那覇の新アイコンに滞在! 〈HOTEL COLLECTIVE〉で楽しみ尽くす沖縄旅

LEARN 2022.08.16

国際通りのほぼ中央という好立地に建ち、那覇のランドマークとしてその存在が浸透しつつある〈HOTEL COLLECTIVE〉。観光やワーケーションにも、沖縄滞在の新拠点としてぜひ活用したい、そのハイスペックな魅力を改めてご紹介します!

地元の歴史的な一等地に登場したアイコニックなホテル

那覇のメインストリート、国際通り沿いに2020年1月に誕生した〈HOTEL COLLECTIVE(ホテル コレクティブ)〉。オープン以来、着実にファンを増やし続けている注目のホテルです。実はここ、地元の人ならよく知る「國映館」という映画館があった場所。かつて多くの人々で賑わった歴史ある跡地に建てられた、那覇の新たなランドマークなのです。
エントランスでゲストを出迎えるのは、大きなハート形のオブジェ。今や「ハートのホテル」と呼ばれ、撮影スポットにもなっている象徴的存在で、これはドイツの著名彫刻家・Rainer Lagemannによる作品。ホテルの心臓部、おもてなしの心という意味を込めて置かれているそう。

アートが彩る館内には、台湾の気配もあちこちに…!

エントランスを入ると天井高のあるロビーラウンジが広がり、一瞬にして国際通りの喧噪とは別世界に。落ち着いたベージュトーンの空間には随所に「R」が施され、独特の表情を作っています。
非日常へと誘(いざな)うラグジュアリーかつコージーな空間デザインは、〈台北マリオットホテル〉の最上階にあるバー〈INGE'S〉などを手掛けたマイケル・シェー氏が担当。風水を取り入れたロビーは、火・地・水・風をテーマに4エリアに分かれ、それぞれのエレメントに合わせた家具が配されています。
大理石の優美な大階段には、台湾で最も多くの種類が生息し、吉兆の象徴とされる蝶をモチーフにしたスワロフスキー社製のシャンデリアや、漢詩人・白居易の詩をテーマに中国のアーティストが製作したオブジェが存在感を放ちます。
実は〈HOTEL COLLECTIVE〉は台湾の企業が出資し、開業したホテルで、沖縄を愛するオーナーが長年の夢を実現させたものなのだとか。空間のあちこちにふと台湾の温かさを感じるのはそれゆえなのです。筆者もコロナ前までは足繁く通っていた台湾ラバーの一人。まだまだ気軽に渡台しづらいこの時期、ふと台湾旅の気分にも浸ることができ、嬉しくなります。

宿泊者だけの特権、25mプールも!

さらに、4階にはこの界隈で最大という25mのアウトドアプールが。 傍らにはキッズプールやジャグジー、プールサイドバーまであり、ここが国際通りのど真ん中であることを忘れてしまうリゾート感…! 館内にはサウナーに嬉しい本格的なスチームサウナとドライサウナ、大浴場も完備。まさに“五感で楽しむ、フルスペックなホテル”です。

全室30 m2 以上、那覇の街並みを一望するゲストルーム

客室は5階〜13階までの全260室。木目とブルートーンでまとめられた客室は、すべて30 m2 以上の広さ。ワーケーションもはかどりそうな広めのワークデスク、60インチ以上の大型テレビ、着心地のいい軽く柔らかなガーゼ素材のルームウェア…等々、旅慣れた人にこそ、使い勝手の良さが伝わる設えです。

南仏のオイルを使った台湾発の自然派バスアメニティ

バスルームの環境も、ゆったりとしたバスタブ&洗い場付きでレインシャワー完備、と快適。
そして個人的に心惹かれたのは日本初上陸のバスアメニティ〈AD VITAM(アド ヴィタム)〉。台湾発信の自然派スキンケアブランドで、テクスチャーと香りの良さが気に入って調べてみたところ、南フランスの有機ハーブ農家と契約し、良質なハーブオイルを使用しているのだとか。現在日本で扱っているのはおそらくここだけ。SPA好き、バスアメニティ好きの方もぜひチェックしてみて!

