All Aboutガイド「個人的に史上最高!」 パン好き必食の絶品ミルクフランス4選。濃厚で甘いミルククリームにハマっちゃう!
シンプルな生地に濃厚で甘いミルククリーム…飽きのこないおいしさで、不動の人気を誇るミルクフランス。実力派ベーカリーをはじめ、パン好き必食の絶品ミルクフランス4選をご紹介します。
1.〈La tavola di Auvergne〉/京成小岩
葛飾区役所前の桜並木の道で〈ブーランジュリー・オーヴェルニュ〉を長年営んできた井上シェフ。イートインスペースのある店を開きたいという夢をついに叶えた。買ったパンはドリンクを頼めばテーブルで食べられる。
フランスパンの名門〈ドンク〉出身。それだけにバゲット生地ははずさない。ミルクフランスは、バゲットにある小麦の甘さと練乳クリームの甘さがスイングしあう。軽さの中に味わいのある生地が、ひりひりするようなクリームの甘さを癒す。
店のテーマはイタリアへの憧憬。スフォリアテッラはイタリアのデニッシュ。厚めの一層一層はくっきり分かれ、それゆえにカリカリとして、中からどろりクリームチーズが甘酸っぱく現れる。イートインスペース最大の売りは、本場ナポリのレシピを元にしたピッツァ。500度という超高温を発するピッツァ専用窯で焼き上げる。
もちもちとした食感が印象的。オイルと塩で高められた小麦の白い味わい。
したたるラム酒とホイップクリームの、気が遠くなるほどのマリアージュ。
〈La tavola di Auvergne〉
取り置き可(電話にて受付)。イタリアパンが充実している。駐車場4台あり。京成立石に本店〈ブーランジェリー・オーヴェルニュ〉がある。
■東京都葛飾区細田5-9-15
■03-6657-8688
■7:00~19:00 無休
■22席/禁煙
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo:Keiko Nakajima text:Taeko Terao edit:Kahoko Nishimura)
2.〈Boulangerie Le Ressort〉/駒場東大前
「店頭に並ぶパンから、ストイックな職人魂と『街の人々が好きなパンを焼こう』という気持ちがしっかり噛みあうのを感じます。どのパンも等しく愛をこめて焼き上げられているよう」(All Aboutガイド・川口葉子)
「個人的に史上最高のミルクフランス!」。120円円。
All Aboutガイド・川口葉子/喫茶時間を愛するライター。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』(祥伝社)、『東京の喫茶店』(実業之日本社)など。雑誌やWebでカフェ特集などの監修、記事執筆多数。
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo : Yuko Moriyama text : Kahoko Nishimura edit : Kayo Yabushita)
3.〈la Boulangerie Naif〉/若林
惜しまれながら一度閉店した〈ナイーフ〉。この店名を聞いてピンときた人も多いはず。中目黒から始まり、代官山で大盛況だったお店が閉店したのは2007年のこと。店主の谷上正幸さんは、店を閉めた後も様々な場所でパンを焼き続け、昨年、満を持して9年ぶりに実店舗を構えた。「昔はパンはこうじゃなきゃいけないという思いが強くて」と谷上さん。それが変わったきっかけは、数年前に国産小麦に出合ったこと。いまは、日本中から厳選した国産小麦を使い、最初から最後までひとりで作っている。それを支えるのが、奥様のフミエさん。二人が新拠点に選んだのは、世田谷の若林。「とにかく地域の方が温かくて」と夫婦でこの場所が好きになり、地名をつけた若林ブレッドも登場。18時間発酵させ、粉の旨みと甘みを引き出したこの食パンは早くも看板商品になっている。
もちろん、昔ながらのメニューも再び並ぶ。取材の日も、中目黒店からの常連だったという男性客が「懐かしいな」とミルクフランスを購入。
日々食べたい食事パンに菓子パン、はたまたドイツパンなど、偏りのないラインナップも日常使いしてほしいという想いから。「10年間の集大成」という言葉通り、より食べやすく、おいしくなったパンを目指して。
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo : Kaoru Yamada text & edit : Kisae Nomura)
4.〈アンデルセン〉/東京
さっくり歯切れの良い生地に、ミルク風味のクリームを絞りました。口どけがよく、クリームと生地が一体となったおいしさが特徴。おやつにおすすめの人気商品です。
〈アンデルセンエキュート東京店〉
■東京都千代田区丸の内1-9-1 サウスコートエキュート内
■03-3211-9008
■7:00〜22:00、日祝〜21:30