
クラウス・ハーパニエミによるクリスマスアート『Celebration of Life -星の海の祝祭-』。 この冬、〈GINZA SIX〉の吹き抜けは巨大なクジラが泳ぐ宇宙空間に!
2017年のオープン以来、草間彌生さん、ニコラ・ビュフさん、塩田千春さんら著名なアーティストの大型アート作品を展示してきた〈GINZA SIX〉の中央吹き抜け。2019年のクリスマスシーズンはフィンランド生まれのアーティスト、クラウス・ハーパニエミさんの作品が展示されます。吹き抜けの巨大な作品はもちろん、館内のあちこちにも広がるハーパニエミさんの世界を味わってきました。
巨大なクジラ『Lightning Whales(ライトニング・ホエール)』が泳ぐ宇宙空間。

今回〈GINZA SIX〉の中央吹き抜けに現れたのは2頭の赤いクジラ『Lightning Whales(ライトニング・ホエール)』。青森県弘前のねぷた師によって制作された2頭のクジラは、それぞれ大きさ約10メートル! クジラたちは稲妻を吹き出しながら円を描くように宙に舞う姿に時空を超えたダイナミックなイメージが広がります。

今回のアートはハーパニエミさんが宇宙を舞台に描いた作品『Astral Sea(アストラル・シー)』の世界を〈GINZA SIX〉のためにアレンジしたもので、『Celebration of Life -星の海の祝祭-』と名付けられています。
『Celebration of Life -星の海の祝祭-』は宇宙に暮らすさまざまな空想上の生き物たちが、星の公転のようにそれぞれのリズムで動き、互いに影響しあってハーモニーを生み出しているという壮大な作品です。『Lightning Whales』の他にも『Astral Swan(アストラル・スワン)』、『Meteorite Grasshoppers(メテオライト・グラスホッパー)』などが登場します。

クジラたちが泳ぐ空間は、『Astral Sea』に登場するさまざまなキャラクターをプリントした6つのタペストリーに囲まれていて、果てしない宇宙のような広がりが演出されています。中央吹き抜けのアートは来年2月下旬まで展示予定です。
光る『Astral Swan(アストラル・スワン)』はフォトスポットとしても注目!

2箇所ある正面エントランスは作品の舞台である『Astral Sea』への入り口です。4丁目側エントランスは『Astral Swan(アストラル・スワン)』が作品の世界へ誘います。スワンは、フィンランドの国鳥でハーパニエミさんにとってもインスピレーションの源のひとつ。繊細な模様が施されたピンクのスワンは内部から照らされます。日が落ちた後には、幻想的な雰囲気になってフォトスポットとして人気が出そうです。

もう一方のエントランスでは、『Lightning Whales』が稲妻を放ちながら、惑星や流れ星の中を雄大に泳ぐ姿が描かれています。エントランスには床にも『Lightning Whales』や惑星が描かれていて、ハーパニエミさんの世界観が広がっています。
地下にも広がるおとぎ話のような『Astral Sea』の世界。

食品のフロアでもある地下2階には、2つのエスカレーター前のウィンドウにそれぞれ動く仕掛けのあるディスプレイが設置されています。ひとつは『Astral Sea Turtle(アストラル・シー・タートル)』。タートルがゆっくり足を動かす姿は見ていてもまったく飽きません。

もうひとつは『Ice Asteroids Mushrooms and Grasshoppers(アイス・アストロイド マッシュルーム アンド グラスホッパー)』。グラスホッパーは、まるで宇宙遊泳しているような動きを見せてくれます。

地下鉄の銀座駅と東銀座駅につながる通路にもハーパニエミさんのアートが展示されています。近未来的なイメージの地下道に、クジラ、スワン、グラスホッパー、クラゲ、タートルが描かれた3枚組のパネルが5組、飾られています。

生き物たちの表情やきらめきのような繊細なモチーフを見ていると、1組ずつに込められたストーリーが語りかけてくるかのようです。
〈GINZA SIX〉の一部店舗では、コラボレーションアイテムも充実。しばらく飾っておきたくなるようなパッケージのお酒やお菓子、雑貨が揃っています。ハーパニエミさんの世界に繋がる小さなアイテムを自宅に置いてみるのもいいかもしれません。
未知の生き物、神話、そして宇宙と、ファンタジックなイマジネーションが広がる『Celebration of Life -星の海の祝祭-』。〈GINZA SIX〉でクリスマスシーズンにぴったりなアートの世界に触れてみませんか?
〈GINZA SIX〉 クリスマスアート『Celebration of Life -星の海の祝祭-』
■2019年11月5日~12月25日(中央吹き抜けは2020年2月下旬まで公開)
■東京都中央区銀座6-10-1
■03-6891-3390
■ショップ・カフェ 10:30~20:30、レストラン 11:00~23:00
※一部営業時間が異なる店舗あり
■不定休
■公式サイト