ランチは、那覇でも屈指のチャイニーズ「居易園」へ

さて、到着してまず向かったのは、地元の方々にも評判だという中国料理レストラン〈居易園〉。特に人気が高いランチセットを体験しました。透明に澄んだ滋味深いスープや丁寧な仕事が伝わってくる点心に舌鼓を打ちつつ、「ああ、この味はどこかで…」と記憶を辿っていたら、開業当時、台北の5つ星ホテルの点心師や広東料理の料理人が技術指導に当たったのだとか。なるほど、納得です。
菜譜(メニュー)を開くと、大根餅や鶏爪(鶏の手の部分)の蒸し物、酸辣湯など、台湾でもおなじみの料理がオンリストされているのも台湾ファンには嬉しいところ。お土産には自家製パイナップルケーキもありますよ。豆腐選びに徹底的にこだわったという地元産豆腐で作る自慢の麻婆豆腐もまた、沖縄だからこそ出会える味。特にランチは連日賑わっているので、予約が確実だそう。

うちなー料理も豊富な、充実のビュッフェスタイル

朝食、ランチ、ディナーと終日大人気なのがホテル4階のオールデイダイニング「Vision&Emotion」。全てビュッフェスタイルで、ディナーはシェフが目の前で寿司を握り、天ぷらを揚げ、ローストビーフを切り分け…とビュッフェならではの臨場感がたっぷり。生ハムにシュリンプカクテル、茹でたてのカニにその場で仕上げてくれるしゃぶしゃぶと、呑み助の心を掴むメニューも豊富でした。
朝食はアーサ(あおさ)をトッピングできる沖縄ソバやジーマミー豆腐、サーターアンダギーなどの“うちなーメニュー”はもちろん、オムレツなどを好みに応じてシェフが焼き上げてくれる卵料理もあり、目移りするほどの充実度。この朝食を楽しみにホテルをリピートするゲストが多いというのも納得でした。

多彩なオプショナルツアーで、“ケラマブルー”の渡嘉敷島へ!

沖縄ファンなら離島へと足を伸ばす人も多いと思いますが、このホテルにも豊富なオプショナルツアーが用意されています。滞在2日目は、このプランを利用して“ケラマブルー”で知られる慶良間諸島の渡嘉敷島へ。
渡嘉敷港までは泊港からフェリーで約70分。慶良間諸島の36島の中で最大である渡嘉敷島は、世界有数の海の美しさで知られる奇跡の島。筆者が訪れた日はあいにくの雨模様でしたが、雨でもなおエメラルドに輝く海に感動…! 
とかしくビーチで海亀たちとたわむれるシュノーケリングツアーは、ビーチに7匹生息するという海亀たちに出会えるほか、阿波連ビーチの散策やクバンダキ展望台で絶景を堪能したりと、盛り沢山の滞在。ツアーのプロフェッショナル〈セルリアン・ブルー〉の案内なので、装具一式が付き、往復の送迎完備で離島ビギナーさんも安心。ホテルに帰ってのオリオンビールとサウナが無性に楽しみになる、充実のショートトリップです。

「とかしくビーチ海亀インストラクター付き シュノーケリングツアー」大人1名15,500円、阿波連ビーチフリープラン大人1名10,000円など。所要時間約7時間、昼食付き。
※予約はホテルのフロントにて、前日18時まで受付。

■セルリアン・ブルーHPはこちらhttps://www.cerulean-blue.co.jp

ビジターも活用したい、“アペロ”に超魅力的なハッピーアワー!

