フレンチ出身シェフが手掛けるケーキ×かき氷。 まるでクレームブリュレなかき氷!奥渋谷〈セバスチャン〉のドルチェ氷、気になる作業工程を大公開。

LEARN 2019.07.30

ありそうでなかった〈セバスチャン〉のおしゃれかつユニークなかき氷は、ゴーラーにも新しい刺激を与えた、画期的なものばかりです。Hanako特別編集『Hanako sweets いつだってかき氷。』「純氷の世界」よりお届け。

かき氷の新しい扉を開く、ドルチェ氷というジャンル。

「イチゴのクレームブリュレ」1,200円。バニラソース→イチゴのコンフィチュール→かき氷を繰り返して重ね、最後にメレンゲをのせる。その上にフランス産カソナード(赤砂糖)をのせて、バーナーであぶったら完成。
「イチゴのクレームブリュレ」1,200円。バニラソース→イチゴのコンフィチュール→かき氷を繰り返して重ね、最後にメレンゲをのせる。その上にフランス産カソナード(赤砂糖)をのせて、バーナーであぶったら完成。

店主の川又浩さんはフレンチ出身。その経験から自分にしかできないドルチェ氷を作ろうと試行錯誤を重ね、到達したのが写真のかき氷の数々。一見クレームブリュレやショートケーキそのものなのに、スプーンを差せばホロリと崩れるかき氷なことに驚愕する。

「レモンとミックスベリーのレアチーズ」1,200円。味はミックスベリー・チーズケーキそのもの、食感はかき氷というまったく新しいスイーツ。トッピングに散らしたココアクッキーは、クランブルで作るレアチーズケーキの台をイメージ。
「レモンとミックスベリーのレアチーズ」1,200円。味はミックスベリー・チーズケーキそのもの、食感はかき氷というまったく新しいスイーツ。トッピングに散らしたココアクッキーは、クランブルで作るレアチーズケーキの台をイメージ。

「かき氷で作れないのはロールケーキだけ」という川又さんのかき氷ワールドは無限に広がる。

ドルチェ氷はこんなふうに作ります
ケーキのようなかき氷登場!パティスリーとかき氷の出逢い。

セバスチャン (53)

クレームブリュレの仕上げは、なんとバーナー。かき氷をあぶるという斬新さにびっくり。

セバスチャン (12)

皿の上に型をのせ、ひっくり返して中を取り出す。まわりに生クリームを塗ればショートケーキに。

セバスチャン (5)

形を整えるために使うのはケーキ型。シロップやフルーツを層にして、空気を抱き込むように重ねる。

〈セバスチャン〉

奥渋谷に佇む、健康志向のお弁当とドルチェ氷のお店。来店前にTwitter(@hk_sebas)で当日メニューをチェックして。
■東京都渋谷区神山町7-15
■03-5738-5740
■11:00~19:00 金休 
■18席/禁煙

ナビゲーター…原田 泉さん

映像作家・プロデューサーのかたわら日本全国のかき氷を食べ歩き、かき氷写真家・評論家としても活躍中。著書『にっぽん氷の図鑑Best50』(ぴあMOOK)など。

Hanako特別編集『Hanako sweets いつだってかき氷。』では、おいしいかき氷を多数ご紹介しています!

かき氷2

(Hanako特別編集『Hanako sweets いつだってかき氷。』掲載/photo:Shinichi Yokoyama text:Izumi Harada)

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