目の前で私のためだけにショートケーキを作ってくれる。六本木〈PÂTISSIÈRE MAYO〉
目の前で、自分のためだけにケーキが作られる…そんな至高の体験ができるのが六本木の〈PÂTISSIÈRE MAYO〉。なんとこちらで提供される「できたてしょーとけーき」はイチゴやクリームがのっていません。その理由や、ライブキッチンスタイルをスタートしたきっかけを教えてもらいました。
自分のためだけに作られるショートケーキ
カウンター越しに目の前で、自分のためのショートケーキを作ってもらう貴重な体験が叶うのがこちら。オーナーシェフの宮田真代さんは、銀座のフレンチ〈ラール・エ・ラ・マニエール〉など、数々の名店でコース料理のデザートを任されていたパティシエールだ。当日に焼き上げて冷ました生地をカットし、泡立てた生クリームやイチゴをのせてケーキを組み立てていく。全体を生クリームで覆って仕上げるまで、ほんの5分ほど。純白色で円筒形のシンプルなフォルムがトレードマークだ。
その訳は、イチゴをのせたりクリームを絞ると崩れるほどの軟らかさに仕上げているからだそう。口にすると、生地とクリームが調和して瞬時に消えていく。
「口どけのよさと同時に、イチゴのみずみずしさ、甘さ、溌剌とした香りを表現することができるのは、アシェット・デセールの醍醐味」と、シェフ。
このスタイルでショートケーキを提供しようとしたきっかけは、友人宅でショートケーキを食べたいとの要望に応え、見ている目の前で作ったことから。
「その場でしか味わえない食感や香りに改めて気付き、自分の中での概念が変わりましたね」
テイクアウトすることができない、〝できたて〞だからこそのスペシャル感を楽しみに。
PÂTISSIÈRE MAYO(パティシエール マヨ)
住所:東京都港区六本木7-10-2 3F
TEL:なし
営業時間:18:00~23:00
定休日:日月火休
席数:10席
完全予約制。予約サイト「OMAKASE」にて、毎月20日12:00~、翌月分の予約が可能。同ビル2階に、ジェラートと焼菓子のショップ〈PÂTISSIÈRE MAYO flat〉を2023年8月にオープン。