もっと!「日本の美味しさ簡単レシピ」 甘いマヨネーズに衝撃!ホワイトアスパラの缶詰を懐かし味のサンドイッチに!
旅行先で買ったり、おみやげでもらったストックフード、キッチンに埋もれてませんか?その1品、ぱぱっとひと手間加えるだけで、きちんとしたひと皿になるんです。料理家さんたちが提案する、日本各地のストックフードを使った簡単レシピの連載を、より詳しく、コツやポイントとともに紹介します。今回は口尾麻美さんが「ホワイトアスパラの缶詰」をアレンジしました。
八皿目 口尾麻美さん×ホワイトアスパラの缶詰 甘じょっぱい味わいがクセになるサンドイッチ。
ホワイトアスパラといえば、かつては缶詰がおなじみだった食材。独特の柔やかな食感で、口にすると思わず懐かしい……とつぶやいてしまうひとも多いのでは。今回はそんなホワイトアスパラの缶詰をサンドイッチに。「そんなに主張する味ではないので、そのまま生かすとよいかなと思います。スープに入れても」と、口尾さん。
▶まずは、材料の下準備をします。
今回もすごくカンタン!マヨネーズソースを作って、あとは食材をパンにのせてサンドするだけ。
▶マヨネーズとグラニュー糖を合わせてソースを作る。
マヨネーズと砂糖を混ぜる。今回のサンドイッチは、パンにぬるマヨネーズを甘くするのがポイント。メープルシロップやはちみつでもよいけれど、その風味がつくので、ここではあえてシンプルなグラニュー糖で。
▶マヨネーズと砂糖をよく混ぜ合わせる。
マヨネーズが黄色くぽったりするまでよく混ぜる。「砂糖を加えるとマヨネーズの酸味がマイルドになります」と、口尾さん。
▶マヨネーズソースをパンにぬり、ハム、ホワイトアスパラをのせる。
片方の食パンにマヨネーズソースだけをぬり、もう片方にはソース、ハム、水気を切ったホワイトアスパラガスをのせる。「ハムは薄いほうがホワイトアスパラの優しい味わいとバランスがよいでしょう。のせる本数はお好みで」と、口尾さん。
▶アクセントにディルを散らして。
最後にディルをちらす。または、胡椒でも。
▶パンをサンドして半分に切ったら、できあがり。
マヨネーズソースをぬったパンを上にのせて、半分に切って完成。甘いマヨネーズ?!って思うかもしれないけど、コレはまります。ハムの塩気とあいまって、禁断の甘じょっぱ味。ホワイトアスパラならではのやわやわとした食感とのバランスは抜群で、これ、今までなんでやらなかったんだろう〜という軽いショウゲキをうけること、間違いなし!
今回使用したのはこちら
【ホワイトアスパラ缶詰】
北海道の農産品を缶・瓶詰として販売する「クレードル」の定番。とろけるような風味と香りを閉じ込め、ホワイトアスパラガスを水煮に。250g 724円(税込)。
■お問い合わせ:北海道どさんこプラザ有楽町店 03-5224-3800
今回のレシピはこちら
【ホワイトアスパラのサンドイッチ】
材料(2〜3人分)
食パン(6枚切り)…………4枚
ホワイトアスパラ缶…………1缶
ハム(薄め)…………………2枚
ディル…………………………適量
マヨネーズ……………………大さじ4
グラニュー糖……………大さじ11/2
※お好みで加減してください。
作り方
1.マヨネーズとグラニュー糖を混ぜる。ホワイトアスパラは水気を切って、キッチンペーパーなどで余計な水分を取る。
2.食パンに1.のマヨネーズソースをぬり、ハムを1枚のせ、ホワイトアスパラを5〜6本並べてディルを散らす。
3.マヨネーズソースをぬった食パンを上にのせ、半分に切る。残りも同様に。
レシピを教えてくれたのは……
【口尾麻美】
くちお・あさみ/料理研究家、フォトエッセイストとして旅先で出合った料理や食文化を紹介。著書に『旅するリトアニア』『トルコのパンと粉ものとスープ』など。台湾の「大同電鍋」を使ったレシピ本『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話』を刊行したばかり。
photo:Jun Kato