持ち出し袋を作ろう編 避難のための『持ち出し袋』を作ってみた。【都市で暮らす女性のためのはじめての防災】

LEARN 2022.03.18

日本のあちこちで起こる地震、そして台風などの災害。“いつか大きな地震や台風が来る”と思ってはいるものの、備えも“いつかやろう”と思ったまま…。そんな人こそ必読の、防災袋を作る具体的なノウハウ、お教えします。今回は実際に持ち出し袋をつくります。持ち出し袋は、自宅以外の場所に避難しなければいけないとき、「これさえあれば!」という生活用品を詰め込んだもの。普段の生活を見つめ直すところから始めましょう。

命を守る行動として持ち出す袋とは。

避難するときの行き先は、避難所だけではない。普段から災害時の行動を相談しているなら、友人や親戚宅でもいいし、低層階に住んでいたら、水害時は上の階の知人宅に垂直避難する方法も。ただし、どこに避難したとしても、そこで何日間も生活するのは現実的ではない。2~3日をなんとかやり過ごすつもりで自分が本当に必要なものをイメージすると、“詰め込みすぎて、重くて持ち運べない”ということも避けられるはず。

【持ち出し袋の三カ条】

1.家の備えと混同せず、別のものとして作る。
2. 2泊3日の海外旅行でないと困るものを考えてみる。
3.避難時の危険をイメージして重すぎない量に厳選する。

Teacher…冨川万美(とみかわ・まみ)

NPO法人ママプラグ理事。アクティブ防災事業代表。『家族と自分の命をつなぐ最新常識今どき防災バイブル』監修。

(Hanako1206号掲載/photo : MEGUMI, Norio Kidera illustration : naohiga styling : Momoko Miyata text : Ikuko Hyodo)

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