”奇跡の化石”といわれるトリケラトプスの実物全身骨格が日本初上陸。 体験型エデュテインメント『DinoScience 恐竜科学博』パシフィコ横浜で開催中。

LEARN 2021.08.13

夏らしい思い出作りにぴったりな、『Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~』 が9月12日(日)まで横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で開催されています。日本初上陸のトリケラトプスの全身骨格も見られる大迫力のイベントを体験してきました。

消滅したララミディア大陸に生きていた恐竜たちに迫る5つのゾーン。

いろんな恐竜の足跡がついた地層。彼らが同時期に生きていた証拠です。
いろんな恐竜の足跡がついた地層。彼らが同時期に生きていた証拠です。

45億年という地球の歴史の中で、恐竜が地上の王者だったのは1億6000万年という長い間。その間に多くの種類の恐竜が生まれました。

『DinoScience 恐竜科学博』 の舞台は、恐竜が君臨した白亜紀の終盤に消滅したララミディア大陸。現在のアラスカからメキシコまで、西側一帯に相当する縦に長い大陸です。この大陸の地層からは、現在もティラノサウルスやトリケラトプスをはじめ、数多くの化石が続々と発見されています。

『DinoScience 恐竜科学博』の会場は5つのゾーンに分かれています。ZONE 01では「プロローグ」として変わり続ける地球と生命と題して、地球環境のダイナミックな変化と恐竜の誕生についてのアニメーションといろんな恐竜の足跡が見られる化石が展示されています。

脳腫瘍の痕跡が見つかったゴルゴサウルス「ルース」。
脳腫瘍の痕跡が見つかったゴルゴサウルス「ルース」。

ZONE 02では「発見ラボラトリー」として恐竜化石の宝庫、ララミディアを10のテーマで解き明かして、恐竜がどのように進化したのか、どんな生態だったのかに迫ります。

ZONE02内には、「ルース」と名付けられたゴルゴサウルスの骨格標本が展示されています。実はこのゴルゴサウルスは、恐竜としては世界で初めて脳腫瘍を患っていたことがわかっている珍しいもの。病気の影響であちこち骨折したこともわかっている満身創痍の恐竜に、大人こそ感情移入してしまいそう。

トリケラトプス、エドモントサウルス、ティラノサウルスといった人気のある恐竜の解説コーナーでは、化石とともに恐竜の3DCGモデルを見ることができます。恐竜の肌の質感や体のつくりといった、まるで目の前にあるモニターの中に実物があるかのような立体映像に釘付けになります。

想像力を掻き立てる子ども恐竜の冒険と大型画面のCG映像。

ZONE 03は「フィールドツアー~少年トリケラトプスの冒険~」。植物食で巨大な角を持つことで知られるトリケラトプスの子どもが、ララミディア大陸を旅するストーリーです。中型犬ぐらいの大きさのトリケラトプスの子どもが、いろいろな恐竜や動物に出会って、襲われそうになる場面も。恐竜たちが生きていた世界への想像力を掻き立ててくれます。

大迫力の「白亜紀体験シアター」。
大迫力の「白亜紀体験シアター」。

ZONE 04は最新の研究をもとに超巨大CG映像で、ララミディアの世界を覗き込める「白亜紀体験シアター」。大型画面で映し出されるCG映像に合わせて、振動や風が起こり、恐竜たちが生きている場所に迷い込んだような迫力ある体験ができます。

奇跡的な姿を6600万年後の今見せるトリケラトプス「レイン」。

※ヒューストン自然科学博物館所蔵
※ヒューストン自然科学博物館所蔵

そしてZONE 05では、トリケラトプス「レイン」とティラノサウルス「スタン」の骨格標本が、まるで大地で遭遇したように向かい合って展示されています。

特に「レイン」は、奇跡の化石と言われるほど、角や頭部までほぼ完璧な形状で発掘された貴重な化石です。全長7メートル、高さ3メートルという大きな体のまま、6600万年の間ずっと眠っていた「レイン」の姿には圧倒されます。「レイン」は皮膚の化石も展示されていて、一層その姿を想像することができます。

最大級の肉食恐竜、ティラノサウルス「スタン」は尾を振り上げるようにした迫力ある姿。その躍動感に見入ってしまいます。

ZONE 05では、「レイン」が発掘された様子や、パシフィコ横浜の会場で組み立てられていく様子を映した映像も見ることができて、研究者たちやこのイベントに関わったたくさんの人たちの熱意やロマンを感じることもできます。

最新の研究結果と技術や手法で感じる恐竜たちの圧倒的な存在感。

この博覧会を企画監修したのはサイエンスコミュニケーターの恐竜くんこと田中真士さん。「本物の化石が持つ、圧倒的な存在感を体感してもらいたい。恐竜研究や発掘に関わる人々の情熱を伝えたい」と、大型な骨格標本の展示を実現させ、博覧会にまつわるイラストも多く手がけています。恐竜くんはTVアニメ『鬼滅の刃』で竈門炭治郎役を演じた花江夏樹さんと一緒に音声ガイドも担当しています。

会場内で見ることができる精緻に再現したCG映像は最新研究結果をもとに恐竜くんが徹底的に監修。これには主催しているソニーの様々な独自技術が生かされています。会場に足を運べない人には“Xperia True Remote EXperience” としてオンラインツアーもリアルタイム配信されます。オンラインツアーは、会場で見ることが難しい骨格のアングルが映されるなど盛りだくさんです。

遠くへの移動が憚られる今、時間を超えた世界を体験できる『Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~』を訪れてみるのも、夏らしい時間を過ごし方として思い出に残りそうです。

『Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2021@YOKOHAMA』
■神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1 パシフィコ横浜 展示ホール A
■~2021年 9月12日(日) ※会期中無休
 ※土・日・祝日・特定日は、事前予約/日時指定入場制(先着順)
 ※特定日:8 月 7 日(土)~8 月 15 日(日)
■月火木日 9:00~18:00 (最終入場 17:30) 水金土祝日特定日 9:00~21:00 (最終入場 20:30)
■通常チケット
 大人(19 歳以上)平日 2,800円/土日祝・特定日 3,000円 

 中学生~18 歳平日 2,000円/土日祝・特定日 2,200円
 
4 歳~小学生平日 1,400円/土日祝・特定日 1,600円
 ※土日祝・特定日は1時間ごとの日時指定。
公式サイト

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