J SONGBOOK 日本の音楽を学ぼう! TikTok「踊ってみた」の仕掛け人“ローカル カンピオーネ”に聞く、バズりのルール。
LEARN 2022.08.07
TikTokで数々の振り付けをヒットさせてきたローカル カンピオーネの3人に、選曲の決め手は何か聞いてみた。
Navigator…ローカル カンピオーネ
YUKI、KOH、RYOMAの3人で2020年に結成されたダンスユニット。「タイミング ~Timing~」など踊りやすい振り付けがティーンに人気。TikTokフォロワー数は85万人超。
RULE #1 印象に残るユニークな言葉選び。
「まず何より歌詞が聞き取りやすいものがいいです。キャッチーなワードは振り付けしやすいし、みんなも覚えやすい。とくに意味のない言葉もいい。それが踊った時の表情やアクセントにつながります」(RYOMA)
「この曲のポイントは冒頭の“そういやさそういやさ”のところ。歌詞のキャッチーさとダンスがうまく合いました。動画の冒頭にこの動きを持ってくることで“面白そう”とたくさんの人が見てくれた」(KOH)
RULE #2 共感性のある等身大のフレーズ。
「短尺なので壮大なもの、感動的すぎるものは向かない。端的に共感できる楽曲のほうがマッチ。真似してくれるのは圧倒的に女の子。彼女たちがかわいい、と共感して踊れるものを多く選んでいます」(YUKI)
「“家まで送ってもらいたいの”というフレーズが刺さる一曲。酔ってまだ帰りたくないという雰囲気をかわい子ぶってやれる感じがいい(笑)。このタイプの曲はエモさが大事なのでテンポもゆるく踊りやすい」(RYOMA)
RULE #3 踊れる効果音も大事。
「ルール#1とも近いですが『タイミング 〜Timing〜』の“ポッ”とかそうですし、誰でもアクションを想像しやすいフックになる効果音があるといいです。これもまたダンスを伝わりやすくしてくれます」(YUKI)
「僕が個人で振り付けをした一曲です。“カッチャ”というフレーズや楽曲の中の効果音をエッセンスとして拾っています。効果音とダンスはハマるとかなり気持ちいい。相乗効果を楽しめます」(KOH)