鎌倉一の景観と言われるお店も! 一度は堪能したいお団子やわらび餅。【鎌倉】絶品甘味処スポット!
今年のお出かけ初めは、都内から少しだけ足を伸ばして、鎌倉に出かけてみるのはいかが?今回は、鎌倉で愛される甘味処をご紹介します。もっちり柔らかな食感のだんごや優しい甘さのわらび餅など、新年の始まりにもぴったりな鎌倉スイーツを集めました。
1.〈海光庵〉の「大吉だんご」
鎌倉から江ノ電に揺られ、長谷駅で下車。海を眺められれる長谷寺境内の甘味処。高台にある店は眼下に長谷の町と海岸線を望み、その景観は鎌倉一といわれるほど。
ヴィーガンメニューもそろう。名物「大吉だんご」は、焼かずに蒸し上げているためもっちりやわらか。みたらしあんのこっくりした甘さと独特の食感がやみつきに。
厳選緑茶を南部鉄器で熱々のまま提供。お茶でしっとり喉を潤して。「緑茶(急須)」500円(税込)
(Hanako1148号掲載/photoa : Youichi Nagano, Tomo Ishiwatari text : Etsuko Onodera)
2.〈中村屋羊羹店〉の「わらび餅」
1902(明治35)年創業。初代考案の「元祖海苔羊羹」で知られる和菓子舗。その4代め渾身の甘味が味わえるのが店に隣接する茶店。江の島を大きく二つに分ける境目、“山ふたつ”を見下ろす場所にあって窓からの眺めも上々だ。
手で練り上げ、コーヒーで風味づけしたわらび餅は、なめらかな口あたりでプルプルと心地よい食べ応え。抹茶との相性もよく、食べ終える頃には再び歩き出す元気が湧いてくる。
3.〈イワタコーヒー店〉の「ホットケーキ」
木漏れ日が差し込む庭に面した奥の席が特等席。小町通りが閑散としていた戦後すぐに開業。ソファはレトロかわいい50年モノや、同じようにしつらえたレプリカを使っていて、毎朝開店前にスタッフが磨き上げる。
人気メニューだけに、土日は40分待ちもあり。名物のホットケーキと絶品コーヒーを片手に、昭和の美意識を堪能して。
(Hanako特別編集『喫茶店に恋して。』掲載/photo:Akira Yamaguchi text:Mitsuharu Yamamura)
4.〈紀の国屋本店〉の「アイス最中」
青銅の鳥居から続くにぎやかな弁財天仲見世通りの中ほどにあるのが寛政元年創業の〈紀の国屋本店〉。昔ながらの手仕事で餡を炊いて練り上げ、ひとつひとつ生地で包む「女夫(めおと)まんじゅう」が名物だが、アイス最中もおすすめ(1個250円、税込)
サザエやホタテ、ハマグリを模した最中は香ばしくサクッと軽い。豆の風味豊かな餡やアイスとの相性もぴったり。餡は粒餡とこし餡から、アイスはバニラ、抹茶、小倉から好きなものを組み合わせて。
(Hanako1135号掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Mutsumi Hidaka)