生まれた生後3日の愛娘を亡くしました。その際に精神的なサポートをしてくれた地元アイルランドのNPOになにかお返しがしたい、自分のように辛い経験をした人たちに、しっかりとサポートを受けてもらいたいと考え、募金活動を行い、そのNPOに5,000ユーロの寄付をしたとのことです。
そもそも、今回彼女がそのようにしたいと考え行動することになったのは、これまでも数々のNPOや地域の子どものために募金やボランティア活動を行ってきており、そうした行いを当たり前のこととして日常的に行っているからです。

カナダの友人の事例

カナダ車いすラグビーチーム会長:右 とその旦那様:左。
カナダ車いすラグビーチーム会長:右 とその旦那様:左。

カナダパラリンピック委員会の元会長で、現在はカナダ車いすラグビーチームの会長を務められている方の取り組みです。彼女は、障がいを持つ人たちが生きやすい世の中を創るよう、学校現場での教育をはじめ、パラスポーツの推進に長年情熱を注いでいる方です。
教師や学校の校長先生を務めながら、パラスポーツの理解と普及のために、新しく教材を作成し、それを自分の学校はもちろん、地域、カナダ全土に机上の勉強とパラスポーツの競技体験や選手との交流を通じて「障がい」や「パラスポーツ」の興味関心を深めています。
それを推進することで、「障がい」だけに限らず、全ての人が自分らしく生きることができる世の中を創っていると感じています。
直近の実施事例は働く女性に対する対応です。カナダ代表チームのスタッフに産休明けの女性がいるのですが、チームは海外遠征が多いため、乳幼児を連れて遠征に帯同できるよう、新しく制度を創りました。彼女のお母様の分も交通費・宿泊費・食費などすべてをチームが出すことで、彼女のお母様が遠征先で子どもの世話をできるような仕組みを創ったのです。

このように、社会貢献とは、つまり自分自身の経験から来る課題意識だったり、自らの所属する組織やコミュニティ内での課題を解決しようとすることから始まります。日々の自らの行動を少しずつ変えていくことで、より世界が良くなる、それがまさにSDGsのアクションなのではないでしょうか。

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