ほっとする甘い幸せ、揃ってます。 長年地元に愛されるお店。吉祥寺散歩のおともに寄りたい【甘味処】3選
おしゃれなお店や公園、ディープな飲み屋などが揃う、休日のお散歩にはぴったりな街「吉祥寺」。歩き疲れたり、ちょっと一息着きたい時にぴったりな、甘い幸せもあるんです。
1.吉祥寺で和菓子を食べたくなったらここ〈いせ桜〉
新宿で創業したのは140年以上前。吉祥寺に店を移してから60年以上も経つこの店は、餅菓子と赤飯の店として地元の人に愛される存在。
代名詞の餅は餅米の最高級品・宮城県産「みやこがね」を使い、柔らかさを強調。中にあんが入った「みたらし団子」2 本入240円(税込)は、塩気と甘さが絶妙に絡む新たな名物。
横丁からはみ出すほど行列ができる「赤飯」 500g 580円はいつも出来たてで、それを駅の近所で購入できるのも魅力的。
2.つぶあん好きにはたまらない、絶妙な甘さの鯛焼き〈たいやき そら〉
かつては中道通りの屋台からスタートし、3 年前から店舗を構えた鯛焼き店。昔ながらの一丁焼きにこだわった鯛焼きは、牛乳や卵不使用で、無農薬の北海道産小豆で作ったあんこを薄皮で包んだパリパリ感が身上。
沖縄産の黒糖やビートグラニュー糖、伊豆大島産の塩など国産にこだわった調味料のおかげか、甘すぎず、懐かしい味わいの鯛焼きは、つい2 個3 個と手が伸びてしまう。
イートインも可。
3.ヘルシーでほっとする味〈台湾茶藝館 月和茶〉
台湾出身のオーナー・楊明龍さんが営む台湾家庭料理の店。大人気メニューといえば「魯肉飯」。これはオーナーが「子供の頃からよく食べていた我が家の味」という代物で、台湾の香辛料が香る甘辛い豚肉が特徴。
また台湾のスイーツ類も豊富で、中でも最近登場した「豆花」680円は、自家製の豆腐に白キクラゲやタピオカ、緑豆白玉など日替わりのトッピングを楽しむ台湾の国民的スイーツ。トッピングは日替わりでこの日はサツマイモ煮やハト麦などが。
かつては経堂にもあった店舗を、吉祥寺店に統合させてから早10年。内装はオーナーの手作り。
(Hanako1129号掲載:photo:Kanako Nakamura illustration:Kenta Kaido text:Kimiko Yamada)