無人駅にパン屋がオープン!
大阪のパンの名店〈パンデュース〉の狙いとは?
FOOD 2023.10.26
大阪の人気ベーカリー〈パンデュース〉が、なぜか石川県の無人駅に出店。一体どんな経緯があったのでしょうか?地域にもたらした影響とともに紹介します。
地域活性化のきっかけになったベーカリー
無人駅となった石川県のJR大聖寺駅に大阪の名店〈detout Painduce 〉がオープンしたのは、2022年6月のこと。加賀市の駅再生事業に参画し、パン屋の売り上げの一部は、駅舎の運営費に充てられているという。駅の利用者は高校生が大半とのことで、送り迎えの際にパンを買う人も。〈パンデュース〉の代名詞ともいえる野菜パンには、加賀れんこんや味平かぼちゃなど地元の野菜、さらに加賀棒茶や「じろあめ」など地元の名産品を使ったものも。父の日にはこどもパン教室を開くなど、周辺の集いの場としての役割も果たすように。
「『駅に遅くまで明かりが灯っているのがうれしい』なんて声を聞くと、やりがいを感じますね。いい形で地方駅のモデルケースとなれるよう、頑張っていきたい」と店長の中谷年伸さん。
デ トゥット パンデュース 大聖寺店
住所:石川県加賀市熊坂町イ136JR大聖寺駅内
TEL:0761-76-7035
営業時間:9:00~21:00(cafe・コワーキングスペース~22:00)
定休日:無休
席数:50席
Instagram:@painduce_daishoji
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