木村ミサと本日のティータイム。 北海道発の日本茶ブランド〈USAGIYA〉のお店が原宿にオープン!新しい日本茶のスタイルを提案。
こんにちは。木村ミサです。私の事務所は原宿にあるのですが、周辺に日本茶のお店が少ないなぁ…と思っていたところ、なんと今年9月に新たな日本茶スタンド〈USAGIYA原宿店〉がオープン。これは行かなくては!と早速足を運び、再度取材で伺った次第です。北海道発の〈USAGIYA〉の魅力に浸かってみましょう。
〈USAGIYA〉は、元々北海道の老舗茶屋<吉川園>の3代目である店主の吉川さんが、“日本茶との新しい付き合い方“をデザインする日本茶ブランドで、「日々、お茶と」をコンセプトに、日々の生活にすっと溶け込む存在を目指して立ち上げた。「あまり日本茶を飲まない層にも、急須よりもより手軽にハイクラスの茶葉を飲んで楽しんでほしいという思いがあるんです」という吉川さん。そんな思いもあり、このUSAGIYAでとっても新しいお茶のあり方を見つけました。
【本日の1杯目】「兎茶」
コンセプト「日々、お茶と。」を体現しているのが、この「USAGIYA BOTTLE」。ボトルとティーバッグで手軽に日本茶を淹れて、そのまま飲むという新しいスタイルを提案しているのです。さらに朗報。30日間1,500円の定額制でお茶をボトリングできるサービス「USAGIYA TEA BOTTLING」。お店にこのボトルを持っていくと、そのときの気分のお茶がいただけちゃうというボリュームたっぷりでうれしいこの連鎖は、お茶のサブスクの新しい在り方の発見です。
淹れ方もティーバッグなので、とっても簡単。さっと提供していただけます。「兎茶」は、京都の玉露とかぶせ茶、静岡県安倍川流域の煎茶を合せた贅沢なオリジナルブレンド。個性がお互いの良さを引き立て、バランスのいい旨味が口に広がる。これがボトルでがぶがぶといただけるなんてなんという贅沢でしょう。目移りするくらい、豊富で魅力的なメニューが並んでいるので、迷ったときはまず「兎茶」を頼むのがおすすめです。
【本日の2杯目】「甘夏抹茶ラテ」
秋限定の「甘夏抹茶ラテ」は、静岡県の特産品「スルガエレガント」に、添加物を使用せずに作り上げたマーマレード、丁寧に点てた京都の一番茶のみを使用した宇治抹茶、地元・北海道の「美瑛牛乳」をミックス。緑、オレンジ、白の3層が美しすぎる1杯です。お茶は種類によって色合いがさまざまなのですが、〈USAGIYA〉は透明を貴重としているそう。光がマーマレードにちょうどよく差して、煌々とした存在感を魅せてくれます。
層にしていく過程もぜひ楽しんでください。砂糖不使用で抹茶本来の旨味、「美瑛牛乳」のスッキリとした甘み、甘夏のマーマレードのほのかな酸味を、まずはストローで階段を降りるように一層ずつ楽しんでから、ふわっと混ぜて全体をいただきます。それぞれの違った個性が、手を取り合ってスキップしたくなるようなおいしさ。甘夏の柔らかい酸味と抹茶の苦味の相性は抜群です。これはぜひ期間中に味わっていただきたい1杯です。
【本日の3杯目】「ほうじ抹茶ラテフロート」
京都宇治のほうじ茶を使用。抹茶と同じように石臼で丁寧に挽いて粉末にしたものを使用しているので、あえて「ほうじ抹茶」というわかりやすいネーミングにしているのだそう。なるべく冷房をきかせて温度を上げず、茶葉を傷めないように、丁寧に作り上げているこだわりのほうじ抹茶。そのほうじ抹茶を使用したジェラートは、札幌にある〈円山ジェラート〉とのコラボレーションジェラートだそうです。
ほうじ抹茶も抹茶同様、1つずつ丁寧に点てているので、ほうじの香りがお店に広がります。
まずは溶ける前に一口。「この瞬間を待ってました」と、おもむろにジェラートをひとすくい。濃厚すぎず、すっきりとした甘さに思わず心が踊る。ちょっと寒くなってきた頃のジェラートって逆に包み込んでくれるくらいのHPを発揮してくれます。ぷかぷかと浮かぶジェラートが温泉に浸かったときのような心地いい顔になってきたら、ほうじ抹茶ラテと一緒にフロートとしていただきます。丁寧に点てたほうじの香ばしさが、これ飲んだらイチコロでしょってくらい好きな味。暑いときも寒いときも、1年中いただきたいくらいメロメロになりました。
【本日のお土産】「柚子緑茶」
手土産も充実している〈USAGIYA〉。今回は、ティーバッグの「柚子緑茶」をチョイスしました。優しい甘みの茎茶に高知県産の柚子皮チップをブレンドし、ほんのり抹茶を加えているのだそう。我が家ではゲットした「USAGIYA BOTTLE」に淹れて、しゃかしゃかと振って外出するときに持ち歩いています。時間が経ってもおいしいのがうれしい。柚子の香りがしっかりありつつ、お茶の渋みも旨味となって堪能できる優秀な1杯。
〈USAGIYA〉の魅力は、何と言ってもハイクオリティな日本茶が手軽にいただけるサブスクのサービスで、好きなときに好きなだけいただけるところ。この日も「USAGIYA BOTTLE」を片手に、原宿近辺のオフィスにお勤めの方々がお店に列をつくっていました。これも新しいお茶のスタイルの提案で、地域密着のカタチなのだろう。全国にパートナースタンドも拡大中なので、ひょっとしたらあなたの街でも〈USAGIYA〉が飲める日が近いかも?いつか私の街にもぴょんってお店が現れますように…という願いを込めて。本日の一杯、召し上がれ!
〈USAGIYA原宿店〉
■東京都渋谷区神宮前1丁目23-26 JINGUMAE COMICHI 1F
■03-6434-5120
■8:30〜19:30 不定休