新年は美味しいパンでスタート。 仕事始めの朝は贅沢モーニング!【東京】早起きして行きたいおしゃれベーカリー。
2019年は憧れベーカリーの朝食からスタート!今回ご紹介するベーカリーは、東京都内でも特に名の知れた人気店。そんなお店のモーニング目当てなら、早起きだって文字通り「朝飯前」に決まってる!?
1.もはや、バゲットの代名詞とも言うべき名店〈ヴィロン 渋谷店〉/渋谷
朝9時の〈ヴィロン〉ほど悦楽に満ちた場所はない。この店のパンがフランス的な理由。小麦粉はフランスの最高級品レトロドール、水は高硬度のコントレックスをブレンド、オーブンはボンガード、ミキサーも分割機もフランス製。このブラッスリーに座って、天井に反射した赤い光を浴びながらプティ・デジュネを食せば、自分がいるのが渋谷なのか、ジョルジュ・サンクなのか、見失ってしまう。
バゲットに、クロワッサン、パン・オ・ショコラ。ヴィエノワにショソン・オ・ポムさえも。大きなバスケット山盛りになったパンから、好きなものを選ぶ。トレイの上の6種類のコンフィチュールはジャムの王様と呼ばれる「フランシス・ミオ」。のみならず、ベルギーのチョコスプレッドとパリ〈レザベイユ〉のはちみつ。これらは塗り放題なのだから、ヴィロンのパンへの冒涜だとそしられようが、たくさんつけすぎずにいられない。
土日祝は開店と同時に満席になることも。
(Hanako特別編集FOOD東京名作パン屋さん30 P77掲載/photo:Youichiro Kikuchi,Akiko Mizuno)
2.名店〈ペリカン〉の心踊る愛らしいパンを、口に運ぶ喜び!〈ペリカンカフェ〉/浅草
店舗デザインを手がけたのは酒匂ー克之さん。「歴史あるペリカンの哲学は変えられないし、顧客のイメージを裏切るようなことはできない。でも、フレッシュな感覚は盛り込みたい。そこで、アノニマスな感じの店作りができたらなと」。
家具はさりげない、個性の強くないものに。店舗デザイン同様、上質だけど匿名性があるものを選んである。床にもご注目。ひと昔前によく使われていた高価なテラゾーに真鍮目地。
食材に合わせて厚さと焼き加減を調整。
(Hanako1144号P22〜25掲載/photo : Taro Hirano text : Michiko Watanabe, Wako Kaneshiro)
3.オーガニック素材にアンティークの器。こだわりいっぱいの朝ごはん。〈15℃〉/代々木八幡
パン店〈365日〉のオーナー杉窪章匡さんによる、朝から夜まで多彩に楽しめるお店。メインのお皿は江戸後期~昭和初期に作られたアンティーク。「国産のオーガニック素材を使い、日々体にやさしく新しいものを。そんな料理に合うよう日本のお皿を選んだ」と杉窪さん。サイドの皿はフランスの陶磁器「jars」。
18:00~はレストラン〈ヨル15℃〉に。