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木村ミサと本日のティータイム 南青山の日本茶専門店〈伍〉へ。ゆったりとした空間で、都会の喧騒を忘れる
みなさまこんにちは。木村ミサです。とっても寒〜い日々。そんな時期は熱々のお茶が飲みたくなります。朝の寒さを吹き飛ばせそうなガツンとした苦味のお茶を飲み、仕事に向かうのが冬のマイルーティン。今回は、寒い雪が印象だった日に訪れた〈伍(いつ)〉を紹介します。癒やされる空間で、心の底から温まりました。
【本日の2杯目】「萎凋茶 本山の香り(蒼風)」
〈伍〉は萎凋茶の種類が豊富で選ぶのが楽しい。「本山の香り」は、静岡県の「蒼風」という茶葉を使用しています。萎凋茶は香りが高く、華やかさが特徴的。茶葉だけでもぶどうの茎のような、甘い香りがしていて、飲む前からわくわく。
![南青山 伍 南青山 伍](https://img.hanako.tokyo/2022/02/21115217/DSC_5178-1-1536x1024.jpg)
旨味よりも先に、ぶどうの茎のような香りが口に運ぶと同時に、鼻腔まで広がる華やかさが先行するくらい、印象的な香りにうっとり。苦味の少ない清々しさやほんのり甘さも感じて、色々な角度を見せてくれるのがおもしろい。2、3煎と湯呑に残り続ける香りと、季節に合わせて選んだ湯呑も相まって、もはや芸術品としてこの湯呑ごと飾りたくなる。なんだか、ずっと幸せな気持ちでいられる1杯です。
![「瑞雲」 「瑞雲」](https://img.hanako.tokyo/2022/02/21115222/DSC_5221-1-1536x1024.jpg)
日本茶と共に、季節の和菓子もついてきます。今回は「瑞雲(ずいうん)」という和菓子。ほろほろ、しっとりとした口当たり。「瑞雲」はいい兆しに現れる雲の事で、縁起のいい和菓子だそう。「瑞雲」とお茶の交差がとってもバランス力抜群なんです。次はどんな和菓子に出会えるのかも楽しみの1つ。
【本日の甘味】「抹茶〜あずき仕立て〜」
![「抹茶〜あずき仕立て〜」1,700円 「抹茶〜あずき仕立て〜」1,700円](https://img.hanako.tokyo/2022/02/21115224/DSC_5354-1-1536x1024.jpg)
最後は、いまにも登りたくなるような風貌の〈伍〉的かき氷を。こちらは「香りのあるかき氷を」というコンセプトで作られたのだそう。季節の選抜したお抹茶を使用しています。 ゆっくりとあずきとお抹茶を一緒に、香りが飛ばないように少しずつ丁寧に混ぜて作ります。
![南青山 伍 南青山 伍](https://img.hanako.tokyo/2022/02/21115227/DSC_5373-1-1536x1024.jpg)
このフォルムを逃さないように、ついつい模様に沿って削ぐようにスプーンを入れたくなっちゃいます。お抹茶の鮮やかな緑と華やかな香り、味をしっかり続くようにしているのだとか。口の中で雪のようにさっと溶けて、抹茶の香りが広がっていく。さっぱりとしていて苦味も少ないのは、きっとあずきの甘みが働いているのでしょう。あずきのつぶつぶとした食感にもたまに出会ってうれしくなり、スプーンが止まりません。抹茶初心者の方にも、共有したいお抹茶スイーツです。
![南青山 伍 南青山 伍](https://img.hanako.tokyo/2022/02/21115206/DSC_5083-1-1536x1024.jpg)
普段はお茶好きから、お茶を普段飲まないような方まで老若男女問わず訪れて、そしてリピーターも多いことから、お店の鮮度を保てるように、季節に合わせた提案をし続けているのだそう。目の前で繰り広げられる店主ひとつひとつの所作に、私もうっとりして目をはなせませんでした。行くたびに「どんなお茶に出会えるのだろう」と考えながら足を運ぶのも素敵ですよね。私もまた行ってみたくなりました。それでは本日の一杯、召し上がれ!
〈伍〉
■東京都港区南青山3-14-4 2F
■12:00〜19:00頃
■不定休
※営業日時は随時インスタグラムで更新中