【SPECIALIST CLOSE-UP】 フリーライター・五月女菜穂さんに密着!「社会問題に取り組む若者を、いち早く世の中に紹介するライターに。」
仕事に趣味に積極的な女子たちが集まる本誌Hanakoの読者組織『ハナコラボ』。そんなハナコラボパートナーのパーソナルにスポットライトを当てたコーナー。普段は見えない素顔に迫ります。今回ご紹介するのは、新聞記者を経てフリーのライターとして活動する五月女菜穂さん。SDGsに関する取材を重ね、見えてきた景色とは。
新聞記者の仕事は刺激的でやりがいもあったのですが、24時間何かあればすぐに現場にかけつけないといけないというハードな生活をこのまま続けられるだろうかと考えるように。大好きな演劇を広く紹介する記事が書きたいという想いも募り、退社を決意。約5年前からフリーになり、演劇を中心にさまざまな分野を取材。
昨年からはハナコラボSDGsレポーターとしての活動も始まりました。大企業から個人事業までSDGsに取り組む方々を取材して気づいたのは、身近なことからできることがあるということ。環境に配慮して作られたものを選ぶだけでも一歩になる。推しの商品ができると買う楽しみ、使う楽しみが増えると実感しています。
また、小規模でも何かしらの社会問題に取り組む若い人が多いことも、取材を続けていくうちに知ったことです。世間の認知度は低くても、素晴らしい活動をしている方はたくさんいる。そういう人たちをいち早く世の中に紹介するライターになりたいと思います。出産してから未来をより具体的に想像するようにもなりました。子供が成人した時、地球はどうなっているだろう?その視点はSDGsに取り組む上でも大事だと感じています。仕事と子育ての両立は試行錯誤の連続ですが、自分一人で背負いこみすぎず、楽しみながらやっていきたいです。
五月女菜穂さんをつくる3つのこと
1.一人娘の成長に日々驚いています。
昨年春に出産、一児のママに。「この1年間で娘は言葉を喋るようになり、立って歩けるようにもなりました。では、自分はどれだけ成長しただろう?といつも考えさせられます(笑)」
2.学生の頃から演劇に夢中です。
中学、高校では演劇部、大学ではミュージカルサークルに所属。「観劇は年間100本ほど。コロナ禍で生の観賞は減ったものの、配信作品が増えたことがうれしい」
3.海外旅行大好き。世界一周も経験!
会社員を辞めた後、2カ月間の世界一周旅行へ。「3つの宗教の聖地があるイスラエルは、衝突の歴史がありながら、IT先進国という一面もある、とても興味深い国でした」
Profile…五月女菜穂さん(そうとめ・なほ)
朝日新聞社に入社し、約4年半記者として活動。退社後はフリーのライターに。演劇にまつわる記事を執筆するほか、ハナコラボSDGsレポーターとしてSDGs関連の取材も多く手がけ、その記事をHanako.tokyoで連載中。