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ハナコラボ日記/前田紀至子のいつかの旅のはなし 第3回 2泊3日でふらり。異国情緒溢れるマカオ巡り。
日々国内外を旅している前田紀至子による、週末旅から長期旅行まで淑女らしく旅を愉しむためのトラベルガイド。今回は、「フェトジェニックな街並み」と「おいしいものを食べたいだけ」という、女子旅に求める2つの条件を見事に満たすマカオへ弾丸トリップ!
今回はマカオ行きの直行便に乗るべく、成田空港からマカオ航空を利用しました。往路が4時間55分、復路は4時間30分と、リラックスしているうちに到着する距離感で2泊3日のマカオ旅、スタートです。
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マカオ航空は成田空港の第2ターミナルでチェックイン。2〜3泊の旅行の時は、グローブ・トロッターの21インチが活躍してくれます。色違いで揃えたくなるほどのお気に入り。
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機内でうとうとしたり、原稿を書いたりしていると、あっという間に到着。更にマカオ国際空港からマカオ半島の中心街までは車で約20分。その足で街に出て、すぐにエキゾティックなムードに酔いしれることができます。
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仕事をお昼で切り上げて乗れる夕方便にしたので、夜ご飯をかねて福隆新街の〈祥記麵家〉で腹ごしらえ。海老の卵がたっぷり乗った蝦子撈麺が絶品なことで知られている老舗有名店は、さすがのおいしさ。
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カジュアルな広東料理もラグジュアリーな雰囲気も分け隔てなく触れられるのがマカオの魅力の一つ。食後は、〈マンダリン オリエンタル マカオ〉内のバー、〈Vida Rica Bar〉へ。中国茶器を使ったカクテルや、梨の香りのスプレーを吹きかけながら飲むジグネチャーカクテルは、味もビジュアルも最高で、思わず夢見心地に。
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宿泊したのは、マカオの巨大統合型リゾート〈ギャラクシー・マカオ〉内のホテル、〈JW マリオット・ホテル・マカオ〉。広い客室や、バスルームは女子旅の気分を盛り上げてくれます。
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朝食はオールデイブッフェのレストラン〈Urban Kitchen〉で洗練されたメニューの数々を。しっかりと味の染みた煮卵や珍味類など、「街中で買い食いするのは少しためらうかも」というものほどここで食べるのがおすすめ。
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昔、遊郭が立ち並ぶ花街だった福隆新街は、現在は人気の飲食店がひしめくエリア。その面影が残る赤い窓や、小粋なムードに心くすぐられます。
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マカオで絶対食べたいものの一つが飲茶。〈南湖明月〉では品の良い飲茶の数々を味わうことが出来ます。特にぷりぷりの海老が詰まった腸粉は必食!
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16世紀後半のバロック様式が印象的な〈聖ドミニコ教会〉は街歩きの際に必ず見ておきたい場所。この辺りは様々なお店も立ち並ぶので、お土産を買うならこのタイミングかも。
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〈聖ドミニコ教会〉の裏手にある、〈義順牛奶公司〉はマカオで外せないおたのしみの一つ。店舗は香港にもありますが、本店は実はマカオなのだとか。最近は餡子トッピングも人気だそう。
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どれもこれもおいしくて、ついつい色々食べたくなるマカオ。食べ過ぎが気になったなら、ホテルのプールでひと泳ぎしてみては?品川ほどの広さのマカオだからこそ、すぐホテルに戻れるのも嬉しいポイント。
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プールの後は、少しドレスアップして〈ザ・リッツ・カールトンマカオ〉のアフタヌーンティーを思う存分堪能。可愛いケーキや紅茶とともにお喋りに花を咲かせるのも女子旅の醍醐味。
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再び街に出て、水餃子や香港麺、ポルトガル料理を食べ歩いたら、食後は〈CHA BEI〉でお茶を飲んでお腹をすっきりさせたいところ。柔らかな甘みが染み渡る白茶はデザート代わりとしても。
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遠慮なく欲張った2泊3日の締めくくりは、〈FOOT HUB〉のフットリフレクソロジーでフィニッシュ!歩き回った脚の疲ればかりでなく、身体のむくみまでも取れて感激。これで翌日のフライトも辛さを感じないかも?
カジノや煌めく街並みのイメージが強いマカオですが、過ごしやすさや街のムードは女子旅とも相性抜群。週末にふらりと海外旅行をしたくなったなら、候補に入れてみてはいかが?