ストライプ飲みって知ってる? 飲める人も飲めない人も楽しめるノンアルも自慢のお店4選
1. 【京都】人と人との関係を育む、香り高き“飲む香水”と過ごす時間。〈幾星 京都蒸溜室〉

バーテンダー織田浩彰(ひろあき)さんは薬草酒をきっかけに、植物の香りを移したカクテルを追求し続けてきた。そのなかで生まれた「miatina」は植物を蒸留して造るノンアルコールスピリッツだ。「時間をかけて味わいたい、濃縮された香りを持つのがノンアルコールカクテル。香りを閉じ込めた水を使えば、嗜好性の高いものが作れるのです」。蒸溜室に備えたサロンでは、スタッフがオリジナリティあふれる一杯を供する。「たとえアルコールを飲まなくても、カウンターで共に過ごす文化はなくしたくないから」と、織田さんの情熱がにじむ。

住所:京都府京都市下京区六軒通高瀬川筋東入早尾町164-2 1F
TEL:075-708-2091
営業時間:14:00~22:00(21:30LO)
定休日:水木休
席数:10席
2022年12月開業。織田さんは祇園〈喫酒 幾星〉に立つ。
2. 【学芸大学】お酒好きも満足する、うまさを極めた貴重な一杯に出合う。〈Low Alcoholic Cafe & Bar MARUKU〉

元来大のお酒好きだった夫妻が営む、ノンアルコールドリンクを主体にそろえる店。今もお酒が大好きだからこそ、気分を損なわずに飲める度数0%のビールやワイン、スピリッツのセレクトに信頼がおける。「ノンアルコール飲料には流派がありますが、一度造ったお酒からアルコールを抜く“脱アルコール”など、造り方や材料が本来に近いものが好み」と店主の桜井鈴すず茂さん。日本では流通のないアイテムも海外から独自に取り入れ、おいしい一杯を追求している。


住所:東京都目黒区鷹番3-20-2
TEL:03-6451-0944
営業時間:18:00~23:30(金土~翌2:00)
定休日:月休
席数:10席
桜井さんがノンアルに目覚めたというビールは、特に類を見ない品ぞろえ。
3. 【神泉】神泉ハシゴ酒の合間に軽やかな一杯でクールダウン。〈Hone〉

季節野菜を使った無国籍料理が人気のダイニング。オープンから3年、ノンアルコールカクテルがひそかに人気だったが、この1年でメニューを増やし、オリジナルモクテルは6種に。シグネチャーの「Hone スプリッツァー」にはアールグレイとオレンジを合わせ、アペロールやカンパリを使ったカクテルをイメージした。1階のスタンドと共通して提供する月替わりのフルーツカクテルなど、ドリンクにも野菜や果物のニュアンスを加え、フードともペアリングしやすい。


住所:東京都渋谷区円山町17-2
TEL:03-6416-1733
営業時間:12:00~15:00(料理13:00LO)、18:00(土日祝17:00)~23:00(料理21:00LO、ドリンク22:30LO)
定休日:ランチは土日祝のみ、不定休
席数:25席
4. 【中目黒】芳しさを堪能するジンの魅力はノンアルコールでも健在。〈The World Gin&Tonic〔Antonic〕〉

個性豊かなクラフトジンはブームとなり、いまや定番化。今は、ノンアルコールの進化が期待されている。ジントニックを専門に扱うこの店では、国内外の生産者による8種を提案。「ジンは香りを楽しむもの。バラ、クロモジ、レモンなど使う材料のフレーバーが濃縮されているので、お酒に詳しくない人にも身近でわかりやすいはず」とは、マネージャー・笠原優夏さんだ。特徴に合わせてグラスの形を替え、香りや味わいがより楽しめるように工夫されている。


住所:東京都目黒区東山1-9-13 東山鈴房荘1F
TEL:03-6303-1729
営業時間:17:00(土日祝14:00)~23:00LO
定休日:不定休
席数:20席
180種以上のジンを飲み比べるコース(60分LO、90分制)4,000円も。




