今回、個人的に印象深かったのがホテルのバー&ラウンジ〈DIVERTIDO(ディベルティード)〉。こちら、シティリゾートのバーとしてはそもそも良心的価格帯なのですが、なんとハッピーアワーは対象のドリンクメニューが全て半額。台湾資本のホテルらしく、〈KAVALAN(カヴァラン)〉のウィスキーもありますし、カクテルはマティーニなどのクラシックメニューが20種類以上。まずはシュワッと乾杯したいスパークリングももちろん半額。ああ、嬉しい…。
しかも早めの15時スタートなので、昼呑みも楽しいし、ディナー前のウェイティングとして夕暮れ時に“アペロ”を楽しむのも最高! 宿泊者だけでなくビジターにも大いに活用してほしい、おすすめスポットです。

使い勝手のいい〈peach〉でカジュアルに那覇へ

さて、今回の旅はLCCの〈peach〉を利用しました。〈peach〉は成田空港発着で1日4〜5往復。機種はエアバス系なのでいたって快適ですし、QRコードで“秒で”チェクインできるのも便利。今回の往路は成田発8:10便、復路は最終便の那覇発19:50便を選択しましたが、午前中にはホテルにチェックイン、帰りはホテル近くの浮島通り界隈で最後の一杯を嗜んでから、いい気分で帰路に着く…という、滞在時間をフルに使って楽しめたのでした。

“沖縄meets台湾”なクラフトチョコレートを旅のお土産に

最後におまけのエピソードを。ホテルの周辺を散策していたら、こんなところにも“沖縄meets台湾”を発見!〈TIMELESS CHOCOLATE〉は2014年創業の沖縄発Bean to Bar チョコレートブランド。ガーナ、コロンビア、ベトナムなど産地別のカカオ豆と沖縄産サトウキビだけで作るシングルオリジンのタブレットが定番ですが、こちらは8周年記念限定の「台湾 屏東 70%」。台湾南部の屏東県産カカオ豆を70%使用し、甘みは沖縄県産島ザラメと伊平屋島の純黒糖。一口食べるとライチのようなフルーティーで瑞々しい酸味が広がって、黒糖の優しいコクがじんわりと沁み入るよう。 今回の旅にぴったりなお土産でした。

■〈TIMELESS CHOCOLATE〉HPはこちらhttps://shop.timelesschocolate.com

味わいあるパッケージも心惹かれます。こちらの「台湾 屏東 70%」は8周年記念の限定バージョンで、カカオ豆の入荷時にのみ不定期で販売(売り切れ次第終了)。1080円。〈TIMELESS CHOCOLATE〉は那覇市内では〈樂園百貨店〉(〈デパートリウボウ〉2階)、〈LIQUID THE STORE〉で取扱い。
味わいあるパッケージも心惹かれます。こちらの「台湾 屏東 70%」は8周年記念の限定バージョンで、カカオ豆の入荷時にのみ不定期で販売(売り切れ次第終了)。1080円。〈TIMELESS CHOCOLATE〉は那覇市内では〈樂園百貨店〉(〈デパートリウボウ〉2階)、〈LIQUID THE STORE〉で取扱い。

国際通りのほぼ中央という圧倒的な立地の良さ、リゾートホテルとシティホテルの“いいとこどり”とも言うべき、ハイスペックでバランスのとれた快適さ。沖縄に足繁く通う沖縄通はもちろんのこと、台湾ラバーも心癒されるホテルです。
最近、国際通り周辺はナチュラルワインが楽しめるワインバルや個性派のバーが増えているので、グルメ散策もますます楽しい。那覇の新ランドマークとなるこのホテルを拠点に、新たな沖縄旅のプランを立ててみるのはいかがでしょう?

〈HOTEL COLLECTIVE〉(ホテル コレクティブ)

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■沖縄県那覇市松尾2-5-7
■098-860-8366
■那覇空港からタクシーで約15分
■全260室。全部屋30 m2 以上。チェックイン15:00 チェックアウト11:00
■HPはこちらhttps://hotelcollective.jp

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