木村ミサと本日のティータイム 絶品スイーツ、お茶漬けに舌鼓!渋谷〈京都宇治 藤井茗縁〉で、お茶の可能性を広げる
みなさまこんにちは。木村ミサです。ゆらぎの春になってきました。最近はお仕事で忙しい日々を送っているため、日々のお茶を淹れる時間が至福のとき。この連載で出会った茶葉たちに感謝する毎日です。ということで、今回は〈渋谷フクラス〉にある、ずっと気になっていたお店〈京都宇治 藤井茗縁〉へ。駅チカなので、みなさんにも参考になったらうれしいです。
【本日の料理】「鮭といくらの宇治茶漬け」
〈京都宇治 藤井茗縁〉には、〈藤井茶園〉の茶葉を使用した日本茶料理があるのが推しポイント。こちらはよくあるお茶漬けとは違い、塩ベースの吸い地に抹茶を入れ、茶筅で立てた出汁をかけていただきます。実は私、小さい頃からお茶漬けが大好き。このメニューがあると聞いてから、密かにわくわくしていました。玄米茶などを使用したお茶漬けはよくあるけど、抹茶はお初の出会い。
〈藤井茶園〉の苦味の少なめな「河武」を使用しています。抹茶の鮮やかなみどりがしゃっきりとした気持ちにさせてくれる。勢いよく出汁をまわしかけ、いただきましょう。抹茶の色から、なんとなく苦いのかな…とか思っていましたが、お出汁のうまみがしっかりと引き立つ程度の抹茶感が心地よすぎる…!鮭といくらの塩気との相性も良すぎて、さらさらと一瞬でなくなりました。お茶漬け界も激震のおいしさ。こんなお茶漬けを毎朝食べられたら、毎日の日々が潤いそうなくらい。抹茶を使用しているおもしろさも含めて、私の中のトップオブお茶漬けに君臨です。
【本日の甘味】「宇治抹茶 搾りたてのモンブラン」
お次は期間限定にも関わらず、大人気で延長が決定している抹茶モンブラン。〈藤井茶園〉の藤井さん自慢の、お菓子仕様にした抹茶を使用しています。藤井さんのこだわりを最大限に生かしたこの抹茶モンブランは、モンブランクリームにホワイトチョコレートを使用し、ボリューミーだけど、甘さ控えめでさっぱりと食べられるようにしているのだそう。
抹茶のモンブランペーストお洋服の中には、抹茶アイス、粒状の栗、メレンゲ、抹茶のカスタードサンドが包まれています。栗を粒状にしていることで、どこをすくっても栗に出会えるというありがたみ。そして、モンブランペーストが軽やかで食べやすい。よくあるモンブランより、線が細やかなので口当たりが繊細で、抹茶の旨味がちゃんと感じられる、私好みなのです。すくう場所によって味が違い、最後まで楽しめるのが最高…!すっきりな甘さで、ぺろっと罪悪感なく食べられるのがうれしい。抹茶のスイーツの中でも、モンブランとのコラボは、抹茶好きもモンブラン好きにもおすすめしたい1品です。フォルムもかわいいから、たくさん写真に残したくなっちゃう愛おしさです。
【本日のお土産】「玉露」
〈京都宇治 藤井茗縁〉では、〈藤井茶園〉のこだわりの茶葉がお土産で買えます。この日は、珍しく「玉露」を。低音50〜60度で、2分ほどゆっくり抽出。「玉露」は収穫前に覆いをかぶせて渋みのカテキン類を少なくし、旨味のアミノ酸を増加させた、新芽のみを使用した最上級の日本茶。まっすぐな旨味がぐっと広がる。ちょっと贅沢したい朝にいただけば「今日も1日頑張ろう」という気持ちにさせてくれる「玉露」さん。ゆらぎの春に活力を上げてくれるような1杯です。
日本茶だけではなく、日本茶を使用したスイーツからお料理まで、日本茶の新たな可能性を広げていただきました。普段は渋谷という土地柄、お茶好きから、スイーツ好きな若い方まで、様々な方たちで賑わってるのだそう。取材の日も、おひとり様からグループまで、モンブランを食べに来ている姿に、老若男女問わず愛されてる!と、ほっこりとした気持ちになりました。ここをきっかけに、また日本茶の魅力が広がっていく。そんな〈京都宇治 藤井茗縁〉に癒やされながら、本日の一杯、召し上がれ!
〈京都宇治 藤井茗縁〉
■東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス6F
■03-5422-3923
■11:00~23:00
■無休 ※年末年始の営業日・営業時間に関しましては変更する場合がございますので、詳細は直接店舗までお問い合わせください。