毎日の食事に取り入れれば、体がすっきり整うことは間違いない。 体がよろこぶ自家製調味料作りに挑戦!ひと晩発酵でできる手作りみそ&ケチャップのレシピ。
大好評につき第4弾となるHanakoの「学び」特集。日々の暮らしに寄り添う季節のこと、大自然での過ごし方、心躍る知的好奇心のススメ、直接書き込んだり、型紙として使えたりと、実際に手を動かす練習帳ページも。「趣味の多いおばあちゃんになる!」を裏テーマに、知っているだけで毎日を豊かに、楽しく彩ってくれるような「学び」を集めました。さあ、Hanakoの春期講習が始まります!今回は「ひと晩発酵でできる手作りみそとケチャップ」のレシピをご紹介。おいしくて体にいい、発酵調味料。材料を混ぜて炊飯器で保温するだけでおいしいみそとケチャップに。
舌と体がよろこぶ自家製調味料作りに挑戦!
発酵マイスターの資格を持ち、発酵食品や旬の食材を使ったシンプルな料理が人気の榎本美沙さん。YouTube『榎本美沙の季節料理』はチャンネル登録者数17万人を超える。榎本さんにとって季節の手仕事は、一年を通して欠かさないルーティンワーク。春は、いちごジャムやふきのとうみそを仕込む。食べ切れる量を作るのが、飽きずに楽しく続けるコツだそう。「春は、新しいことをはじめたり、暮らしを見直したりするのに最適な季節。私がいつも作っているひと晩発酵みそと発酵ケチャップは、朝ごはんにぴったり。忙しい朝も、これさえ食べれば栄養がとれるので、新生活をはじめる人にもおすすめです」
健康や美容には、きちんとした食生活が大事。なかでも朝ごはんは、一日をはじめるエネルギー源。食べることで、頭と体が目覚め、勉強や仕事にも集中できるはず。また、発酵食品は腸内環境をよくし、免疫力アップ、疲労回復、ダイエット効果があるなどいいことずくめ!
「みそは、通常冬に仕込んで半年以上発酵させますが、このレシピは季節を問わずに作れます。おからを使っているので、大豆を煮て潰す作業も不要。発酵ケチャップは、トマト缶と米麹と塩を混ぜるだけでちゃんとケチャップの味になるんです。米麹ってすごいですよね(笑)」
塩分控えめで甘めのみそは、毎日のみそ汁にはもちろん、そのままディップとして野菜やパンにつけてもおいしい。「グラタンやカレー、餃子に加えたり、クッキーやチーズケーキなどのスイーツにも合いますよ」どんな料理にも合う自家製の発酵調味料。毎日の食事に取り入れれば、体がすっきり整うことは間違いない。
Teacher…料理研究家・発酵マイスター榎本美沙(えのもと・みさ)
会社員時代に、夫婦でレシピサイト「ふたりごはん」を開設。調理師学校卒業後、独立。近著は『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社)。