本山順子の迷子のお守り〜お寺と神社、お散歩アラカルト〜 学問の神様で有名な福岡〈太宰府天満宮〉へ。(前編)3つの橋を渡って邪念の払う!

LEARN 2020.04.04

モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第46回目は福岡県太宰府を街詣で。学問の神様としてあまりにも有名な〈太宰府天満宮〉へお邪魔して参りました。なぜ学問の神様と言われるようになったのか、その成り立ち、参拝に際してのポイントなどをご紹介してまいります。それでは早速!詣でましょ〜う!

福岡 太宰府

親切な駐車場のおじさんに教えていただいた正式な参道。この商店街の陽気な空気に参拝への気持ちも高鳴ります!隈研吾さんがデザインされた大人気のスターバックスのコンセプトストアもこちらの通りにありましたよ〜!

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参道の突き当たりには「御神牛像」が。〈太宰府天満宮〉の御祭神である藤原道真公を語る上で切っても切れない深〜い繋がりがあります。道真公の遺骨を牛車に乗せて〈安楽寺〉まで進んでいると牛が急に動かなくなってしまい”これは道真公の御意志である”として、この地に埋葬されることになったのだそう。

福岡 太宰府

境内には他にも10体の御神牛像があるんですって!私は6体しか見つけられなかったのですが、探して回るのもまた違った楽しみが増しますね!表情がどれも違って可愛らしいです。

福岡 太宰府

鳥居をくぐると見えてくるのが立派な太鼓橋!3つの橋があるのですが、「過去」「現在」「未来」の三世一念の相を表わし、この橋を渡って三世の邪念を払うと言われています。水の上を渡って参拝者の身を清める橋でもあるんですね〜!

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この3つの橋がかかる池は「心字池」といい、池のほとりの曲線と池の浮島が草書の”心”の字がかたどられています。そして「過去」の橋を渡るにあたって大きなポイントが!それは”後ろを振り向かない”こと。

福岡 太宰府

二番目の平橋になっており、「現在」の橋は”立ち止まらない”ようにとのことですが、これがなかなか難しい!だって思わず立ち止まってしまいそうになるくらいとっても景色が綺麗なんです!

福岡 太宰府

「現在」の橋を渡りきったところに末社の「志賀社」があります。〈太宰府天満宮〉で国の重要文化財に指定されているのは本殿とこちらのみで、現存する最古の建物になります。こちらには海上安全の守護神「棉津見神三神」が祀られております。

福岡 太宰府

いよいよ最後の橋!「未来」の橋を渡るときは”つまずかないこと”がポイントになっております。そして、おかえりの際にはこれらの橋を渡ってしまうと”過去に遡る”ということになってしまうので脇道から抜けておかえりになってくださいね♪

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最後に手水舎で手と口を清めていよいよ参拝!いやしかし、こんなに大きな手水舎は初めて拝見いたしました!なんとこちらの手水舎は〈太宰府天満宮〉の裏手にある霊峰宝満山から切り出された一枚岩なのだそう!びっくり仰天です。

今回は〈太宰府天満宮〉へ参拝するまでをゆっくりとご紹介させていただいきました。心字池には立派な大楠も生えており木漏れ日を浴びながら、また噴水の水しぶきを感じて3つの橋を渡ると、本当にすっきりと清らかな気持ちになれます。心に少し留めておくだけで参拝までの道のりもより一層楽しくなりますよね♪それでは皆様も良いお参りを〜!
次回はいよいよ本殿へ!ご挨拶を済ませた後は太宰府名物!の梅ヶ枝餅をいただきます♪

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