個人店の連なる、新しい下北スポット。 みんなでつくる“まち”に〈BONUS TRACK(ボーナストラック)〉が、グランドオープン!
「下北線路街」というプロジェクトはご存知ですか?小田急線「東北沢駅」〜「世田谷代田駅」の地下化に伴い、全長約1.7kmの線路跡地を開発して生まれる新しい“街”です。そのうちの1つとしてグランドオープンしたのが〈ボーナストラック〉。個人店を応援する長屋づくりの“まち”は、地元の人の集い場でもありました。
手探りの6カ月。
4月にオープンした当施設は、直後に緊急事態宣言の発令。
オープンからの半年間を通じ、地元の人や来訪者にとってどんな形であるべきなのか、手探りの中でイベント企画などを行ってきました。
この10月に、すべてのお店が揃ったことで晴れてグランドオープン。
オープニングイベントでは、施設を企画開発した3名が〈BONUS TRACK〉の魅力について余すことなく語ってくださいました。
長屋スタイルで、個人店を応援。
〈BONUS TRACK〉の特徴は、昔ながらの長屋スタイルを取り入れているということ。
以前は個人店が立ち並び、個性豊かな顔ぶれだった下北沢の街は、賃料が上がり、大手チェーンしか参入できないような環境に。
地元の人が「昔はよかった」とこぼす状況をなんとかしたい!と、今回のプロジェクトではテナントの賃料を下げる仕組みづくりを採用。
店舗を長屋型にし、区画割を小さめにすることで賃料ダウンを実現しました。
商業施設というよりは、一つの街並みとして完成した〈BONUS TRACK〉は、オープン直後から地元の人たちの散歩コースとして日常に溶け込んでいます。
バラエティー豊かな14店舗。
〈BONUS TRACK〉内は、駐車場、イベントスペース、テナント、シェアスペースに分かれており、テナントは全14店。
おいしくて楽しいショップの中から、今回は、いくつかご紹介します!
〈恋する豚研究所 コロッケカフェ〉で、コロッケを頬張る。
ネーミングからグッとくる、コロッケ専門店。
千葉の農場で発酵飼料を食べて健やかに育った「恋する豚」と、千葉県産のジャガイモを使ったコロッケが味わえます。
コロッケに合う調味料なんかも見つかります!コロッケ好きには必見。
小倉ヒラクさんの〈発酵デパートメント〉。
発酵デザイナー小倉ヒラクさんのお店〈発酵デパートメント〉では、全国津々浦々の発酵調味料がずらり。
迷ってしまうあなたには、売れ筋を集めたコーナーも。
店員さんに聞いたオススメ商品は「さごはち」。
ぬかよりもクセのない漬物がつくれるそうで、毎日混ぜる手間も不要だとか。
誰かの日記が読みたくなったら〈日記屋 月日〉へ。
かつて、日記だけにフォーカスしたお店なんてあったでしょうか。
ここは日記まわりのさまざまなものと、コーヒーが飲めるお店。
置いてある書籍はすべて、誰かの日記や、日記にまつわるエッセイなど。
自分でも日記をつけたくなったら、日記用のペンやスタンプも揃います。
〈Why_?〉で、内側からヘルシーに。
代官山にあるコールドプレスジュース店〈Why juice?〉の、2店舗目。
代官山店との違いは、軽食も食べられるということ。
季節の野菜をたっぷり巻いたベジーラップは、ベジタリアンやヴィーガンの人にも嬉しいメニューです。
国産の安心・安全な旬野菜を使用していて、店頭では野菜の販売なども。
朝8時からオープンしているので、朝食を食べにここに来るのもアリ!
ほかにも、こちらに移転してきた〈本屋 B&B〉や、台湾ソウルフード専門店、お粥の食べられるお店など、散歩をしながら覗く感覚がウキウキするラインナップ。
グランドオープン記念のイベントとして、10月中はイベントも盛り沢山です。
2軒隣にオープンした温泉旅館〈由縁別邸 代田〉で、お風呂に入ったあと、〈BONUS TRACK〉で乾杯!なんてコースも密かに妄想。
少し前の、雑多な雰囲気を持った下北沢の街並みは今はもうないけれど、こうやって主体的にチャレンジできるようなカルチャーが新たに発信されていくことで、きっともっと“雑多”なシモキタになっていくはず。
散歩に、食事に、イベントに。〈BONUS TRACK〉を楽しみに出かけてみてくださいね!
〈BONUS TRACK(ボーナストラック)〉
■東京都世田谷区代田2-36-12
■営業時間は各店舗によるため、公式サイトでご確認ください。
■公式サイト