言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ! 弘中綾香の「純度100%」~第39回~

LEARN 2020.11.27

ひろなかあやか…勤務地、六本木。職業、アナウンサー。テレビという華やかな世界に身を置き、日々働きながら感じる喜怒哀楽の数々を、自分自身の言葉で書き綴る本連載。今回は今年現れた以外な「救世主」について。

「2020年の救世主」

 前回、YouTubeで料理動画にハマっていると書いた。コウケンテツさんのYouTubeを見てから料理熱がフツフツと再燃してきた私だったが、とはいえ時間も気力もないのも事実。そんな私に救世主がやってきました!!今秋の私はこの子に生かされていると言っても過言ではありません。

 救世主とは、せいろです。点心や小籠包を食べるときに出てくるあのせいろ!あれが家にあるってあんまり聞いたことがないと思うけれども、本当に買ってよかったと思っている我が家のスーパーヒーローであります。
 この子との出会いは突然。私がカレーのイベント(インドに連れて行ってくれたメンバーにお誘いを受けて)に行った際に、たまたまそのイベント会場となっていたカフェ兼ショップのような場所で売っていたのが、1人用のせいろだった。それまでお店で出てくるような大きいサイズのものしか見たことがなかったので、ミニチュア感があって一目で気に入ってしまった。直径が15センチほどのせいろが2段になっていて、その下に置く、お湯を沸かすための両手鍋がセットになっている。そこのせいろは可愛い取っ手がついていて、そのまま食卓に出したら主役になりそうなお洒落なものだった。値段はお鍋とセットで12,000円くらいで、少し高いかなという気もしたんだけれど、肌寒くなる季節だし挑戦しよう!と思って、店員さんに聞いてみた。するとなんでも人気商品らしく、今は欠品しているとのこと。そう言われると欲しくなるのが私の常で、その場でAmazonを開き調べてみる。そのショップで見たお洒落せいろは探しても見つけられなかったのだけれど、セット価格4,000円のお買い得品を発見!すぐさまポチっと購入!

 それから数日して届いたせいろで冷蔵庫に眠っていた野菜たちを蒸してみると、びっくりするくらいおいしかった。レンジでチンとも全く違う。野菜の中の水分が抜けないので全体的にふっくらジューシーのまま食べられる。やり方もとっても簡単。まず両手鍋にたっぷりの水を張って沸騰させる。ぶくぶくと大きな泡と湯気が出てきたところで、野菜をセットしたせいろをやけどしないように置く。あとは火が通るのを待つだけ。火加減の調節もコツも要らない、とっても簡単。待っている間につけだれを作ったり、他のおかずを準備したり。本当に何もやる気が出ないときは、サラダ用のドレッシングやマヨネーズをつけるだけでも充分においしい。

 さすがに野菜だけだとパワーが出ないので、よく私がやっているのは豚肉のスライスをキャベツやレタスなどの葉物野菜に挟む。もしくは、ざっくり切ったナスや玉ねぎの上に置く。それだけ。豚の脂が野菜に染み込んでものすごくおいしくなるし、一品だけで満足感もある。スライスだからお肉にもすぐ火が通るし、ものすごく楽チン。ポン酢をつれば、もうたまらん。本当に私はこればっかり食べています。あとはさつまいもやじゃがいもなどの芋系も、せいろで加熱すると本当にホクホクした食感になって、もうせいろ無しの生活には戻れなくなっている自分がいる。久々のヒットです。初級の使い方しかまだ出来ていないけど、この先もっと使いこなせるようになります!
 
次回:12月11日更新予定

【弘中のひとりごと】
自家製の火鍋にハマっています!

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