JICA海外協力隊×Hanako “気づき”のヒント。気づく、変わる、楽しくなる!
日々の生活の中でちょっとした“気づき”を得たことで、日常がカラフルになることがある。
たとえば、早朝の気持ちよさに気づいて1時間早起きをしたら、体の調子もよくなった とか、コーヒーのおいしさを改めて知って、毎日飲む一杯のコーヒーで気分が変わった、とか。
ほんの小さなきっかけで人生を豊かにしてきたのは、JICA海外協力隊のメンバーも一緒。少し遠い存在に思える彼女たちも なところで新たな発見をして、人生を切り いていった。
派遣先でも、現地でしか出会えない“気づき”を見つけ、よりよい暮らしのヒントにしている。
いつもの暮らしを変えてみたい!という思いは、家で過ごす時間が増えた今、高まっているかもしれない。
自分らしい生き方を模索して現在の活躍に辿り着いた3人のハナコラボパートナーが鼎談を行った。
菅野:私も旅のよさを実感し始めたところ。最近、器の産地を巡る旅をしているんです。器は料理と似ていて、その土地の風土と密接に関わっている。街の空気を感じたり、職人さんの細かな手仕事を見たり、知れば知るほど深く好きになります。スタイリングのヒントにも。
児島:国内でもいろんな文化があって楽しいですよね。最近仕事の関係で沖縄との拠点生活をしていたのですが、あちらもお酒の文化が豊か。お酒を飲みながら愚痴をこぼす、という東京でよく見る光景は沖縄では見かけず、みんな歌って踊って陽気なんですね。与那国の風葬では泡盛を使う風習もあるそうです。
藤井:そう思うと、生活を変えるヒントって近くにもあるんですね。
菅野:生きてきた全てがヒントかもしれません。小説、映画、旅、日々の食事……それが積み重なって、アウトプットにつながっているような。
児島:私も映画や小説をヒントにお酒を作ってみることがあります。カクテルって若い人は敬遠するけど、積み重ねがかたちになるのが面白い。
菅野:テーブルコーディネートのコツを聞かれることがありますが、食卓を綺麗に撮ろうとすると近視眼的になりがち。外の世界に参考になるものが転がっていることを知ってほしいです。
藤井:モノだけじゃなく、人にも影響されますよね。私が転職に一歩踏み出せたのは、近くの友人たちが背中を押してくれたのがきっかけ。みんな好きなことを副業にしていて、「やりたいことを仕事にしな」って言ってくれたんです。
菅野:たしかに。よくホームパーティをする仲間がいるのですが、ほかの人のコーディネートを見ると視野が広がりますね。一緒に楽しめる人がいると学びも深まります。
児島:人との出会いは大切ですね。先日、海外協力隊でパラグアイに行くという陶芸家の方に偶然会いました。そんな人が身近にいると、私もチャレンジできるのかな?と思えてきます。いろんな暮らしや食文化を見てみたいので。
藤井:無縁かと思っていたけど、何かしら関われるのかも。
菅野:それでもまだまだ疑問だらけ。実際に行ってきた人の話からヒントを得たいです!