ロマンチックで新しい街へ。浅草・谷根千 Magazine No. 1144 2017年10月19日 発売号
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掲載店舗
- かき氷 甘味処 芋甚あん好きにオススメは「小倉あんみつ」480円(税込)。あんと小倉アイス、共に自家製で甘さ控えめのやさしい味。
- 喫茶店 ハトヤこの店のチャームポイントである鳩のロゴマークは、先代がデザインしたもの。店のドアやコーヒーカップをかわいらしく飾っている。1927年の創業以来のレシピを継承し、人気の「玉子サンド」600円はシンプルそのもの。〈ペリカン〉の食パンに自家製マヨネーズを塗り、卵焼きを挟んでいる。
- タイ料理 【移転情報有り】タイ屋台メシ MONTEE 13まるで路地裏に迷い込んだような小さな店がひしめく浅草地下街でひときわカラフルなスツールや卓上シートに惹かれて近づけば、そこはタイ! 野菜たっぷりの油ソバや自家製発酵ソーセージ、揚げ青パパイヤ、グリーンカレーなど、本国さながらに辛ーくて甘いタイの屋台料理をスコタイ出身の母娘が供す。注文を受けてから作る料理はフレッシュ&ヘルシー。
- ビストロ MICRO BISTRO Pétanqueカウンターのみ8席の小空間は「マイクロビストロ」の名に相応しく、オーナーシェフ山田武志氏が気取らず、手早く、思いもかけぬ旨い料理を出すリズムは浅草らしく、粋。ミョウガ、カイワレ、大葉ほか薬味をサラダのようにたっぷり添えたサンマの燻製具合は程よく、洋梨とローストトマト&モッツァレラは自然派ワインをもう一杯進ませるみずみずしさ。直送で届く山梨のオーガニック野菜や、浅草の老舗精肉店の最良の肉の部位を使えるのも、少人数の客が相手の小さな店ならでは。
- カフェ コーヒー専門店 バー KAPPABASHI COFFEE & BAR〈合羽橋珈琲〉の名で約12年続いた店が、昨年10月にリニューアル。一枚板のカウンターなど、木のぬくもりに満ちた内装は継承されている。コーヒーフロート750円(税込)には、小石川のスペシャルティコーヒー専門店〈karta coffee〉のグアテマラなどを使用。バニラアイスに負けないコクの深さが魅力だ。
- 洋食 grill GRAND浅草に昭和16年(1941年)に創業したのが〈グリル・グランド〉。現在、ホールを担当するのは2代目オーナーの譲一さんと洋子さん夫妻。マネージメント担当は長男の昌一さん。厨房で腕を振るうのは3代目の次男・坂本良太郎さん。そして今、6歳の優歩君は4代目有力候補である。 厨房を任されている3代目は、イタリアンやフレンチの店で修業を積んだのち実家に戻り、先代から続く「グランドの味」の伝統を守りつつ、3代目ならではの新風を吹き込んでいる。
- 喫茶店 純喫茶マウンテン約30㎝もの高さを誇る「スカイツリーパフェ」をはじめ、この店のメニューはビッグサイズがお約束だ。イチゴのシロップで作った「レッドベリーソーダ」800円(税込)には、バニラアイスではなくソフトクリームをオン。グリーンのクリームソーダと並べてみるとさらに迫力がアップし、SNS映え間違いナシ。2階には下町名物もんじゃ焼きが食べられる〈お好み焼きマウンテン〉も。
- ビストロ GENTILフランス東部、アルザス地方の風土や人、その料理とワインを愛する店主、富田裕之氏が8年前にオープン。シュークルートはもちろん、ベーコン、ソーセージやマスタードまで自家製する丁寧な料理は食後感の爽やかな優しい風味。豊富にそろうアルザスワインはリーズナブルで、全てグラスで賞味可。アルザスの極薄ピザ、タルトフランベのランチも好評だ。
- 洋食 レストラン吾妻創業は1913年。「カレーライス」3,500円はソースに特徴あり。溶いたバターに英国〈C & B〉のカレー粉、小麦粉を練り入れ、オーブンで焼いてからブイヨンや果物をあわせる。注文が入ってから炊き上げる天日乾燥米のご飯のおいしさも格別。
- ワインバー ワインバーセッキー住宅地に忽然と現れる小さな横丁、初音小路の一番奥にある小さな小さなワインバル。フランスを頻繁に訪れるという関泉さんの創作フレンチは絶品なので、おなかをすかせて訪れるべし。リピーターですぐ満席になるけれど、お店全体で盛り上がれる一体感はやみつきに。バルというよりサロンのような空間で、お酒と会話とまどろむような谷根千時間を楽しめる。近隣のお店もそれぞれ個性的なのでバーホッピングもよし。 夕焼けだんだんからさんさき坂方面に進んですぐの初音小路の奥。カウンター8席だけのお店なのでふらりと立ち寄って席があればラッキー。