模様替えで心機一転! インテリアスタイリストが教える、おしゃれに見せる収納テクニック。
ここ1〜2年、インテリアを居心地よく整えることに目を向けた人も多かったはず。模様替えで、快適さをさらにアップさせよう。
Tips#1 フックを使って春服を見せる収納に。
ハンガーラックを使った見せる収納は衣替え=模様替えになる。明るいカラーの春服やストールを吊るし、インテリアとして楽しんで。
Tips#2 こまごましたものはボックスで隠す。
「領収書や文房具などこまごましたものは、サイズ違いのボックスに入れてインテリアの一部に」。複数使う場合は、色のトーンをそろえて重ねるとバランスがいい。
Tips#3 春色パジャマはかごでオープン収納。
多少シワがついても問題ない部屋着やパジャマはざくっとかごに収納。「かごから好きな柄が見えるだけで気分があがります」
Tips#4 フレームの中身を入れ替えるだけでOK!
フレームの中身を替えるだけの、手軽な提案。「お気に入りのポストカードやポスター、布、包装紙などなんでもOK。そのまま壁に貼るよりも額装するだけで特別感が出ます」
Tips#5 洗面まわりのアイテムは香りとカラーを一新する。
「ハンドソープを春らしいフローラルの香りに、歯ブラシや歯ブラシ立てを春色に替えるだけで春空間に早変わりしますよ」
Tips#6 生活感のあるものは、ガラス瓶に入れて統一。
たとえば文房具、充電ケーブルや綿棒などジャンルを問わず詰め替えてみよう。「市販パッケージから外すだけで生活感がなくなります。ガラス製は花器としても使えて便利です」
Tips#7 意外とフレキシブル!丸テーブルを加える。
「小さめの丸テーブルは模様替えに便利なんです。ダイニングとして食事テーブルにはもちろん、キッチン横で作業台にしたり、窓辺で読書したりと自由に動かして使ってみて」
居心地のいいインテリアは見せる&隠すが決め手。
「私の部屋は狭くて収納も少ないので、インテリアは見せる収納とディスプレイが命(笑)」と、インテリアスタイリストとして雑誌などで活躍する官野亜海さん。部屋をスッキリと見せるために、デザイン性の高い収納アイテムを使ったり、存在感のあるパッケージやこまごましたものは瓶や箱に詰め替えたりなど、生活感をなくす工夫を惜しまない。「見せたくない場所には突っ張り棒をつけて、目隠し用の布をつけています。その布を季節ごとに替えているんですが、春は花柄や春色にすると部屋がぱっと明るくなって気分転換になります」
カーテンやラグなど、ファブリックを替えるのは模様替えの定番だが、手間のかかる大物ファブリックを替えなくても、洋服を衣替えするだけで同時にインテリアの模様替えができる、と官野さん。「ハンガーラックに掛けている冬用マフラーを春用のストールに衣替えするだけでも、立派な模様替えになります。シワをつけたくないものやパッと見てすぐ選びたいものは吊るしておくことが多いんですが、デニムもベルト通しのところにS字フックを引っ掛けて吊るしたりしてます。かごを吊るして、そこに靴下を入れたりしてもかわいいです」
ハンガーラックとS字フックという実用的なアイテムが、インテリアの主役になるアイデアとなる。「あとは、洗面スペースのアイテムを季節に合った香りや色のものに替えています。小さなコーナーなので気軽に模様替えできますし、消耗品なら買い替えるハードルも低い。タオルを春っぽい色のものに替えるだけでもいいと思いますよ」毎日手や顔を洗うたびに、春を感じられそうだ。
Teacher…インテリアスタイリスト・官野亜海(かんの・あみ)
スタイリスト大谷優依に師事。独立後は『anan』『GINZA』など女性誌を中心に活躍。フード系のスタイリングも得意。今、狙っている模様替えアイテムはフロアライト。